スリヤンガのいない生活
 おとといからスリヤンガが仕事で留守にしている。美咲が生まれてから、なるべく家を離れないようにしていたスリヤンガだったが、やはり実際に現地に行かないと忘れてしまうので、最近は月1回はツアーに行くようになった。

 私と美咲だけを置いておけないと、スリヤンガ不在のときはアンマとターッタが来てくれる。日中、美咲の面倒を見ていてくれるのでとても助かっている。通常の家事に加えて、スリヤンガがいない分、室内や庭の掃除や片付け、買い物なども私がしなくてはならないが、それを差し引いてもだいぶ時間の余裕を持てる。いかに美咲がいると、目が離せず他の仕事ができないかというのを実感。

 時間がなくてそのままになっていた植木の植え替えやオフィスルームの整理、写真の整理が、この数日でずいぶんはかどった。明日でアンマもターッタも帰ってしまうが、来月は2週間、スリヤンガが不在の予定なので、今年やり残した仕事を一気に片付けてしまおう。

9-11-28美咲本
 ひたすら祖父母のもとへ絵本を運ぶ美咲。
 足取りもだいぶしっかりしてきた


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年賀状の宛名書き
 もう師走も間近。今年一年は、過ぎるのがことさら早かったように感じる。ここ数年、ばたばたとしていて年賀状を出すのが遅れがちだったので、今年はちゃんと元旦までに届くよう12月20日までには出したいと思っている。

 と言いつつ、写真をどれにしようかと迷っていて、まだ年賀状のデザインを作っていない。今日の午後は空は明るいのに雷がゴロゴロなっていて、パソコンが使えないので、年賀状の宛名書きをすることにした。

 印刷すれば簡単なのはわかっているが、普段パソコンばかりで日本語を手で書く機会がほとんどないので、昔から年賀状の宛名は手書きにしている。日本にいた頃は、筆ペンを使うようにしていたが、スリランカでは手に入らないので、太目のサインペンを使う。

 今年もらった年賀状をめくって住所を確認していくので、それもけっこう楽しみ。一枚一枚年賀状を読み返しながら、宛名を書いていく。今日からスリヤンガが仕事で留守なので、アンマとターッタが来ていて、美咲をみていてくれるので仕事がはかどり、今日だけで半分以上終わった。

 切手もすでに手に入れたので安心。スリランカから海外へのハガキは20ルピーだが、数百枚単位で切手を買おうとすると、郵便局に在庫がない言われ、5ルピーや10ルピーの切手を混ぜられたりするので、今年は早めに買っておいたのだ。

 さあ、あとはデザインを考えて印刷しなければ。まだ2週間あるのでじっくり作ろう。

ひとり歩き
 もう11月も終わりだというのに、毎晩すごい雨と雷の日がつづいている。これが過ぎれば、本格的な乾季が始まるのに、今年は遅いようだ。

 赤ちゃんのときから、必ず電気をひとつは付けてある明るい部屋で寝かせていたので、美咲は暗闇が苦手。停電になってしまうと泣き出す。そのため、発電機は欠かせない。スリヤンガが不在のときは、動かすのは私の役目。スリランカに来て、一段と男らしくなったなと感じるこの頃。

 ところで、美咲はようやく手を離して一人でも歩けるようになった。が、無理はしない。そろりそろりと足を踏み出す感じで、近くに何もつかまるものがない部屋の中央には決していかない。できれば手をつないで歩きたいらしく、私が忙しくてかまってあげられなくても、ショートパンツのすそを持って一緒に動こうとするので動きづらくてしょうがない。

 最近のお気に入りは、人形を抱いて、ゆらゆら揺らして「ドイドイ♪」と歌いながら寝かしつけることと、「はい!」という返事。美咲が「アンマ、アンマ(お母さん)」と呼ぶと「はい」と返事をして、今度は私が「美咲」と呼びかけると、ちゃんと「はい」と言うようになった。あとは歯磨き。私やスリヤンガが一緒にすれば、自分も歯ブラシを口に入れて動かしている。 

 好き嫌いがはっきりしてきたので、前は何でも口に入れれば食べていたのに、最近は嫌なものだとべーと出すようになった。とにかく、スプーンでも手でも、自分でやりたいので、食事時は忍耐が必要。でも以前に比べて、手がかかることがだんだん少なくなっている。それはそれでさみしい気もする。

9-11-26美咲歩き
 手をつないでいると余裕の歩きぶり

タンガッラへ②  アマンウェラ
 建築中の坂氏デザインの家を案内してくれたHさんが、「近くにアンジャレンドラン氏デザインのホテルがあるから見ていったら」と、案内してくれた。ゴール・ロードを挟んで、内陸側の山の頂上にある。周囲がシナモン畑なので、マウント・シナモンまたはミリッサ・ヒルズと呼ばれている。

 アンジャレンドラン氏は、スリランカ建築界の巨匠、故ジェフリー・バワの弟子で、チャンナ・ダースワッタ氏とともに、今のスリランカ建築界をリードしている建築家。ここも、普通の旅行者の目で見れば居心地の良さそうなプライベート感あふれるヴィラなんだろう。が、「どっかで見たことがあるような…」という感じがしてしまう。

 確かに彼らの手によるホテルは、スリランカにたくさんあるのだろう。バワの流れを大事にしているのかもしれない。でも、建物も調度品も同じに見えてしまうのはどうかと思う。オリジナリティが感じられない。私もアンティークは大好きだが、アンティークを置いておけばいいってもんじゃないだろう。バワの好みを真似ているだけという感じがする。

 しかも、バワの友人でもあり、お気に入りのアーティストでもあったラキ・セナナヤキ氏の作品の置く場所が良くない。せっかくの迫力ある大きさなのに、天井が低くてファンが視界の邪魔をするし、リビングスペースの中央を仕切るように置かれているので、背中側のソファに座るとなんだか落ち着かないしと、ラキ作品が台無し。もっとゆとりのあるスペースに置いてあげればいいのに。

9-11-19ラキ
 存在感あふれるラキ・セナナヤキ作品。
 でも天井ファン、ランプシェードが視界を邪魔する…


 このホテル、オーナーはイギリス人だが、私たちが訪ねたときは不在中。スリランカ人のマネージャーに連絡しておいたにもかかわらず、スリランカ人スタッフの対応は悪い。滞在客がいないからだろうが、庭に葉が落ちていたり、バスルームに虫が落ちていたりと、きちんと掃除もしていないようす。まったく。スリランカ人スタッフは監視の目がないと働かないからなあ。

  *  *  *

 その後、タンガッラのアマンウェラに向かう。スリランカにはアマン・リゾートがふたつある。ゴールのアマンガッラはときどき行く機会があるが、アマンウェラは初めて。見るのを楽しみにしていたのだが…。やっぱりアマンといえども、スリランカン・サービス。車寄せから降りたが、誰も来ない。

 仕方がないので呼びに行こうとすると、慌ててスタッフが来た。ラウンジに通され、出てきたウエルカム・ドリンクはなんと水。脚付きのグラスに入ったキンキンに冷えた水だったが、ただの水。

 きっと、付き添い(私たち)が多かったからとりあえず水を出しておいて、ゲストのIさんには部屋に通してから希望のドリンクが届けられるのだろうと思い、後でIさんに聞いたが何もサービスはなかったとのこと。アマンよ。水だけですか…。

 G.M.(ゼネラル・マネージャー)と話をして、ホテル内を見せてもらったが、案内をしてくれたスリランカ人スタッフの態度が悪くてびっくり。笑顔どころか、「余計な仕事をやらされて」という感じ。今までいろいろなホテルを見に行ったが、最低の接客だった。アマンなのに。

 *ちなみに悪かったのは彼ひとり。他のスタッフの態度は決して悪くなかったことを付け加えておこう

9-11-19アマンウェラ 9-11-19アマンウェラ2
 左:天井の高いラウンジバー     右:海に面したプール

タンガッラへ① 坂茂氏設計の家を見に行く
 今日は、お客さまIさんとタンガッラへ行ってきた。Iさんは建築家/インテリアデザイナー。今回のスリランカ滞在はバワ建築のホテルが中心。ヘリタンス・カンダラマジェットウィング・ライトハウスルヌガンガザ・ブルー・ウォーターというバワの代表作ともいえるホテルに加え、アマンウェラ、そして我が家に2泊。そうそうたるホテルの中で、「我が家」がひどく違和感があるが、それはそれでのんびりしていただけたよう。

 タンガッラのアマンウェラに向かう途中、建築途中の坂茂氏デザインの邸宅を見せてもらうためミリッサに寄った。ゴールからさらに45分ほど南下。この辺は、サーフィンのシークレット・ポイントがあることことでも知られるが、まだまだ手付かずのジャングルがたくさん残っている。

 ウェリガマを過ぎたところで、ビーチ側の小高い山の上に、見覚えのある建物が。ご存知「コンクリート打ち放し」スタイルの安藤忠雄氏設計の邸宅。ベルギー人の社長ファミリーがクライアント。ミリッサの海岸沿いの山ひとつという広い敷地内に、すでに出来上がっている安藤氏設計の邸宅がご両親、坂氏設計の邸宅が息子さんファミリー用とのこと。

9-11-19安藤忠雄3
 スリランカにもANDOデザインの家があるんです!

 ゴール・ロード沿いのゲートを抜け、山の斜面に沿って上っていくと大きな建物が目の前に現れた。まだ完成前なので、残念ながら写真は掲載できないが、建物の建築はほぼ終わり、あとは細かい仕上げのみといったところ。クライアントは「年内に住みたい」と言っているそうだが、のんびりした職人たちの仕事ぶりを見ていると難しそう。

 エントランス前の美しい三角模様のコンクリートブロックの壁が印象的。自然の傾斜に沿って、邸宅内もゆるやかな階段をのぼっていく設計となっている。正面の壁全体が、チーク材を贅沢に使ったブラインド式の窓になっていて、市松模様に見えるようデザインされている。また、チーク材が格子状に編み上げられ天井板として使われている。どれもスリランカでは見たことのないデザインで目新しい。

 現地で監督をされているHさんに案内していただいたが、着工から2年。建具など一部の材料以外、基本的にはスリランカの材料とスリランカ人の職人を使って作っているという。「何度もやり直しをさせました…」との話を聞いて、私たちのような普通の家作りでもあんなに大変だったのに、こんなにデザイン性の高いものを、スリランカ人の職人に説明し作らせるのはものすごいエネルギーが必要だったと思う。

 そして、とにかく素晴らしいのは目の前の景色。ウェリガマの湾が眼下に広がる大パノラマ。スリランカの一流ホテルでも、こんなにロケーションのいいところはそうはない。夕暮れになると下記写真の左側から夕日が差して、湾が真っ赤に染まるという。ぜひ完成後の邸宅を見せていただきたいなあ。

9-11-19
 こんな景色を独り占めなんて!うらやましい…
 ほんの少し右へ視線をずらすと、両親の住むANDOデザイン邸が見える


■坂茂 (ばん しげる) 世界的に注目されている日本人建築家のひとり。避難所として設計した〈紙の家〉が有名。ルワンダの難民キャンプ、阪神大震災、トルコ・インド・中国の地震などの仮設住宅を建設。スリランカでは、津波後、南部のキリンダ(ヤーラ国立公園の近く)で、復興プロジェクトを担当。家財道具がすべて流れてしまった被災者のために、全体の構造はレンガで作り、ゴムの木で作った家具をはめ込む形の家をデザイン。 復興プロジェクトのようすはこちら

サルボダヤ・老人ホームへダーナ
 朝5時に起床。あいにくの雨模様だったが、2階バルコニーにガスを運び、ラルが次々と料理を仕上げていく。スリランカ人からのダーナは、ライス&カレーが普通なので、たまには違うものをと、ベジタブル・ライスに、パリップ(豆のカレー)、デビルド・チキン、野菜炒め、魚のフライ、サラダ、パパダン、アイスクリーム、バナナという、スリランカ人にとっての外食メニューにした。

 10時半頃持ってきて欲しいと言われていたので、料理を大鍋ごと車に積み込み、サルボダヤの施設に向かう。ここには約30人のおじいちゃん、おばあちゃんが暮らしている。ちょうど近くのお寺のお坊さんがいらしていたので、まずはホールにまつられている仏像に持ってきた料理をお供えし、ブッダ・プージャーをしていただく。

 お坊さんがお経を読んでいる間、美咲は仏像を指差し、手を合わせ「サードゥ、サードゥ」を連発。確かに間違ってはいないんだが、時折ホールいっぱいに響くような声で言うので、ハラハラしてしまう。20分ほどでプージャが終わり、最初にお坊さんに食事をふるまう。

9-11-15ダーナ
 ホールにまつられた仏像。毎日昼食前に
 ブッダ・プージャをおこなっているという


 お坊さんが食事をする間は私とスリヤンガで接待し、お坊さんと話をしていたのだが、彼はアーユルヴェーダ医でもあるらしい。専門は毒ヘビ。ただ、いつヘビに咬まれた人が来るかわからないので、24時間体制で準備をするには人手が足りなく、今は受けていないとのこと。

 お坊さんの食事が終わり、お寺へお送りした後、食堂でおじいちゃん、おばあちゃんたちに食事を配る。食べ慣れないかと心配したが、皆「おいしい」と言って食べてくれたのでほっとした。デザートを配り終わったところで、私たちは自宅へ戻った。

 すでに14時近く。お腹はぺこぺこ。手伝ってくれたラル夫妻、パラネ、マヘーシュなどとランチを食べる。アイスクリームを食べ、皆にお礼を言って送り出す。私たち3人はのんびりベッドで休息する。美咲は疲れたのかぐっすりお昼寝。疲れたけど、気持ちのいい一日だった。

9-11-15ダーナ2
 ダーナの昼食を食べるおじいちゃん、おばあちゃん。
 ほぼ365日、食事は寄付されるという


ダーナの準備
 明日、ヒッカドゥワ郊外にあるサルボダヤの老人ホームに、昼食を寄付することになっている。スリランカではこういった食事の布施をダーナと呼び、日常的に行われている。

 スリヤンガの両親はもちろんだが、料理作りに強力な助っ人ラルが来てくれた。彼は外国人向けのホテルのコック。とにかく仕事が速い。朝からスリヤンガとラルは材料を仕入れに行き、今日のうちに野菜を切ったりと下ごしらえは終わらせておく予定。

 私も今日は一日忙しくなるのはわかっていた。しかし、なんと美咲が発熱。風邪らしくくしゃみをして、鼻水が出てくる。そうなるとアンマ、ターッタに美咲をみててというわけにもいかない。他の手伝いの人も含めて、昼食、夕食ともに8名分作る必要があったので、食事の用意と美咲の世話で、ほとんどダーナの準備を手伝う余裕がなかった。

 そして今23時半。美咲が寝たので夕食後から野菜切りの手伝い。ようやく終わった。明日は10時半までに昼食を用意して持っていかなければならないので、5時起きの予定。どうか明日には美咲の風邪が良くなっていますように。

9-11-14ラル野菜切り
 手際よく野菜を切る強力助っ人ラル

サーフ・トーナメント開催
 ヒッカドゥワでほぼ毎年行われている日本プロのサーフ・トーナメントが、13日、14日の2日間開催されている。だいぶ歩くのが上手になった(といっても、誰かの手をつかまっていないと不安なようだが)美咲を砂浜で歩かせてみようと、散歩がてら見に行った。

 スリランカでの運営はサーフショップ、A FRAME。オーナーのマンボーが、参加者やスタッフに配っているTシャツをくれた。見ると10周年記念の文字。「A FRAMEはもう10年なのかあ」と思ったが、私たちの旅行会社ももう6年目。月日がたつのは早いなあと実感。

 ところで、今日の波のコンディションは、よくないらしい。どんよりした曇り空で、今にもポツポツ雨が降ってきそう。美咲は、久しぶりの海にまたも大泣き。砂が足につく感触がいやなのか、砂浜におろそうとしても足を曲げてつかないようにしている。砂浜なら転んでも痛くないからいい練習になると思ったのに、美咲はまったく歩く気なし。しばらくトーナメントのようすを見て帰る。

9-11-13サーフトーナメント
 波はこんな感じ。サーフィンといえば映画
 「ビッグ・ウェンズデー」のイメージしかないからなあ



ゴール近くでのボートサファリ
 以前紹介したホテル、クルルベッダがアレンジしているガン川でのボートサファリ。先日のグラビア撮影でも使ったが、そのときに私はボートに乗らなかったので改めて来てみようと思っていた。友人のKさんが13日に日本に帰国するので、その前にと、誘って一緒に行ってきた。

 ゴール・ロードからすぐの、ボートの持ち主のおじさん宅が川に面していて、そこからボートに乗る。ルーフがないので、日傘をさしながらゆっくりボートを走らせる。両岸にはポツポツと民家があるもののほとんどがマングローブ、ココヤシ、シナモンなどのジャングル。朝夕はたくさんの鳥が見られるそう。

9-11-12ボートサファリ
 緑いっぱいの風景

 蓮の花が咲いているので、摘んで持って帰ろうとボートを寄せてもらう。ボートのおじさんはすかさず茎を器用に折りながら、蓮の花でネックレスを作ってくれる。しかし、美咲はちょうど家ならお昼寝している時間だからか、かなり不機嫌。写真を撮ったがすごく無愛想な顔ばかり。その代わりといってはなんだが、Kさんの写真は100点スマイル。ボートサファリ楽しんでもらえたかな?

9-11-12ボートサファリ3 9-11-12ボートサファリ1
 左:蓮の花をゲット          右:おじさんが蓮のネックレスを作ってくれる

 このボートサファリ。基本的にはクルルベッダもしくはジェットハウス・ライトハウスの宿泊客が対象。サファリは1時間~2時間。料金はホテルにお問い合わせください。


日本食パーティー
 以前からリクエストされていた日本食パーティー。ゲストはヒッカドゥワ一有名なレストラン「Refresh」のオーナー二人。「スリランカ人好みに変えないで、なるべくオリジナルな日本食を」と言われ、メニューに「そば」と「刺身」を入れるよう指定されていた。

 ビーチ沿いに住んでいても、新鮮な魚を手に入れることは難しい。魚は氷の上に置くでもなくただ
板にのせて売っているので、朝買いに行っても多少は鮮度が落ちてしまう。日本人ならとても刺身で食べたいとは思わないだろう。なるべく新鮮なものをと、知り合いの漁師さんに注文しておき、適当なマグロがあがったら電話しておいてもらうようにしていた。

 そして朝6時、電話が鳴り急いでスリヤンガが取りに行った。前日までの仕事の疲れが残っていて、美咲をシャワーさせた後、再びベッドでうとうととしていたらしい。いきなりスリヤンガに起こされ、キッチンに連れてかれる。目の前に1mくらいのマグロが一尾。そこで今日のパーティーのことを思い出した。

 寝起きでまだボーとしたまま、包丁を握りマグロをさばく。今日はカレーじゃないから、とりあえず3枚におろし、刺身用にサクを切り出す。それ以外はカレー用に適当な大きさに切り、細かい身は包丁でたたいて、しょうがを入れたしょう油だれにつけこんで、後でそぼろにする。

 とりあえずマグロをさばいたところでキッチンをきれいにして朝食。今日のパーティーメンバーは私たちを入れて8人。でも日本人のKさんが午後手伝いに来てくれる予定なので安心。朝食後、まずデザートの抹茶ゼリーを作り、だしをとり、野菜を切り始める。

 お昼前にスリヤンガが出かけてしまうので、それまでに一通りの下ごしらえを終わらせておこうと必死で野菜を切っていると、買い物から帰ってきたスリヤンガがまた魚を手にしている。今日パーティーに来るキンスリーアイヤが買っておいてくれたらしい。

 キッチンいっぱいに野菜が並べられた状況で、再び魚。朝ので十分足りるが、そのままでは冷蔵庫に入らないので、やはり今さばかないとならない。時間を気にしつつ、カレー用に魚をぶつ切りにし小分けにして冷凍庫に入れる。

 もう一度シンクをきれいにして、再度野菜の登場。今回は作っておけるものを多くして、客前で作るのは前回好評だった水餃子だけにしようとするつもり。一応メニューを書いておくと、きゅうりとワカメの酢の物、揚げナス、マグロの刺身、マグロとアボガドのサラダ、そば、水餃子、きのこ炊き込みご飯、味噌汁、抹茶ゼリー&バニラアイス。

 パーティーは夜7時過ぎにスタート。水餃子、ご飯はともかく、生のマグロを使ったアボガドのサラダと刺身、酢の物は食べられないだろうと思っていたが、予想に反して普通に食べている! 話のネタにとりあえず食べてみる感じではなく、おかわりまでしていたから、おいしいと感じたんだろうか。

 デザートまで終わって22時過ぎ。お酒をたくさん飲むメンバーじゃないので早めにお開き。「次回は…」という話になっていたが、お願いだからしばらくはやめて欲しい。なんだかここしばらく忙しかったので、ゆっくりしたいんだけどなあ。

11/09. 00:05 [ 食べ物 ] CM2. TB0 . TOP ▲
山本梓さんグラビア撮影④
 「雲ひとつない青空」ではなかったが、ときどきスコールにあいながらも予定どおり撮影は終わり、最終日はオフに。スリヤンガがガイドして、ガン河のボートサファリ、世界遺産のゴール観光に案内し、空港に向かう途中に我が家に寄っていただいた。

 私たちが3日間留守にしていたので、家の中はかなり汚くなっている。早朝に起き出し、スリヤンガは芝生を刈り、私は家の中を大掃除。スリヤンガが出かけた後も、美咲をアンマ・ターッタに預け買い物に出かけたり、犬好きの梓さんがクロスケに触るかもと庭でクロスケを洗ったりと大忙し。

 午後3時過ぎに撮影メンバーが到着。美咲はちょっと人見知り気味なのか、借りてきた猫みたいに大人しい。しかし、紅茶を飲むため、皆と一緒にテーブルに座って、お菓子を食べ始めるととたんにご機嫌になる。

 隣の席に座っていたカメラマン・アシスタントのSさんに、水を飲ませてもらったり、ガーゼで口をふいてもらったりと面倒をみてもらっている。このSさん、30代の独身男性。なのに、とっても子どもの扱いが上手。美咲も子ども好きな人はちゃんとわかるみたい。すっかりSさんになついている。そういえば、子ども好きな梓さんにも、大人しく抱っこされていた。

9-11-9梓さんと記念写真
 梓さんと記念撮影。美咲は眠そう…

 5時過ぎ、空港に向かうご一行を見送る。美咲は、久しぶりに私がそばにいるのが嬉しいのかずっとくっついてくる。今回の仕事では、美咲は私たち以上にがんばったのかもしれない。撮影が朝から晩までのスケジュールだったので、美咲はおじいちゃん、おばあちゃんとお留守番。私とこんなに長時間離れていたのは初めてだった。

 昼間はまだしも、夜寝付くまでは「アンマ、アンマ」と叫んで大変だったらしい。それでも私たちが帰る頃には泣き疲れて寝ていたので、顔を合わせるのは朝起きてシャワーを浴びさせて朝ごはんを食べるときのみだった。美咲に「明日からはずっと一緒だからね」と言うと安心したようすだった。


■山本梓さんブログ

梓さんに抱っこされた美咲の写真が紹介されています。スリヤンガもちょこっと登場
我が家での記念写真、バースデーケーキの写真も紹介されていました。

■講談社ヤングマガジン
今回のグラビア撮影は、ヤングマガジン年末・年始号に掲載予定。どうぞご覧ください!

山本梓さんグラビア撮影③
 スリランカといえば、「紅茶と宝石」ということで、紅茶畑での撮影許可ももらっていたのだが、時間がなくなってしまい行くことができなかった。

 屋外での撮影では、とにかく太陽の光が大事。毎日8時半に出発していたが、スリランカは18時頃には暗くなってしまうので、撮影可能な時間はわずか9時間。移動や着替え・ヘアメイクの時間も含まれるので、意外と時間がない。

 「紅茶がだめなら宝石で!」と、知り合いの宝石屋さんでジュエリーを借りて撮影することになった。室内の撮影なので、日没後にスタート。着替え・ヘアメイクに入ったところで、私だけ美咲を見に家に帰る。戻ってきてびっくり。梓さん、全身にジャラジャラ宝石を付けている!

 でもこれが、ため息が出るほどきれいだった。アラビアンナイトに出てくるお姫さまのよう(ちょっとセクシーすぎるけど)。彼女の普段のキャラクターだと、どちらかというと色っぽいというより明るくかわいい女の子という感じだけど、水着の撮影だと断然セクシー路線のほうが似合っていた。さすがプロだなあ。

9-11-8梓さん宝石や 9-11-8梓さん宝石や1
 左:象の置物と記念撮影  右:宝石屋の店主、ラリッタイヤ。ポーズ決まってます!

 空き時間には宝石を見ていたけど、やっぱり女性は宝石が好き。あれやこれやと見ているとあっという間に時間がたつ。撮影が終わり、それぞれ石を選んでデザインを指定して、オーダーしたりしていたら、21時近くに。夕食を食べる時間がなくなりそうなので、慌ててレストランに移動する。

 食事を終え、紅茶を飲んでいると急にレストラン全体が暗くなる。停電ではなく、照明を落としたらしい。まだ閉店時間じゃないのになぜ?と思いつつ、しばらく待ってみたが、明るくならない。私が席を立って「暗すぎるから明るくして」と言いに行くと、スリヤンガが「大丈夫だから座ってて」と止めに来る。

 席に戻ると、店員がパン皿を持ってきて配ろうとする。もう食事は終わってるのになにしてるんだろうと、「いらない」と断るとそそくさとパントリーに戻ってしまった。ドライバーのカマルアイヤが、「明日の朝食の準備じゃない?」と言うので、それまでの遅いサービスにいらいらしていた私は「ピッス!(頭おかしいんじゃない!)」と一言。

 すると、どこからかハッピーバースデーの歌が。ろうそくを立てた大きなチョコレートケーキが運ばれてきて、見るとカメラマンのSさんと私の名前が書いてある! 前日にたまたま、先週の私の誕生日をスリヤンガが完全に忘れていて、「おめでとう!」の一言もなかったと言う話をしていたのを、覚えていてくれたらしい。

 サプライズのバースデーケーキに感激。Sさんと一緒にろうそくの火を消し、ケーキにナイフを入れる。その後の話で、「あの照明の暗さはケーキを持ってくるためだったけど、普通は持ってくる直前にするのに早すぎたよね。しかもケーキの前に取り皿を持ってきたから焦っちゃった!」という話を聞いて大笑い。

 Sさんと私以外はケーキが来ることを知っていたので、私が気づきやしないかとハラハラしていたらしい。カマルアイヤの発言も「苦肉の策」だったんだろう。まだディナーのお客さんがいるのに朝食の用意をしようとしたと信じた私もおかしいけど。

 とにかく、まったく予想しなかったので、とても嬉しかった。梓さんをはじめ、ロケメンバーのかたがたありがとうございました! 今年はたくさんの人に祝ってもらって、思い出に残る誕生日になった。

山本梓さんグラビア撮影②
 せっかくスリランカでの撮影なのだから、他のアジアの国とは違うスリランカらしい風景をと、ビーチ以外でもいろいろなところで撮影した。下記はゴール市内に程近いガン河での撮影風景。まずはロケハンチームがエンジン付きのボートでロケ地を下見に行き、オール付きのボートを借りてきた。

 しかし、エンジン・ボート担当の男の子は、用事があって休んだお父さんの替わりに来ていた息子で、オールの操作には慣れていないことが判明。そこでスリヤンガの出番。小さいボートなので、梓さん、カメラマンのSさんとスリヤンガの3人で、川へ繰り出していった。

9-11-6ボート
「任せておけ!」と意気揚々とボートを漕ぎ出すスリヤンガだったが…

 後で梓さんから聞いた話。いい感じの木漏れ日があって、そこで写真を撮ろうと「スリヤンガ、ここでストップ!」と言ったら、スリヤンガ、「ブレーキがないので無理です。止まれません!」と言ったらしい。梓さんはとっても受けてたけど、まあ、確かにブレーキはないけどそこをうまくコントロールするのが役目では…。

 この日は、ゴール漁港近くのボートでも撮影。この辺は漁師が集まるところ。特にゴールをはじめ南部の漁師は気性が荒いので有名。勝手に撮影したら、「誰に許可をもらって写真を撮ってる?」なんて言われかねない。でも、スリヤンガが通っていた日本語学校のヒロシャン先生の地元なので、一緒に来てもらい滞りなく終了。こういった顔やコネがスリランカではとっても大事。

9-11-6イカ釣り漁船 9-11-6ギャラリー
 左:ちょうどイカ釣り漁船が海に出て行く時間  右:ギャラリー。またもスリヤンガそこにいます

9-11-6船の上の梓さん
自然体の梓ちゃんスマイル


 実は、先週結婚したばかりの新婚ホヤホヤのヒロシャン。夕方から奥さんと親戚の家に遊びに行く予定だったのが、私たちの予定を入れたばっかりに約束をすっぽかす羽目に。「奥さんが怒ってるから、ちょっとうちにお茶を飲みに寄って奥さんに話して」と頼まれ、撮影終了後ヒロシャンの家に行く。

 明らかに不機嫌な奥さん。でもそんなようすに気が付いているのかないのか、梓さんと記念写真を撮って嬉しそうなヒロシャン。後のことは私たちは知りません! お茶とお菓子をいただいて、次のロケ地へ移動した。 ③につづく


山本梓さんグラビア撮影①
 先週末から、グラビア撮影のコーディネートが入っていて、忙しくしていた。今までかかわったPV撮影や雑誌の取材と違い、グラビア撮影は天気がとっても大事。一応、ざっとした撮影場所のスケジュールを組むが、実際にその時の空のようすを見ながら動くので、臨機応変に対応することが要求される。

 日本で編集の仕事をしていたときに、上司から「常に10本以上の企画を用意しておきなさい」と言われたことを思い出したが、クライアントの要求に見合うような案を、その場その場でポンポンと提案できなければならない。幸い撮影場所は私たちの地元のヒッカドゥワ、ゴールエリア。ここなら顔がきくので安心。

9-11-5グラビア撮影風景 9-11-5グラビア撮影ギャラリー
左:ヒッカドゥワ・ビーチでの撮影風景  右:集まってきたギャラリー。なぜかスリヤンガもそこに

 今回のロケメンバーは、月に3回は海外撮影に行っているという編集者Iさんをはじめ、海外経験豊富なかたばかり。しかし、スタイリストさんをのぞき全員がスリランカ初めて。梓さんの「今まで行ったことのない国」というリクエストから、マイナーな国スリランカが選ばれたそう。

 心配していた天気も、日中はなんとか青空が広がり、ビーチでの撮影も無事終了。明るいキャラクターの梓さんを中心に、撮影中も冗談が飛び交い、終始なごやかな雰囲気。もっとピリピリと緊張感あふれる現場だと思っていたので、拍子抜けしてしまった。 ②につづく…

9-11-5梓さんと犬
 犬が大好きな梓さん。犬と子どもとイケメン(!)がいれば、
 モチベーションがぐっと上がるのだそう