突然の泊り客
 夕方5時、実家に行っていたスリヤンガから電話。「ポリナンギーの友達のドイツ人の男の子がうちに泊まるらしいから、部屋きれいにしておいて」。

 ポリナンギーというのは、スリヤンガの実家の隣の家の女の子。二人ナンギー(私たちからすると年下の女の子だからこう呼ぶ)がいて、そのうちの年下の子なのでポリ(小さい)ナンギー(妹)と呼んでいる。

 「ちょっと待って。意味がわからないんだけど、ドイツ人って誰?泊まるって今夜?」と急いで聞き直すと、ポリナンギーが今勤めているインターナショナルスクールに、ボランティアでドイツから派遣されている男の子がこれからポリナンギーの家に遊びに来る。でも泊まる場所がないのでうちに来ることになったとのこと。

 もちろん私たちはそのドイツ人の男の子とまったく面識はない。これぞスリランカ。知り合いの知り合いが泊まりにくる助け合いシステム。

 すでに5時を過ぎているのに、これからバラゴダ(スリヤンガの実家のある村)に来て、それからうちに来るっていつになるのやら。夕食はどうするのか聞かなかったが、とにかく部屋の掃除をしてベッドメイキングをしておく。

 スリヤンガが6時過ぎに帰ってきたので詳しく事情を聞くと、夕食は食べてくるのでいらない、多分うちへの到着は21時過ぎになるとのこと。よかった。今からまた大人数分の夕食を用意しなきゃならないかと心配していたので(来るならポリナンギーやら弟やらも一緒にトゥクトゥクに乗ってくるはずなので、少なくとも8人分は用意する必要があった!)、寝るだけならよしと安心した。

 そこへポリナンギーから電話。今日はポリナンギーのお母さんが出かけていて夕食の支度ができてないので、とりあえずこっちへ来るとのこと。私はスリヤンガに、「来てもいい。でも今から夕食は作らない」と宣言。どこかレストランに行ってくれと頼んだ。

 でも、ドイツ人+ポリナンギー+その弟+私たちの弟+トゥクトゥクドライバー(友人)の5人プラス私たちと今我が家に滞在中のHちゃんで8人。普通、日本人の感覚だったら、その食事代って当然ドイツ人のお客さんを招待したポリナンギーが払うだろう。しかしここはスリランカ。この場合多分うちが払う(事実そうなった)。押しかけられて経費もすべて負担って、何か腑に落ちないがスリランカに住んでいる限り仕方ないのだろうか。

 ともかく一行が到着し、皆で行くのではなくて「お持ち帰り」にして家で食べようということになり、スリヤンガとポリナンギーが買いに行った。

 ドイツ人の男の子ダンは、まだ20歳で、大学入学前に兵役につくはずだったが、持病があるためつくことができず、代わりに1年間ボランティアをすることになったという。ドイツに徴兵制度があるなんて知らなかったので驚いた。

 今スリランカに来て3ヶ月。1年の予定で、子どもたちにドイツ語とスピーチの仕方を教えるのだという。なかなか快活な子で、シンハラ語を覚えようとしていているし、スリランカ料理もおいしいと言っているくらいなので、スリランカ生活をとても楽しんでいるみたい。

 ご飯を食べ終わるともう10時過ぎ。ここからバラゴダまで30分かかるので、ダンを置いてポリナンギーやマリたちは帰ることに。いつも9時過ぎには寝ているHちゃんはここでおやすみ。私たちも遅くとも10時には寝ているので、もう眠くて仕方がない。しかし、みんなが帰ったあともダンはいろいろ話したいらしく、結局11時過ぎまでおしゃべりする。

 スリランカ人の突然の来客にはもう驚かないが、ドイツ人もかと思わず笑ってしまった。翌朝、ダンはバスに乗ってベントタへ帰っていった。
スポンサーサイト


  
コメント
コメントする









       
トラックバック
トラックバックURL
→http://srilanka.blog88.fc2.com/tb.php/247-ea1eb31e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)