安産祈願 ボーディー・ブージャー
 「早くしないと産まれてきちゃう」ということで、延び延びになっていたボーディ・プージャーをすることになった。ボーディ・プージャーは「菩提樹供養」で、お寺に花やお香、ココナツオイルランプなどを捧げたあと、菩提樹に水をかけ、お坊さんにお経をよんでもらう仏教の儀式。

 本来、仏教ではブッダに「何かを祈願」することはできないのだが、このボーディ・プージャーは例外で、厄をはらってもらったり、今回の私のように安産祈願をしたりする。

 ちょうどスリヤンガの仕事が入っているので、アンマに準備をお願いし、実家の村のお寺ですることにする。今日は2日目。夕方シャワーを浴び白い服に着替え、バラゴダに向かう。すでにアンマや近所のおばさんたちがお寺に来ていて、お供え物を用意しておいてくれる。

 まずは仏塔をお参りし、それから菩提樹へ。お花、紅茶などのお供え物をおき、3回右回りに菩提樹のまわりを回って、水をそそぐ。その後、境内のオイルランプ台にココナツオイルを入れ火をともす。今日は小雨で地面が濡れてたので、外ではなく本堂でお坊さんに約40分間お経をあげてもらった。私が参加したのは今日だけだが、明日まで3日間つづけて行う。

 先日、比叡山延暦寺の安産お守りが届き(Nちゃん、ありがとう!)、ボーディ・プージャーを済ませたので、これで安産間違いなしでしょう。

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 左写真:本日の主役、菩提樹    右写真:お供えもの

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まもなく臨月突入
 予定日まであと1ヶ月。そろそろ出産、育児用品を準備しないと、と焦り始めている。といっても、おおまかなものは日本から送ってもらったので、あと必要なのは薬局なんかで買えるものばかり。

 スリヤンガに「リスト作るから買ってきて」と言うと、「生まれてから買うからいいよ」という信じられない答え。なんでだろう。おめでたいことなのに、スリランカでは早くから用意するのは良くないと感じるらしい。用意すると、生まれてきてしまう、つまり早産してしまうと考えるからだろうか。

 今日、いつもの検診に行くと、おなかを触ってドクターが「小さい」と言う。子宮の大きさが月齢にしては小さいらしい。本当はスキャンの予定はなかったが、急遽スキャンとCTGをするという。

 まずは初めてのCTG。おなかを出して寝かされ、バンドを留めて30分ほど胎児の心拍をチェックする。手にスイッチボタンを渡された。胎動を感じたらボタンを押すように言われるが、ぼーとしているとタイミングを逃してしまう。昔、学校で聴音検査をしたのを思い出した。まさにあんな感じの緊張感。しかし30分は長い。やたらと疲れた。結果は正常だった。

 その後スキャンへ。ドクターいわく「Not bad」。とりあえず問題ないらしい。よかった。今後は1週間に一度の検診となる。胎動が感じなくなったり、何か少しでも異常を感じたらすぐに病院に来なさいと言われ、「もうそんな時期なんだなあ」と思う。

8-5-27妊婦
 初公開!妊婦姿。すでに10キロ増加…

夫婦別室
 とうとうスリヤンガが風邪をひいた。原因は一晩中まわっているファン。私が妊娠末期になってからひどい暑がりになって、ファンなしでは眠れなくなってしまった。もともと私とは明らかに体感温度が違う(ヌワラエリヤに行くのにニット帽を持っていくほど寒がり)スリヤンガなので、夜中のファンは寒すぎたのだろう。

 そこで別々の部屋に寝ることにしたのだが、これがとっても快適。気兼ねなくファンを強くできるし、遅くまで電気をつけて本を読んでいられるし、何よりベッドが広くていい。スリヤンガが隣で寝ていると、近くに湯たんぽがあるみたいで暑苦しかったが、それもなくなったし。

 スリヤンガの風邪は、病院に行くほどではないけど、のどが痛いらしく、声もちょっと変。完全に治るまではもう少し時間がかかりそう。というわけで、もうしばらく夫婦別室はつづく。出産までの1ヶ月間、もうこのまま別室でいいのになあと密かに思っている。

ウェサック祭
 今日は仏教徒にとって、一年で一番大事な満月の日。ブッダの生誕、成道(さとりを得ること)、涅槃を祝うウェサック・ポヤデー。我が家も仏旗をかかげ、ランタンをつるして準備をする。

 ウェサックは夜のお祭りで、寺院だけでなく、普通の家でも、色鮮やかな電飾やランタン、キャンドルを灯して、ライトアップする。今年は私たちの住む界隈で、オイルランプを灯そうということになった。

 ランプのスタンドとなるのはバナナの茎。そこにココヤシの葉を丸く差し込んで、素焼きのランプポットを置けるようにする。野に生えている素材で、サッと作ってしまうのには感心させられる。

 暗くなり始める夕方6時半すぎ、みんなで手分けして火を灯す。いつもは夜になると真っ暗になる道が、オイルランプの柔らかい光で彩られてとてもきれい。

 ローシーナンギーに誘われ、近所を散歩することに。ほんの数百mの距離だが、道沿いにオイルランプが灯り、家々がライトアップされていて、スリヤンガと3人でのんびり歩く。こんなそぞろ歩きが楽しい。

 ポヤ・デーは雨が降ることが多いので、お天気が心配だったが、今年はきれいに晴れた。もちろん空にはきれいな満月が光っていた。

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 写真左:暗くなったころにランプを灯す
 写真右:ランプスタンドはバナナの茎。そこに素焼きのランプポットを置き、
 ココナツオイルを注いで火を灯す



来客の多い連休
 この週末は、月・火とウェサック祭の祝日にあたるので4連休。先月のお正月休みにできなかった挨拶まわりをかねて、家々を訪問する人も多い。

 私たちの家にも次々と親戚や友人家族が訪ねてきた。しかも毎度のことながら、突然来る人も多いので、するつもりだった予定が丸つぶれ。お茶を出したり、昼食の用意に追われることになった。

 体が重くなったせいか、やはりいつもより疲れやすいので、食事の用意は無理をしないことに。珍しがって、たいてい喜んで食べてもらえるパスタが、こんなときの定番メニュー。とっても簡単だし。

 今日はチーズをたっぷり入れて、マカロニ・グラタンを作った。具はチキン、ポテト、ほうれん草とゆで卵。ミルクのせいか、スリランカの人には甘く感じるようなので、黒コショウをたっぷり入れる。

 これに焼きたてのパンを添えれば、見た目もごちそうっぽく見える。「日本食か?」と聞かれると困るが、「日本人もよく食べるよ」と答えれば間違いではないだろう。本当にいつもパスタ料理には助けられている。

9ヵ月半(33週)でのスキャン
 先週の検診で、「まだ少し小さい気がするなあ…」と言われていたので心配してたが、今日のスキャンでは問題なし。順調に成長しているらしい。

 今までは部分部分で胎動を感じていたが、最近はその力が強くなっただけでなく、全身運動をしているのか、かなり広い範囲でつづけて蹴りやパンチがくる。

 予定日まであと1ヶ月半。そろそろ本気で出産・育児用品の準備をしなくては。

ココヤシ1本を切るのに1年…
 のどに刺さった小骨がとれたようにすっきりした。ようやく倒れそうなココヤシを切ることができた。

 実は1年くらい前から、隣の空き地に生えているココヤシが気になっていた。そこは雨が少しでも降ると、どろどろになってしまうようなゆるい地盤。私たちの家からほんの数メートルのところに1本ひょろ長いココヤシがあった。

 それが、風が吹くとワッサワッサと揺れる。空き地の向こう側は水田になので、木も何も生えていない。つまり風が吹くとさえぎるものがなく、ダイレクトにこちら側に吹き抜けてくる。もしココヤシが倒れることがあれば、間違いなく我が家に直撃するだろう。

 隣の空き地のオーナーは私たちの裏手に住んでいて、よく知っているご近所さん。最初は立ち話程度に、「木が倒れそうで危ないから切ってもらえないかしら?」という感じで話したがいっこうに切るそぶりを見せないので、ちょうど1年くらい前に正式にお願いという形で家を訪ねた。

 「了解!了解!」という愛想のいいことばが返ってきたので安心してたら、1ヶ月たってもそのままの状態。スリヤンガがもう一度話しに行くと、「倒れないように他の木に針金で結ぶから」と言われる。はっきりいって、同じようなゆるい地盤に生えている木に結んでも無理(しかも周囲にその危ない木よりも大きな木はない)。というか、倒れるときは2本まとめて倒れてくるはず。

 ほとんど実をつけない木なのに、どうして切るのがいやなんだろう。木自体にそんなに価値はないし、切るためのお金は私たちが払うと言っているのに。疑問に思ってスリヤンガに聞くと、「プライドだよ。他人に言われてそれに応じるのがイヤなだけだよ」とのこと。

 このオーナー。昔はこのあたりの地主で、一番のお金持ち。今は土地は多少持っているもののごく普通の家だが、プライドは捨てきれないらしく、近所の人とは付き合わない(相手にしない)という態度をとっている。しかし、我が家は別で、外国人だからか最初から愛想がよく、よく庭で取れたフルーツを持ってきてくれたりとおつき合いをしていた。それが今回の件で態度が一変。気に障ったらしい。

 しかし、万が一ココヤシが倒れてきたら、家が壊れるだけでなく、私たちの命も危ない。もう話し合いでは無理と判断して、昨年の9月にヒッカドゥワの市役所に手続きに行った。日本だったら民事訴訟になるのだろうか。スリランカでは裁判所に持ち込む前に、市役所で取り扱ってくれる。

 必要な書類を提出すると、数週間して担当者がココヤシのようすを見に来た。確かに危ないと判断され、市役所から「1ヶ月以内に木を切るよう」という手紙が、私たちとオーナーのもとに届いた。

 しかし、約束の期日を過ぎても切るようすがない。再び市役所に出向き、その旨の書類を書いて提出した。また数週間すぎて、同じような内容の手紙が届いた。すると、オーナーが針金で他の木に結びつけた。その場で、「それじゃあ倒れるのは防げないから切ってくれ」と言ったが、「これで大丈夫だよ」と聞き耳もたず。

 その後オーナーは市役所に「針金で補強したから大丈夫」という書類を出したらしく、私たちにも市役所からその通知がきた。仕方なくもう一度市役所に行き、「それでも不十分だから」と、再度見に来てくれるよう頼み書類を提出した。

 数週間して、前回と違う担当者が見に来た。やはり危ないと判断され、市役所から「1ヶ月以内に切るように」という手紙が届いた。しかし、また約束の期日を過ぎても切るようすがない。一応、強制の効力がある正式な手紙なので、オーナーが無視する場合、市役所を通じて警察官を派遣してもらい、その立会いのもと私たちが切ることができる。

 そろそろ無理にでも切ろうと思っていたところ、市役所からまた手紙が届いた。見ると今までの内容と変わり、針金で補強してあるのでそのままで大丈夫と書いてある。おかしい。

 一度針金で補強したあとのようすを見に来てもらい、その後切るようにとの手紙が来ているのに、なぜいきなり変わるのか。しかも市役所からの手紙だが、今までやり取りしていたものとフォームが違う。

 市役所に行って事情を聞くと、どうやらオーナーの友達が市役所にいるらしく、その人を通じて裏工作をしたらしい。なんて汚い!と腹が立つがスリランカではよくあること。自分に都合のよいコネクションを持っているもの勝ちなのだ。

 しかしそんなことで引き下がる私たちではない。それなら私たちも自分たちのコネクションを使うまで。本当は直接市長に会って話ができればよかったが、ちょうど東部地区の選挙前でトリンコマリーにしばらく行って留守とのこと。

 市役所はとりあえず置いておいて、ヒッカドゥワの警察署に行き、事情を説明して書類を作ってもらう。ただこれだけだと、いつ警察官が見に来てくれるかわからないので、友達のゴール署長に電話してヒッカドゥワに連絡してもらう。

 上からの命令だと早い。その日に警察官が来てココヤシをチェックし、オーナーのところに話に行った。この場合、法的な強制力はないが、圧力をかけることはできる。それでダメでも、後は市長が帰ってきてから話をしようと思っていたら、急に数日前オーナーが木を切ってもいいと言い出した。ただしお金が欲しいと。

 一応彼らの木を切るのだから、木を私たちが買うという形にしてお金を払うのはかまわないと伝え、相場の値段を言った。しかし、それでは足りないという。本来、市役所からの通知では木どころか切るのもオーナー側の負担になる。それを私たちが木を切り、しかも木の分のお金も払うと譲歩しているのに、なんてせこいんだろう。結局私たちは言い値をゆずらず、オーナーは家族と話してみると言って帰っていった。

 そして今日。いきなりオーナーが手配した人が木を切り倒した。お金はいらないということらしい。オーナーの屈折した心はわかりかねるが、良かった良かった。これでどんなに風が強い日でも安心して眠れる。しかしたかがココヤシ1本切るのに1年かかるとは。これで裁判沙汰になったらどれくらいの時間とお金を浪費するのだろう…。

8-5-14ココヤシ切る
 先に葉を落としてから斧で切る

バナナ・パンケーキwithバニラアイス
 スリランカでパンケーキというと、ちょっと厚めのクレープといった感じ。普通は中に削ったココナツとカラメル状態にした砂糖をからめて、シナモンやカルダモンで香り付けしたアンを作って、中に挟む。

 生地は、例によって適当に目分量で、小麦粉、ベーキングパウダーに、卵、牛乳、砂糖、塩、溶かしバターを入れてよく混ぜる。ターメリックをちょっと入れるのがポイント。粉類をふるったり、生地をこしたり、ねかせたりといった気遣いは無用。ボウルでガシャガシャかき混ぜて、実に適当に作る。

 スリヤンガは牛乳を飲まないし、私もあまり好きじゃないので、我が家は牛乳を常備していない。紅茶に入れるのにはスリランカ人にならい、粉ミルクを使っている。それが、先日どうしてもマカロニグラタンが食べたくて、1リットルパックの牛乳を買ってきた。

 その牛乳の余りを使ってパンケーキを作ることにした。熟れごろバナナが山ほどあるので、ココナツのアンはやめて、バナナを挟み、バニラアイスをのせて、上からキトゥル・パニをかけた。これが予想以上においしい。

 ただの溶けたアイスクリームほどまずいものはないけど、熱々の上にのせて溶け始めているアイスクリームってのはなんでこんなにおいしいんだろう。そういえばバニラアイスにエスプレッソをかけたのも大好きだったなあと思い出した。

8-5-10バナナパンケーキ
飾りのミントの葉がなかったので、コッチ(小さいチリ)の葉で代用

05/10. 00:00 [ 食べ物 ] CM0. TB0 . TOP ▲
ねんきん特別便がとどく
 ニュースで見るたびに「大変だなあ」とは思いながら、他人ごとだった私。なんとなくもっと上の世代が対象となっている気がしていて、私には関係ないと思っていた。ところが、私宛に「ねんきん特別便」が届いたと妹から連絡があった。

 4年前にスリランカに移住する際に、海外への転出届を出してきたが、社会保険庁からの書類は、以前の住所に送られたらしい。私の場合は妹が同じ住所に住んでいるので問題なく届いたが、もし引き払っていたらどうなるのだろう。

 とにかく妹にはそのままこちらに転送するように頼み、今日ようやく手元に届いたのだった。

 宙に浮いている5000万件の年金記録の中に、私と結びつく可能性のある記録があるので、確認してくれとのこと。年金記録を見ると、20代前半に勤めていた会社で入っていた厚生年金がすっぽり抜け落ちている。

 返信は同封の返信用封筒に、追加、変更箇所を記入し送り返すようになっている。社会保険庁では、もう一度調査、確認をしてデーターの統合をするとのこと。まあ私の場合はスリランカに永住予定なので、必要ないかもしれないけど、手続きだけはしっかりしておこうと思う。

カバラ(ミズオオトカゲ)の子ども発見
 よく隣の空き地を徘徊しているカバラ。2~3mくらいあるので、一瞬ワニかと思うがトカゲの一種。泳ぐのが上手で、魚や小動物などを食べるが、生きているのを襲うことはない。人間に対しても臆病で、すぐに逃げていく。噛み付かれる危険はほとんどないが、尾の力は強いので、あまり近づかないに越したことはない。

 今まで1mを越したサイズのカバラはよく見たが、子どもは今日初めて見た。体長は尾が長いので30センチくらい。おとなよりも模様がはっきりしている。やはり水場が好きなようで、岩の上にボーとしてた。このサイズが数メートルになるまで成長するにはどれくらい時間がかかるんだろう。

8-5-4カバラ子ども
薄曇だったけど、放心したように日向ぼっこしていた


05/04. 00:00 [ 自然 ] CM0. TB0 . TOP ▲