ハヌマーンゆかりのルーマッサラへ
 昨日突然やってきたサンディープファミリーは、もちろん我が家にお泊り。寝る前に、日焼けするのが嫌だから「朝7時半に海に行こう!」と言っていたが、案の定8時になっても起きてこず、私たちだけで先に朝食を済ます。ようやく9時過ぎに起きてきたので、朝食を食べながら今日はどこに行こうか相談する。

 彼らの希望は、まだ行ったことがないという世界遺産「ゴール旧市街と砦」と、ハヌマーンゆかりのルーマッサラ。小雨がパラパラ降るあいにくの天気だったが、まずはゴールへ向かった。二人はデリーにある世界遺産ラール・キラー(ムガル朝に建造された城塞)をイメージしていたので、ゴールの世界遺産は、砦は残っているものの大きな建造物はなく古い町並みだけなので、ちょっと物足りなかったらしい。

 その後すぐに、ハヌマーンゆかりの地、ルーマッサラにある*ピース・パゴダに向かう。ハヌマーンというのは、猿の神様で、風神「ヴァーユ」の息子。インドの叙事詩ラーマーヤナでは、魔王ラーヴァナにさらわれたシータ妃を助け出しに行くラーマ王子に仕え、大活躍する英雄として描かれている。戦いの舞台となったのがランカー島つまりスリランカ。

 戦闘でラーマ王子の弟ラクシュマンが負傷したため、ハヌマーンがヒマラヤまで薬草を取りにひとっ飛びし、山ごとつかんできたときに、そのかけらが落ちたとされている。そのひとつがルーマッサラ。確かに小高い山になっていて、ここでしか手に入らない薬草が多く自生しているという。ちなみにそのときに落ちたもうひとかけらが、リティガラ(スリランカ中央部。ハバラナの近く)と言われている。

 ここは仏教寺院だが、敷地内にハヌマーンの像があって、ポヤ・デー(満月の日)には地元のヒンドゥー教徒たちがプージャをしているという。サンディープたちとお参りをし、今日の観光は終了。おなかがぺこぺこだったので、ゴールの町に戻り、ホテル「レディ・ヒル」へ。高台にあってルーフトップのレストランが気持ちよく、ゴールの街並みや港が見渡せるのがウリ。

 予想通りオーダーしてから料理が出てくるまで30分以上かかったが、景色が素晴らしいのでのんびり待つ時間のある人にはいいレストラン。味は普通。ご飯を食べ終わるとすでに15時。サンディープたちは、もしかしたら明日インドに帰らないとならないかもと言いながら、あわただしくコロンボに帰っていった。次会うときも、きっと突然来るんだろうなあ。

*ゴールの日本山妙法寺・仏塔/Peace Pagoda

【行き方】 ※「ジャパン パンサラ」と言えば、地元の人は皆知っています
ウナワトゥナビーチから、徒歩15分。小道をのぼります。
ゴールから、トゥクトゥクで15分。ゴールロードをマータラ方面に1キロほど向かうと、右手(海側)に看板が出ています。右折して山を登り切ったところにあります。

10-1-31ハヌマーン像
 ハヌマーン像。左手にはヒマラヤの山が

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インド人はいつも突然やって来る
 お昼過ぎのこと。明日、ホームステイのお客様が到着するので、家を大掃除してたら、プープーと車のクラクションの音が聞こえる。ゲートを開けると、友人のサンディープ&リーナ夫妻と息子のアディティヤだった。彼らはインド人で仕事でコロンボに住んでいる。リーナがちょうど私と同じ頃に妊娠していて、その頃から会っていないから2年ちょっとぶり。

 この週末は、昨日ポヤ・デーの祝日を入れての三連休。最初ヌワラエリヤに行こうと思ったけど、久しぶりに私たちに会いに行ってみようと、ヒッカドゥワに来てみたとのこと。まったく事前に電話で連絡してくれればいいのに、新しい携帯に変えたので私たちの電話番号を失くしたという。でも前回も突然やって来たなあと思い出す。しかも総勢10人で。

 息子のアディと会うのは初めて。美咲より1ヶ月お兄ちゃん。今まで同じ年齢の子どもと遊んだことがほとんどないので、美咲が他の子と比べてどうなのかわからなかったが、アディと比べたら美咲なんてとってもおとなしい! やはり男の子だからかな。数秒でもじっとしていない。しかも動きが激しい。美咲が興味しんしんで近寄っていくと、どつかれて倒されることもしばしば。こうやって美咲も強くなっていくのだろう。

 ところで、コロンボにはインドからのビジネスマンがたくさん滞在しているが、去年からスリランカから撤退してインドに帰る人が多いという。前回我が家に遊びに来た3家族も皆すでに帰ってしまったとのこと。内戦が終わって、これから経済は良くなるだろうから、海外からの投資が増えるのなら納得できるが、撤退とはなぜだろう? サンディープははっきり言わなかったが、以前よりも税金などの面で政府のチェックが厳しくなっているからだろうか。

 しかし、インド人商人はたくましいなあと思うのは、彼らは法律専門書の販売の他に、インド仏跡巡礼のグループツアーの手配、インドのサリーやパンジャビーの買い付けと販売をしていて、なおかつコロンボ市内にインド料理店を出す準備をしているという。まったく何でも手を出すっていう感じだけど、その根性はすごいと思う。私だったら、ひとつのことを徹底的にリサーチして集中してやろうとするので、「数打てば当たる」的にとりあえずやってみるというのはなかなかできない。まあ、コロンボにおいしい北インド料理レストランができるのは嬉しいので、がんばって欲しい。 ▽明日につづく…

10-1-31サンディープたち
 翌日行ったゴール・フォートで。サンディープ&リーナ&アディ

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美咲とヤモリ
 スリランカの日没は18時半ぐらい。18時を過ぎると急に暗くなってきて、どこからともなくヤモリが現れる。特に玄関横の電気をつけると、すぐに7~8匹のヤモリが集まってくる。ヤモリ好きの美咲は、一番星ならぬ「一番最初に現れるヤモリ」を見つけるのを楽しみにしていて、天井近くにヤモリの姿を見つけると、「あっ、フーナ!(ヤモリ)」と叫んで指差して、私とスリヤンガに教えてくれる。

 そんな美咲が今日出合ったヤモリは、体長2m。友人宅の壁に描かれていた。美咲はすぐにその存在に気が付いたが、ちょっと怖いようす。最初は数メートル離れたところから指差すだけだったが、そのうち10センチ、もう10センチと近づいて行って、とうとう壁にタッチ。絵のヤモリを触って、初めて本物じゃないと気が付いたようだった。

 しかし、玄関横にヤモリの絵とは! 私にはとても真似できない。

10-1-28美咲とフーナ
 美咲の大好きなフーナ(ヤモリ)

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大統領選挙、無事終了
 26日に投票された大統領選挙。当初は現職のラジャパクサ氏の圧勝と思われていたが、野党統一候補のフォンセカ氏が追い上げ、「接戦」と予想されていた。この数週間は、スリランカ人に会うと選挙の話ばかり。選挙権がない外国人である私は、もちろん自分の意見は言わず聞いているだけだが、心の中では「どっちが勝つにしても、大接戦になるといいなあ」と思っていた。

 圧勝し、国民の圧倒的な支持を得たからと、あまりに自分本位な政治をされるのが一番怖い。僅差で勝ったのなら、嫌でも野党やその支持者の存在を感ぜずにはいられないはず。今の地位を利用して、メディアをうまく使い、選挙運動をしている現大統領の再選は間違いないと思っていたが、選挙後の抑止力の働きをするだけの反大統領の支持者の存在を、大統領に知らせるべきだと思っていた。

 結果は、ラジャパクサ氏が有効投票数の約57.9%、フォンセカ氏が40.2%を獲得し、ラジャパクサ氏が再選。圧勝ではないが、思ったほどの接戦にはならなかった。う~ん、残念。これからラジャパクサ大統領、どう出るだろうか? なんとかバランスのとれた政治をして欲しいものだが、もう6年の任期は長いなあ。

 ともかく、投票日から当選者の発表まで大きな混乱はなく(小さなのはあったが)、「外出禁止令」も出ることなしに、無事選挙が終わってほっとした。

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ヤーラで大興奮
 スリヤンガの実家にホームステイ中のAさんと一緒に、昨日ヤーラ国立公園に行ってきた。私は2年半ぶり。道路がきれいになったというのはスリヤンガに聞いていたが、実際に見てびっくり。特にハンバントタからティッサマハラーマ間は、ちょっと内陸に入ったところに新しく道ができていて、かなり移動がスムーズ。以前はヒッカドゥワからティッサマハラーマまでは4時間~4時間半かかっていたが、この日は3時間半で着いてしまった。

 ティッサマハラーマでランチを食べてゆっくりし、14時頃ジープに乗り込みサファリに向かう。ドライバーはおなじみトゥシャーラ(彼のサファリドライバーとしての腕はコチラ)。ヤーラ国立公園までは30分。ティッサマハラーマには、あちこちに牛や水牛がいるので、最近「モーモー」好きな美咲は、国立公園に入る前から大興奮。すでに楽しんでいるようす。

10-1-27ヤーラ水牛
 泥水につかる水牛とシカの群れ。のどかな風景だ…

 3日前に雨が降ったと言うが、公園内の道は土煙が上がり、ヒッカドゥワに比べるとかなり乾燥している。日差しも強い。美咲はスリヤンガと一緒に助手席に座り、トゥシャーラとスリヤンガの真似をして、動物が見つかると指差して私たちに教えてくれる。象を間近に見ても全然怖がることはなく、「アリヤー、アリヤー!(象)」と叫ぶので、象を刺激しやしないかとヒヤヒヤしたほど。

10-1-27ヤーラ象
 茂みの陰でお食事中。群れだったが他の象は出てこなかった

10-1-27ヤーラ孔雀
 クジャクとシカ

 残念ながらヒョウは見られなかったが、象十数頭をはじめ、イノシシ、ジャッカル、シカ、サンバー(大シカ)、ワニなど、ひと通りの動物が見られた。他のジープは象もなかなか見つけられなかったようなので、運が良かったのだろう。3時間ちょっとのサファリを終え、ティッサマハラーマに戻るころにはすでに真っ暗。ジープの揺れが心地よく、すでに眠った美咲を抱きながら、私もうとうとしてしまった。

 紅茶を一杯飲んですぐにヒッカドゥワへ。車の中では私もぐっすり。途中マータラで夕食を食べたが、23時にはヒッカドゥワに着いた。朝8時過ぎに出て23時到着。ハードではあるけど、以前に比べるとだいぶ日帰りが楽になった。美咲もかなり楽しそうだったので、これから機会があればちょくちょく出かけるようにしよう。

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大統領選挙直前
 来週26日におこなわれる大統領選挙の投票日が近づき、選挙運動がヒートアップしてきた。当初は、現職大統領の圧勝かと思われていたが(私もそう思っていた)、ここにきて有力候補のフォンセカ候補が追い上げ、大統領もうかうかしていられなくなったのだろう。

 先週のテレビでは、歴史上悪名高い独裁者である、ドイツのヒットラーやウガンダのイディ・アミンのフィルムを流していた。LTTE撲滅を指揮した元陸軍総司令官であり、軍服のイメージが強いフォンセカ候補のイメージダウンを狙った番組編成だろう。大統領側の意図があからさま過ぎて、思わず笑ってしまうが、一般のスリランカ人はどう感じるのだろう?

 ネットの普及があまり進んでいないスリランカでは、テレビは新聞と並んで人々の情報源。私の知る限り、それらを疑って、見る/読む人はほとんどいない。コントロールしやすいだろうなあと思ってしまう。私の住んでいるヒッカドゥワを含む南部は、現大統領のお膝元。確かに大統領支持を表明し、家の敷地内にポスターを貼っている人も多い。だが、圧倒的な支持という雰囲気ではない。

 明日からお酒の好きな子がホームステイに来る予定。多分明日ぐらいから投票後しばらくは、酒屋が休みになりそうなので、今日慌ててアラックやラムを買ってきた。銀行のATMも、通常より短い時間しかお金を引き出せなくなるらしい。お酒は酔って暴れると困るからという理由でまだ納得できるが、現金はなんで制限するんだろう? 選挙の結果によっては、外出禁止令も出るかもしれないので、来週はおとなしくしていよう。

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初めてのお絵かき
 すごくかわいいクレヨンをいただいた。その名も、Baby Color(ベビーコロール)。手が汚れにくく、折れにくい。小さな子にも持ちやすい形で、なめても安心な材質と、「子どもが初めて使うクレヨン」とうたっているだけあって、小さな子どもが使うことをよく考慮し作られていて、安心して美咲に渡せる。

 包みを開けたときから、美咲はなぜかそれが自分へのプレゼントだとわかったようで、手に持って離さない。机と紙を用意して座らせたときに、そういえば今までまったくお絵かきをさせてみなかったことに気が付いた。これが初めてのお絵かきだ。

 しかし、私が手を添えて簡単な絵を描いてみたが、まったく興味をしめさない。このクレヨンは縦に積むことができるので、美咲は積み木のようにして遊ぶことに夢中。まあ、そのうち、画用紙どころか床や壁にお絵かきするようになるだろうから、それまでは好きにさせておこう。

10-1-21初めてのクレヨン
 積んでは崩し、崩しては積む…


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木登りトカゲ
 クロスケが隣りの空き地に向かって、すごい勢いで吠えているので、何かと思って見に行ったら、すぐ目の前のココヤシにタラゴヤ(陸トカゲ)が取り付いていた。体長1メートル半ほどでけっこう重そうなのに、地面から2mほどのココヤシの幹にいて動かない。木陰でひと休みするにしては、ココヤシは安定悪すぎだと思うが、何が目的で登ったのだろう?

 しばらくすると姿が見えないので「降りたんだ」と思ったら、なんと隣のココヤシにいて、先ほどと同じくらいの高さのところで再びじっとしている。「なぜ?」 スリヤンガに教えたら、「ココナツ取りのおじさんみたいだな」と大笑い。ただのひと休みだったのだろうか。 

10-1-20木登りタラゴヤ
 ココヤシでひと休み中の陸トカゲ。
 ヤモリ好きの美咲は大興奮!


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01/20. 00:00 [ 自然 ] CM2. TB0 . TOP ▲
2010年に行くべきところ 「スリランカがトップ」
 昨夜あまり食欲がなく、食後パソコンに向かっていると、体の節々が痛くなってきた。風邪の前兆かもと早めにベッドに入ったが、体が寒くてぞくぞくしてくる。靴下をはいて、長袖のTシャツを着て寝たが、朝起きて熱をはかってみると38度近く。しかし体はだるいが、頭痛やセキも出ないし、のども痛くはない。

 朝食を用意するがやはり食欲はなし。スリヤンガが作ってくれたコッタマリの煎じ薬を飲み、美咲はスリヤンガに任せベッドへ。お昼過ぎまで寝たがまだ熱はひかない。仕方なくもう一度煎じ薬をのみ、*パナドールを2錠飲んで再び寝る。夕方起きるとびっしょり汗をかいていて、熱が下がったので一安心。きっと疲れがたまっていたのだろう。たくさん寝たのでもう大丈夫。

 ところで、1月10日付けのアメリカ・ニューヨーク・タイムズ紙の、「The 31 Places to Go in 2010 (2010年に行くべき31ヶ所)」という記事で、スリランカがトップに選ばれた。ちなみに、2位はパタゴニア、3位はソウル(「東京は忘れろ」と書いてあって思わず笑ってしまった)。今までアメリカ人観光客はほとんど見かけたことがないが、これからは増えるだろうか。

*パナドール/Panadol スリランカでは一番ポピュラーな錠剤。どんな小さな商店でも置いてあって、ばら売りしてくれる。感冒(悪寒・発熱)の解熱、頭痛などに効果あり。胃にやさしく副作用も少ないとか。


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金環日食
 昨年7月22日の神秘的な皆既日食をネットニュースで見て、スリランカでも見られるという金環日食を楽しみにしていた私。あれからもう半年もたってしまったのかと驚きつつも、すっかり日にちを忘れていてあやうく見逃すところだった。一応スリランカでもニュースになっていて、太陽を直接見ると目を傷めるので、「安全な見方」をガイドしていた。

 ちなみに、月によって太陽の全体が隠されるのを皆既日食、月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見えるのを金環日食という。スリランカでもきれいに環っかの状態で見えるのは、ジャフナなどの北部のみ。内戦が終わり、北部につながる国道A9も開通しているが、アヌラーダプラの北70キロにあるオーマンタイ以北は許可書なしでは外国人は立ち入れない状態。加え、ホテルやレストランなどの旅行者に必要なものもまだ整っていないことから、訪れるのは難しいと思っていた。

 しかし、スリランカ人の専門家やガイドたちが特別な許可書をもらい、ジャフナに金環日食の観察に行くというので、暇だったら同行させてもらおうかなと思っていたが、ちょうど私たちの家にもスリヤンガの実家にも、ホームステイのお客様が滞在しているので、家で見ることとなった。

 今日は朝からクリアな青空が広がり、とってもいいお天気。雲もほとんどない。月が太陽を隠し始める第一接触は、午前11時過ぎから。昼食の用意をしたり、美咲をシャワーさせたりしているうちに部分日食はすすみ、13時頃になると50%くらい隠れただろうか。雲はないのに薄曇りのような明るさになった。

 そして、スリランカ北部で金環日食が見られるとされる第二接触は13時17分に始まり、10分近く観察できる予定だった。ヒッカドゥワでは、隠れたのは70%くらいで100%には程遠い。もっと暗くなると思っていたので、ちょっとがっかり。ただ、外に出ても太陽の熱を感じないのには驚いた。

 晴天の日の13時過ぎの日差しは強烈。数分当たっただけでもじりじり日焼けしているのを感じるし、体が急激に温まって汗が噴き出してくるのがわかるほど。でも日食中は、まったく暑くない。紫外線は変わらず降り注いでいるのだから日焼けはするのだろうけど、青空なのに太陽の熱を感じないというのは変な感じ。わざわざスリヤンガも外に呼んで、確かめてもらった。

 今回何も観察用の道具がなかったので、直接見ることも写真を撮ることもできなかったが、2年後の2012年の5月21日に、日本で金環日食が見られるとのこと。ちょうどいつも日本に行く時期だし、日食に合わせて日本に行くというのもいいかもしれない。

インド・金環日食の画像(AFP BBニュース) バラナシやグワハティなど、インド各地で観察された日食のようすとらえた、インドのテレビ局による映像。聖地ガンジス川岸から見る金環日食、できればこの目で見たかった。


■参考リンク
NASA / Eclipse Web Site 世界各地で見られる日食、月食の予定、観測マップが載っている
日食(Wikipedia) 日食についてわかりやすい説明。2100年までの日食の予定が記載されている

動物天国
 今日は10日。朝起きて、仏像のダーナの日だと気が付き、慌てて用意をする。朝昼夕と3回、食事や飲み物を用意して、仏像にお供えに行く。家から仏像までは100mほどの距離。美咲の手をひいてのんびり歩いていくと、日曜日なので子どもたちがそこらへんで遊んでいる。

 一人の子が美咲を見て、伝書鳩を連れてきてくれる。手のひらの中でおとなしくしている鳩をじっと見つめる美咲。興味はあるけどなかなか手を出そうとしない。するとそこへアヒルが3羽グァーグァーいいながら、目の前を横切る。いつも絵本の「あひるのバーバちゃん」は見ているけど、本物を見るのは初めて。アヒルを追いかけようとするが、すぐに垣根をこえて行ってしまう。

 その先の家で飼っている牛の親子に挨拶をし、ようやく仏像へ到着。お参りを済ませた後、ウサギのようすを見に行くが、その家の子どもがどこかへ遊びに行っていて見ることはできなかった。美咲は「ハーワ(うさぎ)、ハーワ」とうるさい。先月は怖がっていたくせに。

 「またにしようね」と言い聞かせて家に戻ろうとすると、子ネコを発見。隣の家で飼っているおとなしいネコだ。とたんに目を輝かせ「プーサ(猫)、プーサ」と大興奮の美咲。スリランカの絵本にはネコが描かれていることが多く、いつも「プーサどこだ?」とネコを見つけて楽しんでいるので、本物のネコを見つけて大得意。近所の人にも「プーサがいるよ!」と教えて回っている。

 なかなかネコから離れようとしなかったが、「クロスケが待っているよ」と無理に連れて帰る。ちょっと近所を散歩しただけで、これだけたくさんの動物が見られるなんて、生き物好きの美咲にとっては天国。そういえば、2階のテラスに鳩が巣を作って卵をあたためているので、ヒナが生まれたら見せてあげよう。

10-1-10美咲と猫
 子ネコを追いかける美咲。でも触らない

遊び仲間
 これもスリランカが平和になったからだろう。クリスマスから年末年始の休暇中、外国人と結婚し海外に在住しているスリランカ人が、家族とともに里帰りしている姿をよく見かけた。大型ホテルでは、特に小さな子どもを連れたファミリーが目立った。

 我が家にも年明け、日本やヨーロッパに住む、スリランカ人と日本人のご夫婦が3組、訪ねてこられた。皆さん0~5歳と、小さいお子さんを連れて来られていたので、美咲は大喜び。が、普段年の近い子どもと遊ぶ機会が少ないので、どう遊んでいいかわからないようす。ちょっかいを出してみたり、周りをうろちょろしてみたり…。美咲の反応が面白い。

 見ていると、大人と遊んでいるときに比べ、集中度が全然違う。やはり子どもと遊ばせなければと実感。シンハラ語社会には、幼稚園、学校に行けば必然的に入ることになるので、できる限り日本語環境、それも大人だけでなく子どもと遊べるような機会を作ってあげたいと考えている。日本語は私たち夫婦からでも学べるだろうが、日本的な振る舞い(行動、思考ともに)は子ども同士のつき合いから学んで欲しい。

 先日コロンボのODEL(ショッピングモール)で子供服を選んでいるときに、ちょうど同じ年の男の子を連れた日本人のかたに会った。コロンボでは同じ年頃の子を持つ日本人ママのネットワークがあって、定期的に集まって一緒に遊ばせているという。うらやましい。もうちょっと近ければ参加させて欲しいが、ヒッカドゥワからコロンボまでは、車を飛ばして片道2時間半。気軽には行けない。

 ただ、今は日本在住だが将来はスリランカ移住を希望されている、スリランカ人と結婚された日本人のかたからよく連絡をいただくので、数年後か十数年後になるかわからないが、いつかヒッカドゥワ、ゴール地区にもそんなコミュニティーが作れるといいなと考えている。

和食でほっと一息
 目の回るような忙しさだった年末年始が過ぎ、ようやく落ち着いて仕事ができるようになった。12月の中旬から、スリヤンガが仕事でいなかったので、家にはアンマ、ターッタが来てくれていた。つまり食事は、ずっとカレーだった。アンマとターッタは、和食はもちろん、食べやすいと思われるパスタ料理も一切受け付けない。

 もちろん、毎日違う素材を使って、数種類のカレーを作るので、同じ味を食べているというわけではない。でもさすがに1週間以上カレーだけだと、他のものが食べたくなってくる。実は、「年越し用に」と、うどんを届けていただいたので、せめて31日は年越しうどんでも作ろうかなと思っていたが、ちょうどゲストが泊まることになり、スリランカ料理を用意することになった。

 そして、スリヤンガの仕事が終わり、今日久しぶりに3人になったので、お昼はうどん、夜はご飯と焼き魚、ワカメの味噌汁と、和食のメニューに。やっぱり和食はおいしい。胃がほっと休まる感じ。疲れがたまっているのか体調が良くないが、ちょうどフルーツがたくさんあるので、和食と新鮮なフルーツで元気を取り戻そうと思っている。

あけましておめでとうございます
 昨夜は、午前1時頃ベッドに横になったが、午前3時に我が家に泊まっていたお客様が空港に出発。その後、4時45分にスリヤンガが別のお客様をカタラガマに案内するために出発したので、ちゃんと寝入ったのが5時過ぎだった。それなのに、6時にスリヤンガの友人からの「新年の挨拶」の電話で起こされた。なんで元旦の朝6時に電話かけてくるかなあと腹が立ったが、すっかり目が覚めてしまった。

 そろそろアンマとターッタが起きる時間なので、また寝ることもできず、そのまま朝食のためのキリバットゥ(ココナツミルク・ライス)を作った。これを食べると眠くなると言われているので、私もできることなら食べてからそのままひと眠りしたかったが、午前中に銀行と買い物に行かなければならなかったので、バタバタと掃除をし洗濯物を干して、ヒッカドゥワの町に出た。

 銀行は予想通り長蛇の列。というのも、スリランカ人は一番初めにすることをことのほか大切にするので、年が明けたらまず、いくらかでもお金を預けようとする。今年一年、お金をたくさん預けることができるようにと、縁起をかつぐわけだ。私も時間があったら預けようと思ったが行内の混みようを見てあきらめ、ATMでお金をおろすだけにした(ちなみにスリランカの銀行では窓口でしか預金はできない)。

 スリランカにとって本当のお正月である4月中旬のように、親戚や知人・友人のご挨拶まわりはないが、年末の仕事を終えたガイドやドライバーが次々と報告しに来るので、ケーキやビスケット、バナナなどを紅茶と一緒に出してふるまった。そして、なんだかんだと細かい仕事を片付けていたら、すでに22時過ぎ。ときどき画面がゆらゆらして見える。集中力が切れてきたのでそろそろ眠ろうと思う。

 今年もスリランカ生活を、楽しく伝えていきたいと思います。
 どうぞお付き合いくださいませ。