雨のポヤ・デー
 ここ最近良いお天気が続いていたのに、昨日今日は雨。日本では明日12日が「中秋の名月」だが、スリランカは11日の今日がポヤ・デー。せっかくだからお月見でもしようと思っていたのに、まったく月の姿はなし。残念。

 半年前のポヤ・デーに、月を見上げて日本を想うというタイトルでブログを書いた。東日本大震災だけでなく、原発事故によってその後も被害を受け続けている日本を憂い書いたが、あれから6ヶ月も経っているというのに、いっこうに事態は収束していない。というより、いまだ混乱しているかに見える。

 本当は10月頃、日本に一時帰国をしようと思っていた。でも、関東に滞在することを考えると、私とスリヤンガだけならまだしも、とても美咲と葵を連れてはいけない。 事故直後に比べると、大気中に出ている放射性物質は少なくなったが、ゼロではなく今も絶え間なく出ている。加えて、内部被爆の危険性を考えると一番注意をしなければならない食べ物が、何を信用していいかわからない状態だ。

 事故直後、政府と東電は情報を隠し、多くの人を無駄に被爆させた。原発付近の住民にヨウ素剤も配らず、避難もさせず、SPEEDIによる放射能の予測ができるシステムを持っていながら公表しなかった。ネット上では早くから予想されていたメルトダウンについても、東電が認めたのは2ヶ月後。放射線被爆に関する基準は、政府によって事故後引き上げられ、それでも安全かのように宣伝された。政府と東電側にたって情報を流したメディアの責任は大きいと思う。

 先日の鉢呂経産大臣の辞任劇を見ていて、日本の政治家はなんて軽い存在なんだろうと驚いてしまった。記者に揚げ足を取られたくらいで辞めるなんて。失言だとしても、それはそれで謝罪し、でーんと構えていれば良かったのに。はっきり言って野田政権には期待していない。でも、頑張ってもらわないとならないのも事実。

 とにかく除染のための法整備をし、ノウハウを持っている民間会社と協力して、政府、自治体が一刻も早く除染を進めるべきだ。もちろん福島県だけでなく、関東一円必要だと思う。そして食材を安心して選べるように、たとえ基準値以下でもベクレル表示を義務付けて欲しい。もう3月11日以前の環境には戻れないのだから、現在の状況の中でいかに外部/内部被爆の値を下げるか、努力をしている人たちの助けになることを、政府、自治体にお願いしたい。

 それにしても、今回の原発事故の責任は東電にあるのに、なぜおとがめなしなのだろう? この状況で、電気料金の値上げ案を提示できる神経が、この会社の異常さを示している。日本人よ、もっと怒れと言いたい。

 
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コメント

外国に住んでいる日本人は、みんなそういっていますね。
気持ちはわかるけど、ことはそう簡単じゃないって、日本に住んでいる日本人で、ちったあ考えている人は、感じていると思いますヨ。今。
東電は確かに悪いけど、そもそも原発なんてもの、民間があずかるものかと。違うでしょ。この地震国で、海辺にどかどか。それを容認してきたのは政府でしょ。でも、結局政府を何らかの形で選んできたのは自分たち国民です。常に原発反対の党に投票してきたとか、原発が日本でできたからずっと表だって反対してきて、電気を使わなかったよっていう都会人なら別として、知らなかったという人も含めて、政府を選んで容認してきた日本人なら、みんな責任あると思います。
責任ゼロじゃない。
東電を野放しにしてきたのは政府であって、それは自分たちとも重なるわけです。福島の人にほんと申し訳ないと思うこのごろです。自分、東京人ですから。福島で作った電気、知らなかったけど、使ってきた。
もう、本気で政治やってくれる人が日本に現れるのを祈るしかないのかな、と無力感です。自分じゃ政治できないですから。
デモとかに参加しても、ろうそくで生活してるわけじゃないです。そういう矛盾が苦しい日々です。
---------- 日本に生きるものとして. URL│09/20. 11:55 [ 編集 ] -----

日本に生きるものとしてさん

私も今までほとんど原発に関心をもたず、推進してきた政府を支持してきたことを恥ずかしく思っています。でも、まだ福島原発の収束の見込みが一向につかず、世界中に放射性物質をまきちらしていることにも、日本人として申し訳なく思っています。

昨日、「緊急時避難準備区域」が解除されましたが、まだ除染の終わっていない地域に帰れなんて正気の沙汰とは思えません。「私有地は自分たちでやれ」なんて、その間も被爆はするのに。政府が除染するのはもちろんですが、なぜ東電が責任を持って自分たちが飛ばしたものを回収しないのか理解に苦しみます。

私にはネットで発言したり、同じ思いで活動されているかたを支援することしかできませんが、これからも注意深く原発関係者の動向を見ていこうと思っています。
---------- Reiko. URL│10/01. 16:15 [ 編集 ] -----
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