ポヤ・デーのお寺参り
 今日はポヤ・デー(満月の祝日)。月に1日くらいはと、我が家では肉はもちろん、魚、卵も食べないことにしている。あとは虫を殺してしまう可能性があるので、庭いじりもしない。

 でも、実はお寺参りに行くことは少ない。ポヤ・デーにかぎらずお寺に行く機会が多いのと、近所のお寺とあまりつき合いがないので、「たくさんの人が集まるこの日にわざわざ行かなくても」というのがスリヤンガの考え。

 でも今日は珍しくお寺に行く。私たちの家から5キロほどのところにあるこのお寺は、スリヤンガの仏教の先生だったお坊さん(1年半前に亡くなった)の一番弟子にあたるお坊さんが、長老として取り仕切っている。

 先日、友人のダーナに行ったときに、このお坊さんも招かれていて、帰り際に「(私のお寺の)近くに住んでいるのに、まだお寺に顔を見せに来ないな」と言われ、早く行かなければと思っていたのだ。

9-3-10お寺美咲 お寺にお参りするときは白い服で。
 柄があってもOK




 庭で白い花を摘み、ココナツオイルとお香を持って出かける。まずは仏塔、菩提樹、仏像の順にお参りをする。3時過ぎとあってまだ日が高く暑かったが、すでに境内にはたくさんの人がいて白一色。熱心にお経を唱えたり、菩提樹の周りをまわりながら水をかけている。

 私たちはひと通りお参りを済ませると、同じ境内にある僧院へ。長老が「おお、よく来たな」という感じで迎えてくれる。美咲も含め、全員右手首に白い糸を結んでもらい、仏舎利がおさめられている小部屋をお参りする。

 そろそろ失礼しようと思ったら、長老が数百メートル離れた本堂の方に向かって、「ラージャ!ラージャ!」と声をかけ出した。何かと思ったら、なだらかな斜面から急いでこちらに小走りしてくるものがいる。それはなんと…子牛。「ラージャ」は彼の名前。

 スリランカでは「放生(ほうじょう)」の行為として、食肉用の鶏や牛を買い取って、お寺に放つということが普通にされている。このお寺にも、ラージャを含め牛が5,6頭いた。

 すぐ近くまでトコトコ歩いてきたラージャを見て、「よしよし、今バナナをあげよう」と長老が奥の部屋からバナナを持ってくる。嬉しそうに食べるラージャ。「牛ってフルーツも食べていいんだっけ? バナナも反芻するのかな?」と思いながら見ていると、あっという間に食べてしまった。

9-3-10お寺子牛 長老の手からバナナを食べるラージャ



 こうしてお寺参りを終え、家に帰る。長老には、『「ダーナ」をするときにはいつでも声をかけなさい』と言っていただいた。というのも、家が完成したので、お坊さんを呼んで、ピリットとダーナをしたいと考えているから。

 「ピリット」というのは長時間(ときには夜半中)お経を唱えてもらう儀式、ダーナはお坊さんへの食事の布施。どちらも仏教的にいえば「功徳を積む」行為で、特にピリットは「幸運を招き不幸を防ぐ手段となる」と考えられている。

 家作りは90%以上完成だが、まだちょこちょこ細かいところが残っているので、どうせなら全部きれいに終わってから、「ピリット&ダーナ」をやりたいと思っている。いつできるかは職人さんたち次第だけど…。
スポンサーサイト


  
コメント
コメントする









       
トラックバック
トラックバックURL
→http://srilanka.blog88.fc2.com/tb.php/355-e8cb21c5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)