ターッタを偲んで
 ターッタが亡くなって1ヶ月あまり。ツイッターではつぶやいていたものの、気持ちの整理がつかずブログの更新ができずにいた。でも、我が家でターッタに会っている方もたくさんいらっしゃるので、ご報告をしておきたいと思う。

 6月20日に急逝、享年77。スリランカ男性の平均寿命が71.7歳(2010年度)ということを考えれば、周囲の人が言うように「十分な人生」だったのかもしれない。ただ、今まで大きな病気や怪我もなく、血糖値も血圧も正常で、食欲もあり、毎日散歩がてら一日に何度もカデに買い物に行くくらい元気だったので、「倒れた」という電話を受けたときは何が起こったのか理解できなかった。

 亡くなる2週間ほど前に、足の傷が化膿して腫れてしまい、近くのクリニックで薬をもらってきたが治らず、入院することになったのが1週間前。その後足の腫れはすぐにひき、4日後に退院する予定だったが、熱を出したのでもう2日ようすを見て、6月19日に退院した。

 そして翌日のお昼過ぎ、昼食を食べた後、テラスのイスに座ったまま意識がなくなっているのを、隣の家のおじさんが気付き病院へ。アンマーは台所で片づけをしていて、まったく異変に気が付かなかった。すぐにうちに電話がきたので、娘たちを隣の家に預け、私とスリヤンガは急いで病院へ向かったが、臨終には間に合わなかった。

 まさか足のケガで入院していて、しかも退院した翌日にこんなことになろうとは、信じられない思いでいっぱいだった。ちょうどターッタが入院していた時期、美咲が風邪で熱を出し、葵やスリヤンガまでうつってしまった状態で、お見舞いにはスリヤンガしか行けなかったのが心残り。

 「これをしてあげれば良かった」「あれもしておけば…」と後悔することはたくさんあるが、今年の2月にみんなでインドに行けたのは本当に良かった。まだ葵が1歳前なので、友人や親戚にはもう少し大きくなってからにしたらと言われていたが、アンマーとターッタが元気なうちにと今年に行くことにしたのだった。二人の長年の夢だった、ブッダの聖地巡礼ができて本当に喜んでいた。

 葵にはおじいちゃんの記憶は残らないかもしれないけど、写真を見せて、いっぱい抱っこしてもらったことを教えてあげたいと思う。
 

実家にホームステイしていたAさんが送ってくれた写真。
6月4日のポソン・ポヤデーの日に、近くのお寺にお参りに
行ったときの美咲と葵とのスリーショット


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コメント

我が家には後ろ姿のお父様の写真があり、リビングには一昨年の年賀状が飾ってあります。寡黙でシャイなお父様。優しかったですね。平均寿命が71歳?日本では先進医療のおかげで平均寿命がどんどん伸びています。これってどうなの…って、85歳の我が家の母を見ていて思います。色々と考えさせられる今回のブログでした。お父様のご冥福を祈りつつ…。
---------- あーちゃん. URL│07/30. 11:42 [ 編集 ] -----

 掲示板で、さき走って書き込んでしまって、ごめんなさい。
男性平均寿命71才は、経済先進国中(OECD)の下位国と同じぐらいの数字でかなり長命な方ですよね。他の方も言っておられたように、二人の孫の顔を見せてあげて、仏跡巡礼の旅を終えさせてあげられたReikoさんは、十分な親孝行をされたと、思います。平均より6年、寿命を伸ばすのに、相当、貢献されたと思います。お父様は、寂静の境地に至られたことでしょう。
 あらためて、お父様のご冥福を、お祈りいたします。
---------- KaluGanga. URL│07/31. 03:52 [ 編集 ] -----

寡黙でやさしいお人柄だったお父様。
私が滞在させて頂いた時も微笑みながら、アンマーに料理を習う私を見守ってくださっていた事を思い出します。
6月20日偶然にも私の誕生日なので、毎年命日には思い出す事になりそうです。ご冥福をお祈りいたします。
---------- mami. URL│08/01. 21:00 [ 編集 ] -----

3ショット、素敵な写真ですね。
スリランカのお年寄りって、
年を経るごとに力強さを増しているのではと感じられるくらい、
パワーを感じていました。

夫の父親が2年前に亡くなったことが、
つい最近のことのように思えます。

お父様のご冥福をお祈りいたしております。
---------- みーふー. URL│08/02. 11:44 [ 編集 ] -----

ぴー子さんのブログから飛んできました。

お父様が亡くなられたとのこと。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

父方の祖母も足を怪我して、病院で治療してもらい。
帰宅後具合が悪くなって大きい総合病院で見て貰った所
「もう手遅れです」と言われました。

怪我は怖いです。

お孫さんを嬉しそうに抱かれているお写真が残っておられて
本当に良かった。
私も祖母を思い出して泣けました。
---------- 蒼linnxx. URL│08/11. 11:52 [ 編集 ] -----

コメントをいただいた皆様

返信が大変遅くなりまして、申し訳ありません。
義父に続き、愛犬がなくなり、気持ちがふさいでいました。
スリランカでは、亡くなった人のために最も重要なダーナ(日本でいうと四十九日の法事)が、3ヶ月後に行われるのですが、義父のが今月の23日に予定されています。それが気持ちの整理の上でもひと区切りになると思っています。

---------- Reiko. URL│09/03. 04:12 [ 編集 ] -----

あーちゃんさん

写真好きの義父でしたので、今までいらっしゃった方のたくさんの写真に納まっているのではないかと思っています。
突然の死ですと受け止めるのに時間がかかりますが、本人も苦しまず、周囲にも負担をかけずで、結果的には一番いい死に方なのかもしれません。
日本ほどではありませんが、スリランカでも介護が大変なのは確かで、お葬式のときに皆が口々にそう言っていました。
---------- Reiko. URL│09/03. 04:15 [ 編集 ] -----

Kalu Gangaさん

ありがとうございます。息子二人だった義父にとって、ことさら女の子の孫というのはかわいかったんだと思います。よくお守りをしてもらいました。きっと今も見守っていてくれると思います。
---------- Reiko. URL│09/03. 04:23 [ 編集 ] -----

mamiさん

まあ、お誕生日と同じ日だったのですね。
私も毎年、義父の命日を偲ぶと同時に、mamiさんのお誕生日をお祝いさせていただきます。
---------- Reiko. URL│09/03. 04:27 [ 編集 ] -----

みーふーさん

本当にとてもいい写真を撮ってもらいました。我が家でも、額に入れて飾っています。
スリランカのお年寄り、確かに元気です。病院通いをしている人もあまり聞きませんし、要介護の人も少ない気がします。義母にはまだまだ長生きしてもらいたいです。
---------- Reiko. URL│09/03. 04:33 [ 編集 ] -----

蒼linnxxさん

ありがとうございます。
たかが怪我と思っていても、致命傷になってしまうこともあるんですね。
今回改めて写真の大切さを感じました。この写真を見ると、娘たちをいつも静かに見守っていてくれた義父を思い出します。
---------- Reiko. URL│09/03. 04:39 [ 編集 ] -----
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