取材でゴー!1 「ポル・トディを飲みにいく」
 最近忙しくて、書きたいことは山ほどあるのに書く時間がない。せっかく写真も撮ってあるというのに、時間がたってしまうと不思議と書く気がしない。やはり日記は毎日書かないといけないと反省。

 ところで、この1週間は雑誌の取材のコーディネートをしていて、バタバタとしていた。「スリランカの食生活」が大きなテーマだったので、ココナツは外せない。そこで、いろいろなココナツの使われ方を見に行ったので紹介しようと思う。

 まずは、トディ・ショップへ。以前、キトゥル・ヤシのトディを飲んだことはあったが、ココナツのは初めて。トディというのは、ココヤシの樹液を自然発酵させたお酒。安い割にはそこそこアルコール度があるので(10%前後)、ビールやアラックよりも一般的に飲まれている。

 家から15分くらいのところに、政府認定のライセンスを持つトディ・ショップがある。ショップの裏手は50エーカーもの広さを持つ、ココヤシとシナモン農園。トディは自然発酵ゆえ置いておくとどんどん発酵してしまう。ショップが開くのは朝8時。お昼を過ぎると発酵しすぎて酸っぱくなってしまうので、朝飲むのがトディの飲み方。

 作り方は、まずココヤシのつぼみがちょうどよくふくらんだところで、ココナツロープでぐるぐるとしばり、先端を切る。このまま1週間ほど置いて、もう一度先端を切り準備は終了。ポットを置いておく。これは朝5時の作業。夕方もう一度先端を切る。

 翌朝5時、ポットを回収する。ひとつのつぼみから3リットルほどのトディが取れるそう。さらに先端を切っておきポットを置いておくと、明日また同じようにトディが取れる。見ていると簡単で、我が家の庭のココヤシでもできそう。ただライセンスなしだと違法になるのでやらないが。

 トディを回収して歩くおじさんは、この道数十年のベテラン。足裏にココナツ・ロープを巻き滑らないようにし、つるつるの幹をいとも簡単に登っていく。木から木へはロープを伝って移動。この前のサーカスよりもうまいかも。器用に木から木へ渡っていく。

 簡単そうに見えても、数十メートル上での作業。もちろん命綱なしなので、落ちたら一巻の終わり。今日は晴れていたが、雨の日も風の日も作業はすると言う。風が強い日にはヤシの葉がバッサバッサと揺れているのを見るが、本当に危険と隣り合わせの仕事だ。

 こうやって集められたトディは、ショップへトラックで運ばれる。この農園のショップは掘っ立て小屋があるのみ。持ち帰りは違法なので、皆そのへんで座って飲んでいる。750mlほどで20ルピー。朝からこんなところでお酒を飲んで、仕事はいいの?と聞きたいところだが、今日はお休みなのだろう。

7-9-26トディを取りにおじさんロープの上 7-9-26トディアンクル

7-9-26トディショップ
左上:木から木へロープを伝って渡る

右上:まさに職人!仕事の後のトディ一杯が楽しみだとか

左:近くのトディ・ショップ。750mlほどで20ルピー。ただし持ち帰りは違法なので、そこらへんで飲んでいく

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