葵と一泊入院(1)
 先週は楽しくも忙しかった。1年半ほど前に我が家に滞在されたKくんファミリーが再訪。美咲と葵は、Kお兄ちゃんが大好きで、ヒッカドゥワに滞在中の4日間は毎日一緒に海やプールで遊んでもらった。怖がりで、なかなか水に顔をつけられない美咲も、Kお兄ちゃんと一緒だと大丈夫。マスクをつけてショノーケリングも楽しんでいた。

 そんなKお兄ちゃんが帰国した翌日、葵が朝から発熱。39℃近くもある。が、葵はとても熱に強く、これぐらいでも元気。咳や鼻水などの症状はまったくないので、疲れたのかなと思いつつ、ご飯も水分も取れているので、あまり心配せず寝かせておいた。

 ところが、美咲が学校から帰ってきて、バタバタと私がシャワーをさせているときに、熱性けいれんを起こした。スリヤンガの、「葵が…、葵が…」という悲鳴に近い声が聞こえ、慌ててバスルームから出ると、白目をむき、手足がけいれんしている。とりあえず横向きに寝かせ、急いで服を着て病院に行く用意をする。スリヤンガはすぐに近所の家に行き、人を呼んできた。

 病院に行くならと必要なものをバックに詰め込もうしていると、皆に後で取りに来られるからと言われ、そのまま葵を抱きかかえ車でヒッカドゥワの病院へ向かった。もうけいれんはほとんど治まっていたが、つらそうに泣くので急いで診察室に駆け込んだ。

 ヒッカドゥワエリアで救急医療となるとこの病院となるが、簡素な処置室に、若い看護師と年配のドクターがいて、特に急ぐ感じでもなく、ベッドに葵を寝かせ裸にし、看護師が体を水で濡らし冷やし始めた。手に少しチアノーゼが出ていたので酸素マスクをしたが、これがチャチな作りですぐ外れてしまう。私が手で押さえていると、葵が嫌がるので困った。

 ドクターはけいれんのようすや時間などを聞いてカードに記入し、救急車でカラピティヤ病院に行くようにと言うので、ウトウトとしだした葵をそのまま寝かせて待つ。しかし30分過ぎても救急車は来ない。救急車はその病院にはなく、7~8キロ離れたラジガマから来るというが、一刻を争う病状ではないにしろひどい対応。結局45分ほど待たされて到着した。

 救急車に付き添いは一人というので、私が葵を抱っこして乗り込む。もう一組、お腹が痛いという女の子とおばあちゃんを乗せて動き出した。運転手と助手席にアシスタント、後ろに看護師が一人乗っているが何をするわけでもなく、ベッドに女の子が寝て、脇の長いすにおばあちゃんと葵を抱っこしたまま座った。

 車内はまさかのエアコンなし。暑い。高熱なのにこの暑さは我慢できないと「エアコンはないの?」と聞いたが、窓を開けてくれただけ。走っている間は風が通るので、なんとか汗だくにはならなかった。スリランカの救急車、乗ってみてわかったが、サービスは移動だけ。もし瀕死の状態でも、応急処置すらしてくれないだろう。

 ちなみにスリランカ。サイレンが鳴っていても、多少注意は払う程度で、車はよけないし、徐行もしてくれない。よって、80キロ近く出したまま、いつもの追い越しをするので生きた心地がしない。「危ないからつかまって」と言われ、葵を抱きつつ近くの手すりにつかまっていたが、運転が荒く、救急車で事故だけは勘弁と願いながら乗っていた。

 手すりをつかまった手がしびれる頃、ようやく病院に到着。カラーピティヤは南部で一番大きく設備も整っているといわれる政府の病院だが、救急車で到着したのに誰も来ず、自分で荷物をかかえ葵を抱っこし受付へ。救急車の中にいた看護師がドクターが書いた診察カードを受付に渡すと、普通のイスに座るように言われ、葵の血圧、脈拍などを測った。

 そこへスリヤンガが到着。車で救急車の後を追ってきたのだが、その差わずか数分。社会勉強のためにも今回は乗ってみて良かったが、今後は救急車は利用する必要はないなと思った。長くなってしまったので、入院のようすは(2)へ…。

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