取材でゴー!2 「ココナツ・ロープができるまで」
 スリランカで一番大事な木は?と聞かれたら、間違いなく答えは「ココヤシ」だろう。スリランカ人にとって、「Tree of Life」。

 成長が早く、実は食料にも飲料にもでき、ヤシ殻はロープやほうき、タワシやマットなどが作れ、葉は編んでつい立て替わりにしたり古くは屋根を葺くのに使われ、乾いた葉やヤシ殻、根は薪として使える。花はスリランカ人にとって吉兆のしるし。結婚式やさまざまな儀式で使われる。オイルも食用だけでなく、髪に塗ったり、神仏に捧げるオイルランプとしても使われる。まったく捨てるところのない宝の木という感じだ。

 そんなココヤシだが、この日はロープ作りを見に行った。場所はヒッカドゥワから内陸へ20分ほどいったところ。ロープ作りは女性たちの仕事。この家のアッカにその工程を見せてもらった。

 まず家の裏手に湖があって、そのほとりにココナツを取ったあとのヤシ殻を沈めておく。3~4ヶ月ほどたって取り出し、中の繊維のみを取り、写真1のように棒でたたいて、繊維のカスを飛ばしきれいにする。

 広げて天日に干し、よく乾いたらロープを作る作業に移る。写真2のように3人一組になり、自転車の車輪で作った道具を使って、よりをかけロープにしていく。手つきは慣れたもので、あっという間にロープができる。

 できあがったロープは、業者が買いに来る。写真3はトラクターいっぱいのロープ。安くて丈夫なロープは、我が家も家作りの際になにかとお世話になった。

 この繊維からは、ロープだけでなくほうきやタワシ、マットも作れる。スリランカの家を見回すと、ココヤシからできているものが実に多い。ココヤシはスリランカ人にとって、なくてはならない大切な木なのだ。

7-9-27ココナツロープ たたく 7-9-27ココナツロープ まきまき 

7-9-27ココナツロープ トラクター

 左上: ココヤシの繊維をたたいてきれいにする
 右上: よりをかけてロープにする
 左: できあがったロープを積んだトラクター

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