護衛艦「いずも」と「さざなみ」見学①
 先日、日本大使館から、海上自衛隊の護衛艦がコロンボ港に寄港するため、一般公開するとのメールが届いた。今回見学できるのは、「いずも」と「さざなみ」。3年ほど前にも、「さざなみ」の一般公開があり、見学してとても面白かったので、今回も申し込んだ。

 申請締切後、日本大使館からはメールで招待状と案内が届き、当日は印刷した招待状とパスポートコピーを持参するようにとの連絡がきた。コロンボ港に入るには、スリランカ海軍のチェックポイントを通らないとならないが、助手席に乗っている日本人顔の私を見ると、何もチェックせずに通し、もちろんパスポートも見せる必要がなかった。

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ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」。全長248mだけあって大きい!

 「いずも」は2015年3月に就役。最大14機ものヘリコプターを搭載できる、海上自衛隊最大の護衛艦。全長248mとあって、とにかく大きい。格納庫に入ると、まずヘリコプターが目に入る。その奥が、床がそのまま動くエレベーターになっていて、まずはそのエレベーターで甲板に上がるよう案内された。

 この日は朝7時半に出発し、ヒッカドゥワからコロンボまでは2時間半かかった。予想以上にコロンボ市内の道が混んでいたので、途中止まらず直接港まで来てしまい、見学前にトイレに行きたかったが、スリランカ海軍の兵士に聞いてみると、港内に使えるトイレはないと言う。艦内でトイレを使わせてもらえるか心配だったが、中を案内してくれる自衛官に聞いてみると、すぐに案内してくれた。

 格納庫内は写真撮影禁止だったので、残念ながらトイレの写真も撮れなかったのだが、ドアは楕円形で、中に入ると個室が3つ並んでいた。女性の自衛官がトイレの流し方を説明してくれたのだが、水はバルブを回してジャージャーと流す豪快なシステム。美咲たちも一緒に使わせていただいた。

 トイレを出て、エレベーターを待つ間、自衛官の説明を聞きながら、ヘリコプターを見学した。任務として「災害での救助活動」や「輸送任務」もあるが、最前線にたつ護衛艦「いずも」としての最大の任務は、「対潜哨戒」。つまり、敵の潜水艦を探すことにあるとのこと。このヘリコプター(SH-60K)には磁気探知装置と海中の音を拾うことができるソナーがついていて、海中の潜水艦を見つけ、搭載した魚雷や対潜爆弾で攻撃することができる。

 これは自衛官からの話ではなく、帰ってきてから調べたのだが、海上での戦闘は「海/海中/空」で展開され、海上や空の動きはレーダーや人工衛星によって監視することができるが、海中の潜水艦を探すことは難しい。そのため海上艦艇や潜水艦が、敵の潜水艦に狙われると、いきなり先制攻撃をされる形となり、大きなダメージを受ける。

 ところが、この対潜ヘリコプターの登場によって、潜水艦の探索が可能になった。しかも、潜水艦は、海上艦艇や潜水艦には攻撃できても、航空機には攻撃できない。対潜ヘリコプターに見つけられると潜水艦にはなす術がなく、まさに対潜ヘリコプターは潜水艦の天敵のような存在なのだ。対潜ヘリコプターの働きによって味方の艦艇や潜水艦が、防御/攻撃しやすくなるのだろう。

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 ヘリコプターを運ぶ、床がそのまま動くエレベーターで甲板に上がった。甲板を実際に歩いてみると、想像以上に広い。そして暑い。強い日差しが容赦なく照りつける。上の写真の消火器は、ヘリコプターが火事になったとき用の消火器。車がついているので、すぐに近くまで運ぶことができる。そういう話を聞くと、この船が戦闘のためのものだと気づかされる。

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 広い甲板をのんびり見て歩き、また床エレベーターで格納庫へ降りた。少々揺れるタラップを歩き港に降りて、その奥に停まっている「さざなみ」へ向かった。 

 ②へつづく…

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