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スリランカでの子育ていろいろ
 美咲を幼稚園に通わせていた頃、幼稚園でも簡単なシンハラ語の読み書きや、足し算や引き算などを教えてくれていたが、宿題以外は特に家で教えることはなかった。でもすごくローカルな幼稚園だったにもかかわらず、ほとんどの家は親が教えているらしく、卒園時のテストでは満点という子もいて驚いた。そんな感じで、スリランカ人の親は教育熱心な人が多い。

 美咲は今年の1月から一年生だが、日本だとまた幼稚園の年長組。入学は来年の四月からというタイミングなので、本人がやりたいのならともかく、親が強要して勉強させるのはやめようと思っている。今、シンハラ語の読み書きを習っているが、シンハラ語より日本語のほうが得意なので、他の子に比べると苦戦中。本人は、ひらがなの書き方をやりたいと言うが、先にシンハラ語を覚えてしまおうねと言い聞かせている。

 今のところは、宿題以外の勉強は放置の我が家だが、小さいときから続けているのが寝る前の本の読み聞かせ。二人とも楽しみにしていて、いつも美咲と葵が一冊ずつ持ち寄り、じゃんけんをして勝ったほうの本から順番に、読むことにしている。

 私は小さい頃から外遊びが大好きだったが、近所の仲のいい子が本が大好きで、その子の影響で本を読むようになったという。それからは本の世界にはまり、小学生の頃から図書館で片っ端から本を借りてきて読んでいた。こっそり親の本も読んでいたので、小学生のくせにけっこう難しい本も読んでいたと思う。そのおかげで、国語のテストは勉強する必要がなかった(古典と漢語は別として)。漢字も学校で勉強というよりは、読書で覚えていた気がする。

 だから、読書さえすれば、特に日本語の勉強はしなくてもいいんじゃないかと思っているので、娘たちには本好きになって欲しいのだ。スリランカでたくさんの日本語の本を読むというのは難しいけど、できるだけ好きな本を選べるように本だけはケチらず、買おうと思っている。
 
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 先日、ゴールの本屋でシンハラ語に翻訳された「ぐりとぐら」を見つけた。ぐりとぐらシリーズは、私も大好きでよく読んだ絵本のひとつ。さっそく買ったはいいものの、やっぱり日本語で読みたい。特に、ぐりとぐらが歌うフレーズは日本語でなくちゃ調子が出ない。そこで、ネットで読み聞かせの動画を探し、聞き取りをして書き起こした。そんなわけで、我が家の「ぐりとぐら」にはシンハラ語と日本語が書いてあって、私とスリヤンガどちらが読んでもいいようになっている。

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 大きなたまごを見つけたり、ふんわりカステラが顔を出す場面

 最近、色に興味が出てきた娘たち。好きなように色を使って欲しいと思うが、スリランカでは色選びが厳しいという印象がある。例えば、イチゴなら赤、バナナなら黄色といった、常識的な色使いをしないとだめで、七色のリンゴを描いたらゼロ点といった感じ。幼児向けの塗り絵を買うと、左ページは白地の絵、右ページは色がついた同じ絵がプリントされていて、右ページを見ながら同じ色に塗りなさいという感じで、実につまらない。これでは、子供たちならではの自由な発想や独自な色遣いを、追いやってしまう。

 そんなスリランカの教育方針とは関係なく、我が家では好きなように色選びをさせたいと思っている。この日は、これもいつもやりたがるお菓子作りを兼ねてと、クッキーの生地から作り、好きな型で抜き、焼いた。そしてその上に、食紅で色をつけたアイシングで飾りつけ。お友達のLちゃん姉妹と一緒に楽しく作った。粉砂糖をライム汁で溶いたアイシングは思いのほかおいしくて、クッキー自体もおいしく出来上がった。

 この日は生地作りから始めたので、アイシングの時間が少なくなってしまったが、次回は私が生地を作って薄く延ばして冷蔵庫で冷やしておき、型抜きから始めるようにして、もっとアイシングでの色遊びを楽しめるようにしようと思う。

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 アイシングはピンクと黄緑。ただ塗るだけでもポップでかわいい

 続いて、絵の具でのお絵かき。葵も描くことを考えると、家でやるには私が横で見てないとならない。なので、普段はクレヨンや色えんぴつを使うことが多いのだが、先日、毎月第一日曜日に開かれるゴールフォートのマーケットで、素焼きのお皿やポットにペイントするコーナーがあったので、ちょうどいいと参加した。

 二人ともかなり真剣な顔つきで、花形の小さなお皿と、美咲は貯金箱、葵は小さなポットに色を塗っていた。色を混ぜてしまうと、どれも茶色っぽいくすんだ色になってしまうので、特に葵には、混ぜると茶色くなっちゃうよと、色を替えるときには筆をきれいに洗うように言ったのだが、小さなバケツに筆を入れてパチャパチャするのも楽しいらしく、結果的にきれいに色を塗れていた。

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 二人とも集中して真剣な顔で色を塗っていた

 そして、スイミングについて。一ヶ月ほど前に、ゴールでドイツ人夫婦が経営しているプールに行き、美咲は初めて45分のレッスンを受けた。足がつかない深さのプールで、アームリングと腰に浮くのをつけ、延々と泳がされる。奥さんのほうがプールサイドで指導するのだが、けっこう厳しい。それ以後、誘ってもレッスンは嫌だと言うので、昨日は友人のホテルのプールに遊びに行って来た。

 今までは水に顔をつけるのは数秒が限度だったのに、水中メガネをつけたせいもあるかもしれないが、ちゃんと体を浮かすまで顔を水につけることができたのには驚いた。しかも2時間近く遊ぶうちに数メートルだが泳げるようになっていた。すごい進歩!

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 実は、水中メガネをつけない葵のほうが、長く水の中に顔をつけていられるのだが、それは内緒。褒めるとものすごく頑張る美咲のために、スリヤンガと二人で褒めちぎったので、本人もすごくやる気になったよう。もうじきヒッカドゥワも海のシーズンに入るが、今年はシュノーケリングができそう。

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 葵は水中でも余裕顔

 昨日は、ライフジャケットを着せて水の中に落とし、上を向いて浮く練習もしたので、今年はホエール・ウォッチングにも連れて行こうと思う。私もスリヤンガも水泳はあまり得意じゃないので、娘たちには水を怖がらず、マリンスポーツを楽しめるようになって欲しいのだ。

■ご参考までに
ゴールのスイミングスクール情報。(2014年10月)
サセックス学校の近く、ワクウェラRdから丘をのぼったSports Centre Galle。
ドイツ人夫婦がオーナー兼コーチ。競技用25mプール有。エントランスフィー1h150ルピー、子供のプライベートレッスン100ルピー(45m)と良心的な料金。


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シーニガマ・ペラヘラ祭り 2014
 今年は、雨季といっても雨が少ないなあと思っていたら、10月に入って連日、雨、雨、雨…。ときおり晴れるけど、降るときはまさにバケツをひっくり返したような土砂降りで、雷が鳴ることもしばしば。スリランカでは、ここ数日で落雷で亡くなった方が数名。雷が鳴っているときに携帯を使うのは危ないことを再確認。気をつけなくては。

 ところで、もう1ヶ月ほど前になるが、シーニガマ・ペラヘラ祭りで写真をいっぱい撮ったので紹介しておこうと思う。お祭りを主催している寺院は、ヒッカドゥワから2キロほど北のゴールロード沿いにあり、沖合いの小さな島に寺院、浜にデーワーレ(神殿)がある。ここは面白い寺院で、泥棒探しの願掛けで有名なのだが、その話は長くなるのでまたにしてペラヘラ祭りのようすをリポートしよう。

 毎年3日間にわたって行われ、1日目の昼間はシーニガマからコロンボ方面へ、2日目の昼間はシーニガマからヒッカドゥワ方面へ、3日目は夜に行列が出る。ヒッカドゥワだと人が多くてゆっくり見るのが難しいので、今回は1日目に見ることにし、ちょうどツナミホンガンジの仏像の前で行列を待つことにした。

 始まる30分ほど前に、急に空が黒い雲におおわれスコールが。でも空を見ると、その雲だけで他は明るいので、傘をさしてやり過ごす。ペラヘラが始まる頃にはパラパラという程度にほとんど止んで、地面が濡れて涼しくなり、逆に良かった。今回は、今までに比べてペラヘラの規模が大きくなっていて、衣装もばっちり揃えてあって、きれいにまとまっていた。
  
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 スリランカの国旗と仏旗。白は仏教徒の正装の色

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 仏旗の五色の衣装に身を包んだ女性たち。とても華やか

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 もちろん象も参加

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 珍しく馬も。左奥に見えるのがツナミホンガンジの仏像

 この道は国道で、コロンボと南部をつなぐメインロードなわけだが、ペラヘラが通る2時間近くを片道車線にし、下り方面は内陸の道を使うように誘導していた。行列は1時間半ほど続き、ローカルなペラヘラとしてはかなり見ごたえがあった。


 ダンサーたちの衣装がどれもきれいだった

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 個人的にはバティックの衣装や旗が好み。子供たちもたくさん参加していた

 歴史上の人物の仮装もあった。下記は、4世紀に、インドからスリランカへ「仏歯」を持ってきたカリンガ国の王女ヘーマ・マーラとその夫ダンタ。大切な仏歯は彼女のまとめた髪の毛の中に隠していたと言われる。スリランカ人が見ればすぐに誰だかわかる、重要なキャラクターだ。 *某ガイドブックでは、「カリンガの王子が、頭髪の中に隠してセイロンに持ち込み」となっているが、「王女」の間違いだと思われる。
 
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 手前が王女へーマ・マーラ。仏歯を隠した頭は光っていたと言われている

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 仏舎利塔をのせた象

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 ペラヘラには欠かせないドラマーやダンサーたちも
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 美咲たちが大好きなデビルダンスのキャラクターの一人「サル・パーリヤ」

 これでひとまず今年のペラヘラは終わり。実を言うと、私もう何度も見ているので「もういいや」という感じなのだが、まだまだ娘たちが飽きる気配はない。

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