金環日食
 昨年7月22日の神秘的な皆既日食をネットニュースで見て、スリランカでも見られるという金環日食を楽しみにしていた私。あれからもう半年もたってしまったのかと驚きつつも、すっかり日にちを忘れていてあやうく見逃すところだった。一応スリランカでもニュースになっていて、太陽を直接見ると目を傷めるので、「安全な見方」をガイドしていた。

 ちなみに、月によって太陽の全体が隠されるのを皆既日食、月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見えるのを金環日食という。スリランカでもきれいに環っかの状態で見えるのは、ジャフナなどの北部のみ。内戦が終わり、北部につながる国道A9も開通しているが、アヌラーダプラの北70キロにあるオーマンタイ以北は許可書なしでは外国人は立ち入れない状態。加え、ホテルやレストランなどの旅行者に必要なものもまだ整っていないことから、訪れるのは難しいと思っていた。

 しかし、スリランカ人の専門家やガイドたちが特別な許可書をもらい、ジャフナに金環日食の観察に行くというので、暇だったら同行させてもらおうかなと思っていたが、ちょうど私たちの家にもスリヤンガの実家にも、ホームステイのお客様が滞在しているので、家で見ることとなった。

 今日は朝からクリアな青空が広がり、とってもいいお天気。雲もほとんどない。月が太陽を隠し始める第一接触は、午前11時過ぎから。昼食の用意をしたり、美咲をシャワーさせたりしているうちに部分日食はすすみ、13時頃になると50%くらい隠れただろうか。雲はないのに薄曇りのような明るさになった。

 そして、スリランカ北部で金環日食が見られるとされる第二接触は13時17分に始まり、10分近く観察できる予定だった。ヒッカドゥワでは、隠れたのは70%くらいで100%には程遠い。もっと暗くなると思っていたので、ちょっとがっかり。ただ、外に出ても太陽の熱を感じないのには驚いた。

 晴天の日の13時過ぎの日差しは強烈。数分当たっただけでもじりじり日焼けしているのを感じるし、体が急激に温まって汗が噴き出してくるのがわかるほど。でも日食中は、まったく暑くない。紫外線は変わらず降り注いでいるのだから日焼けはするのだろうけど、青空なのに太陽の熱を感じないというのは変な感じ。わざわざスリヤンガも外に呼んで、確かめてもらった。

 今回何も観察用の道具がなかったので、直接見ることも写真を撮ることもできなかったが、2年後の2012年の5月21日に、日本で金環日食が見られるとのこと。ちょうどいつも日本に行く時期だし、日食に合わせて日本に行くというのもいいかもしれない。

インド・金環日食の画像(AFP BBニュース) バラナシやグワハティなど、インド各地で観察された日食のようすとらえた、インドのテレビ局による映像。聖地ガンジス川岸から見る金環日食、できればこの目で見たかった。


■参考リンク
NASA / Eclipse Web Site 世界各地で見られる日食、月食の予定、観測マップが載っている
日食(Wikipedia) 日食についてわかりやすい説明。2100年までの日食の予定が記載されている
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コメント

あらら、もったいない、日食グラスが無かったので直接見られなかったのですね。昨年の日本の日食は、大阪では80%ぐらい欠けたのですが、曇っていて見えませんでした。今回の日食も大阪は曇りで見えず、せんべいの端をペリッとかじったような日食を奈良の放送局が捉えていました。チョッとだけかじられた太陽が沈んでいく、日没の10分ぐらいの映像です。この欠けたままの太陽の日没が次回日本で見られるのは、2062年なんだそうで、天体ショーは壮大だけど、気の長い話しだなあと思いました。でも、スリランカは、今回を含めて三連続ぐらいの日食があるとか。次回、ぜひ日食写真をアップしてください。
---------- KaluGanga. URL│01/17. 01:17 [ 編集 ] -----

KaluGangaさん

夜のテレビニュースで見られると思ったのに、全然報道していませんでした。今は10日後にせまった大統領選挙対策の内容ばかりで、日食なんてどうでもいいんでしょうね(笑)。次回は美咲も一緒に観察できる年になっていそうですね。ちゃんと事前に道具を用意するようにします!
---------- Reiko. URL│01/17. 04:10 [ 編集 ] -----
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