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虫のしらせ
 先週の金曜日に亡くなったプシュペのお葬式があった。そこで聞いた話。(*スリランカは日本以上に、「縁起かつぎ」にこだわるお国柄です)

 一般的に、家を作るとき西向きの入り口は良くないとされている。そういえば、我が家も最初に私が作ったプランでは、入り口が西を向いていた。道路に面しているのが西側なので、自然とそうした。しかし、それは良くないということで、一番良い向きとされる南向きに変更した。入るときは北向き、出るときが南向きがいいのだという。

 プシュペの家は、入り口が西向きになっている。しかしプシュペはその入り口から出ることはせず、必ず東向きの裏口から出て、ぐるりとまわって外に出るようにしていたという。

 ところが、なぜか亡くなった日は、そのまま西向きの入り口から出て仕事に向かった。一緒に住んでいるプシュペの義母が気付いたそうだ。

 他に、出かけるときに犬が、別に濡れたわけでもないのに体をパタパタと震わせたり、遠吠えをするときは、良くないしらせなので、出かけるのを待ったほうがいいらしい。

 プシュペが仕事に行こうと門から出たとき、エサをあげているのでいつも家の近くにいる野犬がブルブルと体を震わせた。それに気付いたプシュペはその場で立ち止まり、仕事道具(斧など)を地面に置き、しばらく動かなかった。

 そこへ通りかかった友人が、「なんで立ち止まっているのか」と聞くと、犬の話をしたという。友人がこれからコロンボに行くと聞いて、プシュペは「気をつけて」と言った。友人を見送り、プシュペはしばらくして仕事に出かけていき、そのまま帰らぬ人となった。

 もちろん偶然かもしれない。起きてしまったから、後から人が「そういえばこうだった」と言うのかもしれない。でも、なにか虫のしらせがあったのだと思う。彼のホロスコープにはなんと書いてあったのだろうか。

 葬列はとても長い列を作り、家の前を通っていった。30代という若さと、慎重な仕事ぶりと、友人の多い人物だったので、こういう意味づけでもしないとその死を受け入れられないのかもしれない。
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コメント

Reikoさん、こんにちは。ランキングにて偶然見つけました。私は現在南インド在住です。11月にスリランカに行き、たいへん自然のきれいなところだと思いました。もう一度行きたいなーと思っていたら願いがかなり、来月初旬にまた行くことになりました。今回はコロンボとネゴンボに滞在予定です。スリランカ、きれいな国ですね。内戦がおしい。。。
---------- Fuco&D坊. URL│02/23. 00:18 [ 編集 ] -----

昨日、オーストラリアのゴールドコーストからかえって来ました。
真夏で表も歩くに暑かったのですが日陰ではとても涼しくて過ごしやすかったです。
スリランカ人のゲンを担ぐのはお付き合いがイスラム系の人がほとんどの為か初耳でした。参考にさせていただきます。出来たらゲン担ぎシリーズなるものをお願いしたいです。
---------- のぐちです. URL│02/23. 18:25 [ 編集 ] -----

Fuco&D坊さま
こんにちは。私はもう10年以上前に南インドを旅行したことがありますが、北インドとまったく違って驚きました。私は北よりも南インドの、穏やかでのんびりした雰囲気が好きなので、また行きたいと思っています。ミールスもおいしいですし。
でもスリランカに来てまたびっくりしたのが、こんなに南インドと近いのに、文化のみならず食事もまったく違うことでした。面白いですね。スリランカで南インドのスナック(ドーサやイドゥリなど)レストランがありますが、スリランカ風になっていました(笑)。
---------- Reiko. URL│02/24. 02:05 [ 編集 ] -----

のぐちさま
特に仏教徒(たぶんヒンドゥー教徒も)は、とにかく「縁起」にこだわります。なんといっても人生の節目で重要視されるのが、「ホロスコープ」ですから(笑)。
物事は始めるときなどは、このホロスコープで縁起のいい時間を選び、普段は時間にルーズなスリランカ人が、分単位できっちり時間を守る姿を見ると笑ってしまいます。彼らもやればできるのですね。
---------- Reiko. URL│02/24. 02:05 [ 編集 ] -----
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