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読書の時間
 日本にいるときは、自宅から通勤場所までの電車内で毎日本を読んでいた。仕事柄調べ物をするために図書館に行き、借りてくることも多かったので、いつも3~4冊は本を持ち歩き、ちょっと時間があくといつも本を広げている感じだった。

 しかし、スリランカに来てからゆっくり本を読んでいる時間がない。夢の「ハンモックでの読書」も、まだハンモックをかけるココヤシが育ってないので当分無理そうだし、なんとなく「読書でもしようか」という時間の余裕が、ありそうでない。

 先日の日本への帰国で本をどっさり買い込む予定だったのに、古本屋さんを見て回る時間もなく、本屋さんをのぞく時間もなく、結局ネットで購入して妹宅に送ってもらった本と、古本屋で目当ての本を見つけるのは難しいのであらかじめ妹に本のリストを送り買っておいてもらった本の、合わせて10数冊のみしか持ってこれなかった。

 スリランカに帰ってきてから、新しい本を読むために、夜眠る前の1時間を読書の時間にした。昔だったら、一度読み出したら終わるまで寝なかったが、今は朝が早いので遅くとも1時過ぎには眠るようにしている。なぜかというと、クロスケが毎朝決まって6時すぎに鳴くので、嫌でもその時間に起きてしまうのだ。

 たった小1時間だが、やはり本を読んでいる時間は楽しい。今読んでいるのがロバート・ノックスの「セイロン島誌」。17世紀のセイロン島の話。当時、海岸線沿いはオランダ領、内陸部はキャンディ王国の支配だった。イギリスから船長の父親とともにセイロン島にやって来たノックスは、不運にもキャンディ王にとらわれ、20年近くキャンディ王国で暮らすことになる。

 ノックスは、38歳になってようやく脱出に成功。イギリスに戻る船中でこの本の下書きをしたという。当時のスリランカの人々や生活、自然が細かく描写されているのに驚く。特にヨーロッパとは違うスリランカの文化や慣習、スリランカ固有の動植物への観察がすばらしい。

 読んでいて笑ってしまったのだが、その頃のスリランカ人と今のスリランカ人はほとんど変わっていないらしい。ノックスによると、スリランカ人は「生まれつき不精で怠惰なので、何とか生活できる限り働くのを嫌がる」のだそうだ。思わず「確かに!」と相づちを打ってしまった。

 スリランカに興味がない人は退屈かもしれないが、特にスリランカで生活している人にはとっても面白い読み物だと思う。スリランカでも英語版、シンハラ語訳版が手に入る。スリヤンガは私より先にシンハラ語訳版を読んでいたが、「スリランカ人のこと、よく見ているなあ」と感心していた。

7-7-3ロバートノックス
 「セイロン島誌」
 ローバート・ノックス著
 平凡社/東洋文庫

 *セイロン(Ceylon)は旧名。
 1972年にスリランカに改称された。

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