ナイト・キャンプ
 今週は仕事に加え、来客が多くて忙しかった。睡眠不足のまま迎えた金曜日。葵の幼稚園では「ナイト・キャンプ」というイベントがあった。

 子供たちは15時に集合。親は18時から中に入れることになっていた。スリヤンガは前日に引き続き、朝美咲を学校に送ってから準備のため幼稚園に行っていたので、葵を幼稚園に送った後は、17時過ぎに私が美咲を連れて幼稚園に行くことになっていた。

 ところが、16時頃スリヤンガから電話があり、「今からすぐに来れる?」と言う。なんでも、子供や親に配る食事を作る予定だったコックが来ないらしい。物も足りないので、包丁やまな板、ボウルなども持ってきてとのこと。昼寝をさせていた美咲をたたき起こし、大急ぎで幼稚園に向かった。

 16時45分に到着。まだ材料の野菜は半分も刻んでいない。メニューはベジタブルライス、チキンの揚げ物、ベジタブル・チョプシー(野菜のあんかけのようなもの)と簡単だが、200名分以上の料理を用意しないとならない。急遽、スリヤンガが知り合いのホテルに頼んでコックを一人送ってもらった。コックに用意してあった材料を見せると、足りないものが出てきて、急いで近くのスーパーに買いに走るという、バタバタの状況。

 幼稚園主催のイベントだが、裏方の仕事はボランティアの親なので、指示系統がしっかりしてなくて、確認を誰にしたらいいかわからない。ともかくざっとキッチンのようすを見ると、チキンを揚げるための鍋が足りないし、コンロの火もひとつしかない。19時までに用意するという残り時間を考えると絶対に間に合わない。

 去年の7月に幼稚園の有志グループで行った、ヌワラエリヤ旅行のときの悪夢を思い出しつつ、ともかく足りないものを用意してもらえるよう指示した。チキンはまだ骨付きの状態だったので、慣れているコックに切ってもらい、私と何人かの親は野菜を切ることにした。

 幼稚園にキッチンはないので、外の適当な場所で切るしかない。普段、子供たちが腰を下ろせるくらいの高さの台なのでかなり低い。かがんで切っていると腰が痛くなるので、子供用のイスを貸してもらい、座りながら切った。ちなみにお母さんたちはサリーなどで着飾ってくるので手伝いをする人はいなく、私以外はお父さんばかり。スリランカ人のお父さん、ある程度料理ができる人が多いので、こういうときはとても助かる。

 私の担当はニンジンだったので、それこそ山のようにニンジンを切った。18時過ぎ、料理はどれくらい終わっているか見に行くと、とっくにチキンを揚げていると思ったら、まだ衣をつけているところで、コンロではベジタブル・チョプシーのためのお湯を沸かしていた。つまり、まだ何もできていない。コンロの火をふたつ使えるようにできる器具は、まだ届いていなかった。

 19時までに全員分を仕上げるのは難しいので、子供たち120分のチキンとライスを先に作ることを提案し、コックにはベジタブル・チョプシーを作ってもらい、もうひとつコンロの火が使えるようになったところで、ベジタブルライス用の野菜を炒め、チキンを揚げ始めた。予定より15分ほど遅れたものの、なんとか子供たちのは出来上がり、配ったり食べさせている間に親たちのも出来上がって、終わってみればそんなに遅くならずにホッとした。

 イベントの内容は、キャンプファイヤーなので中央に大きな薪を組んで火を燃やし、子供たちがその周りに丸く座って、イベントを仕切るグループに来てもらってゲームなどを楽しんだようす。私は裏で野菜を切っていたので前半は見られなかったが、葵のダンスはちょうどよく見られた。

 「葵がダンスリーダーなんだ」と張り切っていたダンスは、確かに葵がクラスをまとめるパートを踊っていて、とても上手だった。どの先生たちにも、「葵のダンス、ラッサナイ!」と褒められた。親たちのダンスでは、スリヤンガもキャラクターに変装して参加していて、とても盛り上がった。

 笑ってしまったのが美咲。顔見知りの子ばかりなので、すっかり葵のクラスの輪の中に入り、ゲームにも普通に参加していた。むしろ幼稚園の子供たちより、美咲のほうが数段楽しんでいた。3つも年齢違うのに、やっぱり美咲の精神年齢幼いなあ…。最後のゲーム、列車になって列を作るときは美咲だけ頭ひとつ飛び出てたけど、本人は全然気にしないで一緒に楽しんでいた。

 しかし、いつも思うのだけど、こういったイベントの時間が長すぎ。最後の花火が終わったのは22時15分。楽しかった葵と美咲は会場では元気だったけど、もうぐったりとした子がほとんどで、寝てしまっている子もいた。スリヤンガは簡単な片づけをしていくというので、私は先に娘たちを連れて車に戻り待っていた。

 うちの近所に住む先生を送っていって、ようやく家に着いたのは23時半。熟睡した娘たちを無理やり起こし、シャワーだけさせて寝かせた。

 ところで、どういう経緯でコックが来なかったのか聞いた。幼稚園の子の父親が働いているホテルから、彼の友人のコック2名が来ることになっていたが、まさかのドタキャン。それでも連絡がつかない時点で言えばいいものの、この父親が、ぎりぎりまで「もうちょっとで来るから」と言っていたらしい。ごまかしていても、最後はばれるのになんでこんな嘘を言うのか。まったく理解できず。

 お昼前に来るはずの人が来ないのだから、私だったら、遅くとも14時を過ぎた時点で、他のコックを探すと思うんだけど、「なんでもっと早く状況を連絡しなかったのよ!」とスリヤンガに怒ってしまった。スリヤンガはちょうどその時間帯、幼稚園の外に出ていたみたいだけど。

 逆算してスケジュールを考えるとか、工程を想定して効率よく作業を進められるよう準備するのが、スリランカ人は本当に苦手。学校の行事はここまで親が関わらないから、幼稚園のイベントはあとひとつで、卒園前のダンスコンサートのみ。親は大変だけど、最後の一回と思って頑張ろうと思う。

 ちなみにスリヤンガは、翌朝片付けのために幼稚園に行った。近いとは言えない、車で片道30分の距離。こういう片付けのボランティアもいつも決まったお父さんメンバー。大変だけど、スリヤンガを含め、こんなに幼稚園のイベントに関わる時間がある、スリランカのお父さんたちは幸せと思うことにしよう。

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