ニシキヘビ捕獲
 先ほど夕食を食べていたときのこと。門の近くでバイクが止まる音が聞こえたのでようすを見に行くと、道端に全長3メートルほどのニシキヘビ(Rock Python 学名:Python molurus)がいて、通りがかった人がびっくりして騒いでいた。このへんで野生のニシキヘビを見ることは非常に珍しい。何か食べた後のようでお腹が大きく膨れ、あまり動く気がないらしくじっとしている。

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棒で動きを封じつつ、ロープで頭と尾を結んで固定する

 この種だと、最大7メートル余りとなり、ヒョウをも襲うと言われているので、いくら毒がないと言っても放置しておくのは危ない。そこで捕獲作戦が始まった。こういった作業に慣れている近所のおじさんを呼びに行き、まずはロープで輪を作り、頭と尻尾を固定しようとする。尻尾はすぐ結べたが、頭は嫌がって逃げようとし、フェンスの隙間から我が家の畑に入ろうとした。

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頭をフェンスの隙間に入れ逃げようとする

 畑に入られてしまうと、その向こうは空き地で逃げられてしまうので、大人3人が必死に尻尾を引っ張り、頭を引きずり出そうとする。そのようすがおかしくて、大笑いしていた私だったが、するするとヘビが行きそうになったので、慌てて畑側に回り、庭用のホウキでヘビをつつき、それ以上中に入れないようにした。

 このとき、スリヤンガはヘビが怖いのであまり関わり合いたくないらしく、遠くで「気をつけて」というだけだった。それまで緩慢な動きだったヘビだが、私が正面からホウキで突付くと、大きく口を開けて咬もうと攻撃してきた。体に比べると口は小さい。暗いので口の中はよく見えなかったが、後で調べたらけっこう細かくて鋭い歯がたくさん生えており、咬まれると血が噴き出すくらいのケガにはなるらしい。

 ニシキヘビといえば、自分より体の大きい獲物を襲うときには、その体にぐるぐると巻きついて絞め殺してから獲物を呑み込むが、体に巻きつくと獲物の呼吸に合わせ、息を吐く度に肺を締め上げていき、窒息死させるのだという。怖い。一度巻きつかれるとそれを解くのは難しいので、とにかく巻き付かれないようにするしかない。

 といっても、アフリカニシキヘビなど攻撃的な他のニシキヘビに比べると、インドニシキヘビの性格はおとなしく、スリランカでもシーギリヤなどの観光地では、コブラ使いが見世物にしていて、ニシキヘビを肩に乗せて記念写真を撮ることができたりする。ゴールフォートでもときどき見かける。

 30分近く格闘していたのだろうか。なんとか、畑の外に追い出すことができ、ヘビの頭にもロープをかけることができて、ドラム缶の中に入れることができた。明日、野生動物保護局に連絡して、引き渡す予定。

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無事ドラム缶におさまったニシキヘビ

 近くで一部始終を見ていた娘たちは大興奮で、家に戻るとすぐ絵を描いていた。美咲の絵は、ニシキヘビの形や、体の太さの変化をリアルに描いていてとても上手。葵の絵は、ツチノコみたいなかわいいヘビだったけど、捕獲する作業をきちんと描けていた。なかなか楽しいひと場面だった。


【後記】 翌日、野生動物保護局に電話したところ、「そのへんのジャングルに放して」と言われ困っていたが、2日後に、Hiruニュースの取材があり、TV局が再度、野生動物保護局に連絡をしてくれ、引き取りに来てくれることになった。そのようすがネットニュースに上がっていたので紹介を。 (2016年9月22日) 

 ▽Hiru News (英語/写真)
 ▽News lanka tv (シンハラ語/動画) 


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