発熱
 今年の新年は、朝5時5分にかまどに点火、5時50分に初めての食事というスケジュール。朝の早い美咲に、いつもそのくらいの時間に起こされるので、早起きは慣れたもの。時間通り儀式をこなし、キリバットゥ(ココナツミルク・ライス)を食べて支度をして、8時にスリヤンガの実家に向かう。

 ひっきりなしに人が訪ねてくるので、新年の挨拶をしたり、庭で近所の人とゲームをしたりして、のんびり過ごす。スリヤンガもターッタも普段はほとんどお酒を飲まないが、新年だけは特別で、今年も持参したアラックを、友人知人とちびちび飲んでいる。

 私は、そんな公の場では飲めないので、お菓子と紅茶のみ。ただし、自分用にシャンパンとワインを買っておいたので、自宅に戻ってから飲む予定だった。ワインに合う食材も買ってきてあった。なのに、それどころではなくなってしまったのだ。

 実は朝から、美咲がちょっと微熱っぽいなあと思っていた。しかし本人はまったくいつもと変わりなく元気なので、スリヤンガの実家でのんびりするだけならいいかと連れて行ったのが間違いだった。

 ここ数日、日差しは強さを増すばかりなのに雨が降らず、ものすごい暑さとなっている。一年で一番暑い時期にあたるが、私も夏ばて気味。家では一日中ファンをまわしている。

 ところが、スリヤンガの実家は我が家に比べると暑い。それもあって、美咲の熱が一気に上がってしまったのかもしれない。

 昼食を終え、眠そうな美咲をアンマにたくし、私とスリヤンガは新年の挨拶のために近所の家に出かけた。お菓子をいただいていると、隣の家の男の子が大声で、スリヤンガを呼ぶ声が聞こえた。その声が尋常じゃない。

 とっさに美咲に何かあったと、サンダルもはかず裸足のまま走って戻ると、美咲が隣の家のおばさんに抱かれている。私が抱き取り、「美咲」と声をかけるが、目をむき意識がない。アンマは半泣きの状態。近所の人が、すぐに集まってくる。

 美咲の服を脱がせ、額、脇の下を冷やしたタオルで冷やし、足先に水をかける。ぐったりとしていたが、数分で意識が戻る。乾いたタオルで体をつつみ、額をタオルで冷やしながら、すぐに車で病院に向かう。今日はほとんどのドクターがお休みで、ひとり若いドクターがいるだけだという。

 20分ほどで病院に着き、すぐに診てもらったが熱は微熱程度に下がっていたので、心配しなくていいと言われ、熱さましのシロップを処方される。帰るときには、美咲はお腹がすいたのか、いつもどおりおっぱいを飲む。私はここでようやく安心。まったく初めての病気が「けいれん」なんて。「驚かせないで」と美咲に言ってみるが、そのままスースーと寝てしまう。

 家に帰ってネットで調べてみると、どうやら「熱性けいれん」だったらしい。乳幼児には珍しいことではなく、美咲の症状だったら心配することはないようだ。そういえば、先生をしているポリナンギーが、学校ではよくあることと言っていた。どうりで美咲への処置も手馴れていたはずだ。

 こう暑いと、体温の熱だけでなく、外気の暑さも影響があるだろう。今後も高熱になるとまた「けいれん」がおきる可能性があるので、熱を出したときには早めに熱さましのシロップを飲ませるようにしよう。 
スポンサーサイト


  
コメント
コメントする









       
トラックバック
トラックバックURL
→http://srilanka.blog88.fc2.com/tb.php/371-9807eca3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)