プレゼント分を寄付しよう
 昨夜メールをチェックしていると、妹から「ハッピーバースデー♪」メールが届く。そうそう、今日はスリヤンガの誕生日。すっかり忘れていた私。ありがとよ、妹よ。日本時間では妹に先を越されたが、スリランカ時間では最初に「お誕生日おめでとう」と伝えることができた。

 といっても、今年はプレゼントも特別な料理も用意していない。今までは実用的なものばかりとはいえ、スリヤンガに内緒でプレゼントを買っておいたり、ケーキを焼いたり、スリヤンガの好物をディナーに並べたりしていたが、今年は事前に「なにが欲しい?」と聞いたら、「その分のお金を寄付したいんだけどいい?」との答え。

 実は今月の28日に、スリヤンガがお世話になった老僧の49日の法要があって、それにいくらか寄付したのと、スリヤンガの母校に本を贈ることになっていて、そちらにも寄付をしたので、それが今年の誕生日プレゼント分でいいとのこと。

 「いいプレゼントじゃない!」と私はすぐに承諾。そんなわけで、今年はなんにもしないシンプル・バースデーとなる予定。

 スリヤンガからはまだ何が欲しいか聞かれてないが(忘れている可能性大)、実は来月は私の誕生日がくる。しかし私も特に欲しいものはない。夜お酒でも飲んで乾杯をすればいいかな程度。

 こちらに住んでいると物欲がなくなってくるのが良くわかる。何も買わなくてもけっこう楽しく暮らせるのだ。それにたとえお金を使いたくても、流行もないし、遊びに行くところもないし、使う対象がないという感じ。

 こうやって、我が家の記念日はなくなっていくような気がする。(すでに結婚記念日は忘れ去られている…) 

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クリケット国際競技場 in ゴール
 世界遺産に指定されているゴールの砦からは新市街が一望できるが、目の前の空き地がいつも目に付いてしまう。ここは以前、国際試合のできるクリケット競技場だったが、2004年の津波で壊され、そのまま放置されていた。

 今年のクリケット・ワールドカップでスリランカチームは準優勝し、国内はおおいに盛り上がった。もちろんクリケットはスリランカでの人気ナンバーワンスポーツだ。それなのに、なんでゴールの競技場はそのままなのだろうと不思議に思っていた。

 ところが、数日前ゴールに行くと、急ピッチで再建工事がはじまっていた。聞けば12月中旬にスリランカでクリケットの国際試合が行われ、ゴールも予定地になっているという。あと2ヶ月ちょっとしかないけど大丈夫か!?と心配になるが、電球が配されているので、夜も作業をしているようだ。

 私もようやくクリケットのルールがわかり、少し面白さがわかってきたところなので、12月の国際試合は見に行こうと思う。そのためにも、何とか試合日までに完成させてほしいものだ。

7-9-29クリケット競技場
 観客席のコンクリート部分を建設中

クロスケの術
 来月に満一歳となるクロスケ。最近急に聞き分けがよくなり、大人になってきた。嬉しいときにははしゃぎまわるが、自分がどう振舞えばいいかわかってきたようだ。

 番犬として人が来ると吠えるが、「大丈夫な人」とわかると吠えないし、飛び掛らんばかりにいつまでも吠えていた数ヶ月前とは大違い。ただ面白いのが、私があまり好きじゃない人が来た場合、何回も来ているのにきまって最初は吠えること。私が歓迎していない雰囲気がわかるんだろうか。

 ところで、クロスケのケージからはギリギリ、ダイニングテーブルに座っているスリヤンガが見える(私の席は見えない)。私たちが食事をしているときは静かにしているが、終わる頃になるときちんとお座りをして「いい子」アピール。ちょうどスリヤンガはクロスケと向かい合う形なので、おのずと「いい子なクロスケ」が見えるわけだ。食事が終われば遊んでもらえることをわかった上でのアピール。

  写真は、スリヤンガの席から見えるクロスケの姿。ココヤシが邪魔しているが、半分だけクロスケの顔が見える。この真面目なお座りを見ると、けな気でかわいいのでついついケージから出して遊んでしまう。まさにクロスケの術にはまっている親バカのスリヤンガと私。

7-9-28クロスケいい子アピール
 「ここにいい子がいますよ!」と、
 体半分でもきちんとアピール







09/28. 00:00 [ 未分類 ] CM0. TB0 . TOP ▲
取材でゴー!2 「ココナツ・ロープができるまで」
 スリランカで一番大事な木は?と聞かれたら、間違いなく答えは「ココヤシ」だろう。スリランカ人にとって、「Tree of Life」。

 成長が早く、実は食料にも飲料にもでき、ヤシ殻はロープやほうき、タワシやマットなどが作れ、葉は編んでつい立て替わりにしたり古くは屋根を葺くのに使われ、乾いた葉やヤシ殻、根は薪として使える。花はスリランカ人にとって吉兆のしるし。結婚式やさまざまな儀式で使われる。オイルも食用だけでなく、髪に塗ったり、神仏に捧げるオイルランプとしても使われる。まったく捨てるところのない宝の木という感じだ。

 そんなココヤシだが、この日はロープ作りを見に行った。場所はヒッカドゥワから内陸へ20分ほどいったところ。ロープ作りは女性たちの仕事。この家のアッカにその工程を見せてもらった。

 まず家の裏手に湖があって、そのほとりにココナツを取ったあとのヤシ殻を沈めておく。3~4ヶ月ほどたって取り出し、中の繊維のみを取り、写真1のように棒でたたいて、繊維のカスを飛ばしきれいにする。

 広げて天日に干し、よく乾いたらロープを作る作業に移る。写真2のように3人一組になり、自転車の車輪で作った道具を使って、よりをかけロープにしていく。手つきは慣れたもので、あっという間にロープができる。

 できあがったロープは、業者が買いに来る。写真3はトラクターいっぱいのロープ。安くて丈夫なロープは、我が家も家作りの際になにかとお世話になった。

 この繊維からは、ロープだけでなくほうきやタワシ、マットも作れる。スリランカの家を見回すと、ココヤシからできているものが実に多い。ココヤシはスリランカ人にとって、なくてはならない大切な木なのだ。

7-9-27ココナツロープ たたく 7-9-27ココナツロープ まきまき 

7-9-27ココナツロープ トラクター

 左上: ココヤシの繊維をたたいてきれいにする
 右上: よりをかけてロープにする
 左: できあがったロープを積んだトラクター



取材でゴー!1 「ポル・トディを飲みにいく」
 最近忙しくて、書きたいことは山ほどあるのに書く時間がない。せっかく写真も撮ってあるというのに、時間がたってしまうと不思議と書く気がしない。やはり日記は毎日書かないといけないと反省。

 ところで、この1週間は雑誌の取材のコーディネートをしていて、バタバタとしていた。「スリランカの食生活」が大きなテーマだったので、ココナツは外せない。そこで、いろいろなココナツの使われ方を見に行ったので紹介しようと思う。

 まずは、トディ・ショップへ。以前、キトゥル・ヤシのトディを飲んだことはあったが、ココナツのは初めて。トディというのは、ココヤシの樹液を自然発酵させたお酒。安い割にはそこそこアルコール度があるので(10%前後)、ビールやアラックよりも一般的に飲まれている。

 家から15分くらいのところに、政府認定のライセンスを持つトディ・ショップがある。ショップの裏手は50エーカーもの広さを持つ、ココヤシとシナモン農園。トディは自然発酵ゆえ置いておくとどんどん発酵してしまう。ショップが開くのは朝8時。お昼を過ぎると発酵しすぎて酸っぱくなってしまうので、朝飲むのがトディの飲み方。

 作り方は、まずココヤシのつぼみがちょうどよくふくらんだところで、ココナツロープでぐるぐるとしばり、先端を切る。このまま1週間ほど置いて、もう一度先端を切り準備は終了。ポットを置いておく。これは朝5時の作業。夕方もう一度先端を切る。

 翌朝5時、ポットを回収する。ひとつのつぼみから3リットルほどのトディが取れるそう。さらに先端を切っておきポットを置いておくと、明日また同じようにトディが取れる。見ていると簡単で、我が家の庭のココヤシでもできそう。ただライセンスなしだと違法になるのでやらないが。

 トディを回収して歩くおじさんは、この道数十年のベテラン。足裏にココナツ・ロープを巻き滑らないようにし、つるつるの幹をいとも簡単に登っていく。木から木へはロープを伝って移動。この前のサーカスよりもうまいかも。器用に木から木へ渡っていく。

 簡単そうに見えても、数十メートル上での作業。もちろん命綱なしなので、落ちたら一巻の終わり。今日は晴れていたが、雨の日も風の日も作業はすると言う。風が強い日にはヤシの葉がバッサバッサと揺れているのを見るが、本当に危険と隣り合わせの仕事だ。

 こうやって集められたトディは、ショップへトラックで運ばれる。この農園のショップは掘っ立て小屋があるのみ。持ち帰りは違法なので、皆そのへんで座って飲んでいる。750mlほどで20ルピー。朝からこんなところでお酒を飲んで、仕事はいいの?と聞きたいところだが、今日はお休みなのだろう。

7-9-26トディを取りにおじさんロープの上 7-9-26トディアンクル

7-9-26トディショップ
左上:木から木へロープを伝って渡る

右上:まさに職人!仕事の後のトディ一杯が楽しみだとか

左:近くのトディ・ショップ。750mlほどで20ルピー。ただし持ち帰りは違法なので、そこらへんで飲んでいく



庭がジャングル
 ここ1週間くらいものすごく忙しく、寝る間も惜しみ仕事をしていた。当然、食事も手抜きになり、簡単にできるパスタや炒飯なんかばかり食べていて、きちんとカレーを作ることが少なかった。

 そして今日起きると、口内炎ができていた。まさに不摂生な生活だったからだろう。もちろん原因は寝不足と偏った食生活。本当に身体は正直だなあと驚きつつ(これが20代ならもうちょっと無理ができるのだろうが)、明日からきちんと食事を作ろうと反省した。

 ところで、スリヤンガもここ最近忙しく、家にいないことが多いので、我が家の庭が荒れ放題になっている。2ヶ月ほど前に買ってきた芝生切り用ハサミは、品質が悪いのかもう切れが悪くなってしまった。友人が電動の芝刈り機を借してくれると言っているが、ここのところ一日に何回も土砂降りの雨が降るので、使うときがない。

 そうこうしているうちに、芝生はどんどん成長し、庭の一部は草むらと化している。ジャングル化した庭のせいか、雨のせいか、今日は庭で毒ヘビとサソリを見つけた。サソリはたまにいるけど、毒ヘビは初めて。わずか20センチくらいの小さいヘビだが、毒を持っているので危険だという(ただかまれて死ぬほどではないらしい)。

 慌ててクロスケをケージに入れ、退治することに。しかしこのヘビ、まったく動かない。日本で野生のヘビを見たことはほとんどないけど(確か小学生の頃に隣の席の男の子がスーパーの袋に生きたヘビを入れて、机の横にかけていたことがあったっけ)、ヘビってこんなに動かないものだろうか。スリランカの生き物は驚くほど動きがトロい。まったく逃げないのですぐに退治終了。

 そして夜、クロスケにご飯をあげに行くため*ゴム靴をはこうとすると、なんと靴の下にサソリがいる(スリランカで靴をはくときは、必ずはく前にひっくり返して中に何もいないことを確認しましょう)。1日に2回も毒のある生き物にあうなんて。早く庭をきれいにしてすっきりさせよう。

【大活躍のゴム靴】 雨が降ったあとにビーサンで庭を歩くと、足が濡れて汚くなってしまうのが嫌だったが、そんなときはゴム靴が便利。友人がガーデニングのためにとプレゼントしてくれたのだが、足首までの長さの靴でしっかりとしたゴム製なので、少々の水たまりでもへっちゃら。雨季のシーズンは本当重宝している(Sありがとう!)

7-9-20毒ヘビ
 手の平サイズだけどかまれると痛い毒ヘビ

09/20. 00:00 [ 自然 ] CM0. TB0 . TOP ▲
マンジュラ敗退!
 シラサTVで毎週土日の夜9時~11時、「Super Star」という番組をやっている。文字通り「スーパースター」を選ぶ番組で、昔の「スター誕生」のように一般の人をオーディションで選んでいくというもの。

 何千人もの地方予選を勝ち抜き、48名になったところからSMS(携帯で送れるメッセージ)での一般投票となる。そして12名になったところで、毎週著名な作曲家などの音楽家が彼らにレッスンをつけ、土曜日に1曲ずつスタジオで披露。それを見た一般の人がSMSで投票し、日曜日に結果発表となる。

 スリヤンガは眠いのに、毎週土日は欠かさず見ているが、スリランカの音楽があまり好きではない私はときどきちらっと見る程度。興味はまったくなかった。しかし先週コロンボから帰る途中、ヒッカドゥワの町に入る手前のゴールロード沿いに巨大な広告があるのを発見。しかもなんだか見たことある顔…。「マンジュラだ!」

 ここ最近、特にヒッカドゥワの人は、誰かに会うと決まってこの番組の話をしている。実は、ヒッカドゥワ出身のマンジュラが先週まで残り、ベスト8に選ばれていたのだ。といっても私は実際にマンジュラに会ったことはない。

 しかし、さすがスリランカ。すぐに彼女の家や家族構成など細かい情報が流れていて、スリヤンガに「今マンジュラはどこにいるの?」と聞くと、「レッスンがあってコロンボにいないといけないから、親戚の家にいるって」とまるで友達のような答え。もちろん、スリヤンガも彼女と直接話したことはない。

 ヒッカドゥワに作られた巨大な広告は、きっと有志が作ったのだろう。すでにスターのような扱いだ。しかし、スリヤンガが「マンジュラはそろそろダメそう」と言うので、マンジュラがいなくなる前に見ておこうと、昨日今日と私も真面目に番組を見てみた。

 男女ともにやけに化粧が濃いのと、コマーシャルがやたらと長いのが気になるが、マンジュラを声援すべくスリヤンガと一緒に見る。一人、他よりずば抜けて歌のうまい男の子がいて、毎回の投票でもダントツらしい。しかしそれでは番組にならないので、毎週1名ずつ落とされていくシステムとなっている。

 土曜日の披露曲が終わり、投票が締め切られ、その結果が今日の番組で発表される。その発表の仕方がすごい。いくら何度もカメラの前で歌っているといっても、参加者はみな素人。ものすごく緊張しているのがひしひしと伝わってくる。それを司会者があおるように、審査員(といっても決めるのは一般人だが)の批評や会場の人に「誰がいいか」などと聞きながら一人ずつ選んでいく。つまり最後まで選ばれなかった人が落選者となる。

 そして、残念ながらわれらがマンジュラ(別に私はファンじゃないが)は、惜しくも今日落選してしまった。最初のオーディションで、ヒッカドゥワのビーチで歌うマンジュラの姿がビデオで流れ、それを見ながら大粒の涙を流すマンジュラ。会場で見守るお母さんも泣いている。

 8名ものスリランカン・ソングを聞いて私はもうお腹いっぱい状態だが、これで残りは7名。あと2ヶ月近くもこんな感じで選んでいくと思うと気が遠くなる。さすがスリランカ、のんびりしているなあ。

7-9-16SuperStar

 「Super Star」の専用スタジオ
 いろいろネットで探したが、マンジュラの写真はなかった。
 You-Tubeだといくつか番組が見られるので、興味あるかたはぜひ。



雨の中の大掃除
 「じゃあ、いつやるの?」「明日」

 スリヤンガとの間でよく交わされる会話のひとつ。できるときにする。つまり「今やろう」というのが私。いや、「今は忙しいから(私からするとたいして忙しくなさそうだけど)明日やろう」というのがスリヤンガ。

 スリランカの場合、明日になって誰かが尋ねてきたり、天気が悪かったり、急用ができたりと、予定外のことで、やりたかったことができなくなることが多々ある。まさに「予定は未定」。

 だからこそ、私は少しでも時間があったら今やってしまおうと思うのだが、そこはスリランカ人。スリヤンガは、決まって「明日ゆっくりやろう」と言い出すのだ。本当は昨日終わらせたかった大掃除。しかし、午前中に来客があってできず、午後になるとスリヤンガがいつものパターンで明日にしようと言い出し、そのままになっていた。

 そして今朝。掃除のため早めに起きたのになんと大雨。だから昨日やっておけば良よかったのに…。明日はお客様が来るので、絶対に今日中に終わらせないといけない。

 仕方なく雨の中決行。家具を動かし、床に水と洗剤をまいてブラシでこする。う~水が冷たい。午前中いっぱいかかって床を洗い終わった。残りの部屋はスリヤンガが掃除してくれるらしいのでお任せしよう。 

スリランカ風盆栽
 7月18日の日記で書いた挿し木は、順調に根が出て、新しい葉も出てきた。殺風景な部屋に早くグリーンを飾りたいが、理想の大きさとなるまでにはまだまだ時間がかかりそう。

 何かいい案はないかなと考えてたところ、前から気になっていた盆栽を作ってみようと思い立った。もちろん、「松」や「梅」なんていうのは無理だけど、スリランカは植物天国だし、そこら中に木が生えているので適当にとってきて試せるのがいい。

 スリランカらしい植物、ココヤシや菩提樹なんかもかわいいし、プルメリアも枝ぶりがおもしろくなりそう。まあ、常識的に考えて、ココヤシの盆栽は無理だと思うけど(だいたい種にあたるココナツが入るサイズの鉢では、その時点で盆栽とはいえないサイズ)、菩提樹はスリヤンガに聞いたら、別に盆栽として飾るのはテーブルなどの上だったらかまわないとの答えだった。

 私が気にしていたのは、菩提樹はスリランカの仏教徒にとってはとても大事な樹で、お寺の境内もしくは三叉路などにあって、大事に祀られている。つまり、自然にただ生えている菩提樹はありえない。もちろん、一般家庭の庭に生えているような木ではないわけで、そんな聖なる木を盆栽にするのはどうかなと思っていたが、床ではなくてどこか上のほうに置くのならいいということだった。

 なんにも盆栽についての知識がないので、とりあえずネットで調べてみたら、「小さい鉢で小さく育てるのが基本」のようだった。まずは試しにと、向かいの空き地でデル(Breadfruit Tree)と、名前はわからないけどいくつかみつくろって、苗木をとってきた。

 デルは、本当は私が庭に植えたかった木のひとつ。葉の形が面白いし、濃い緑という葉の色もいいし、枝の感じもいい。しかし、「葉を触るとかゆくなる」と聞き庭に植えるのは断念。でも盆栽サイズならそんなに気にならないだろう。

 鉢はココナツの殻を使うことにして、とりあえず植えてみた。さて、どんなふうに育つのだろうか。楽しみ…

甘いスイカはカタラガマから
 マンゴー、パパイヤ、パイナップル、そしてバナナ。スリランカのフルーツはどれも甘くておいしい。しかし、中にはあまりおいしくないのもある。私の中では、その代表がスイカだった。

 日本のスイカより小ぶりで、切ると実の赤色が薄くて見るからに味がなさそう。食べると予想通りやたらと水っぽくて、甘くない。スリランカに来て最初の頃は何度か食べたが、どれも同じような味だったので、それ以後自ら買うことはなく、ホテルやレストランでも食べようとしたことがなかった。

 昨日、スリヤンガの実家のお隣さんがカタラガマへ行ってきたと、お土産を持ってきてくれた。カタラガマといえば、どんな願いもきいてくるパワフルな神さまがまつられている寺院。シンハラ人にもタミル人にも、宗教に関係なく人気があって、スリランカ中の人がお参りに行くパワースポット。

 そこの代表的なお土産は*ドドルで、私もカタラガマに行くときは必ず買ってきた。しかし、今回はドドルに加え、スイカをもらった。カタラガマは実はスイカの産地としても有名らしい。

 「スイカかあ…」と期待しないで食べたらびっくり。日本のスイカと同じ味。甘い!「なんだ、おいしいスイカもあるんだ」と嬉しい発見。スリヤンガは食べないので、私とクロスケでおなかいっぱいいただいた。

*ドドル…ハクル(キトゥル・ヤシの糖)とココナツミルク、米粉で作った甘いお菓子。名古屋の「ういろう」みたいな食感

7-9-7カタラガマスイカ
 真っ赤に熟れたおいしそうなスイカ♪

09/07. 00:00 [ 食べ物 ] CM0. TB0 . TOP ▲
スサンティカ凱旋!
 大阪でおこなわれていた世界陸上で、スリランカからただ一人参加したスサンティカ・ジャヤシンハが「女子200m・決勝」で3位に入り、銅メダルをとった。大統領がすぐに電話をかけ祝福するほど、スリランカでは大きなニュースとして報道された。

 2004年のアテネオリンピックのときに、出場選手の少ないスリランカの選手団を代表して、開会式で旗手を務めたのも彼女だった。そのときは彼女のことを知らなかったが、スリヤンガが「彼女は世界に通用するランナーだ」と自慢げに話していたのを思い出す。

 今日は、スサンティカが日本から帰国するので、その模様をテレビ中継するという。なぜかスリヤンガは番組を楽しみにしていて、朝から時間を気にしている。11時きっかりにテレビをつけて見始めた。

 番組ではセレモニーの準備のようす、両親へのインタビューなどを含め、彼女の乗っている飛行機が着陸するところまで放映する熱の入れようだった。そして大臣や両親など大勢の出迎えの人が待つ中、レッドカーペットの前にバスが着き、スサンティカと夫が降り立った。祝福のレイを首にかけ、ドラマーやダンサーたちの後に続き、ゆっくり歩くスサンティカ。感激のためかうっすらと涙をためている。

 しかし百メートルほどののレッドカーペットを歩くだけなのに、やたらと時間がかかる。握手を求められると握手をし、知り合いがいると頬にキスしたり言葉を交わしたりするので、なかなか前に進まない。その後、彼女のインタビューがあり、しばらくしてコロンボまでの凱旋パレードが始まった。

 すべて生放送なので、ここまでですでに2時間以上経過。沿道にはけっこう人が集まっていて、彼女に手を振ったり、花束をプレゼントする人がいたりする。車は歩いているほどのゆっくりとしたスピードなので、コロンボまでいったい何時間かかるのだろうと心配になった。

 ずっとテレビを見ていたスリヤンガによれば、途中から他の番組をはさみ、メインのポイントだけ凱旋パレードのようすを放送していたという。それにしても、ダラダラと編集のされていない素人のビデオを見せられている感じで、私はほとんど見ていなかった。もうちょっとなんとかならないのかと思うが、スリランカのテレビ局の設備や技術では仕方がないのかもしれない。

 31歳という年齢は短距離のアスリートにとっては若くないが、彼女はインタビューで来年の北京オリンピックでは金メダルを狙うと言い切った。活躍に期待しよう。

7-9-5スサンティカ空港 7-9-5スサンティカ
 写真左: 空港で歓迎を受けるスサンティカ(右)と母親(左)
 写真右: 銅メダルが決まり喜ぶスサンティカ・ジャヤシンハ
 Photo (C) Daily News


ADSL開通!
 ダイヤルアップ回線だった我が家のインターネット環境が、念願のADSLとなった。電話会社まで出向き、申込書を出したのが7月。開通可能であれば1週間くらいで連絡がくると聞いてたが、その後まったく音沙汰なし。私も忙しくて放っておいたが、請求書が来てみるとすでにADSLの料金が請求されている。

 仕方なく電話会社まで行くと担当者が休みでわからないと言われ、彼のメールアドレスをもらいそこにメールしてくれと言われる。すぐにメールを送るが再び音沙汰なし。メールを開封した知らせは届いているので、間違いなくメールを読んでいると思われるが返事は来ない。

 そして、先週再び電話会社に行く。担当者はまた不在。かなり強い口調で状況を説明しクレームすると、アシスタント・マネジャーが対応してくれることになった。

 まずはまだ使ってもいないのに請求されているADSLの料金を訂正してもらう。そして、正式にADSLを申し込み、ダイヤルアップ回線の契約を解除してもらう。そして、前回在庫切れだったモデムを買い、セットアップのサービスを申し込む。

 こういうときに驚くのが、日本とのサービスの違い。もし日本だったら、同じ電話会社でダイヤルアップを使っていた人がADSLに切り替えるとしたら、自動かもしくは必要な書類を渡され、サインをするくらいで事足りると思う。

 しかし、スリランカではそのままにしておいたら間違いなく両方の料金を請求される。必要なくなったダイヤルアップ回線は、客側から止めてもらうよう依頼しないとならないのだ。このときも、パラッと1枚真っ白な紙を渡され、ダイヤルアップ回線の契約解除について、依頼書を書けと言われる。

 念のため、メールアドレスのアカウント名はそのまま使えるようにとか、モデムのセットアップに都合のいい日なども書き加え、サインをして渡す。「OK! Ok!」と愛想良く言われこの日は帰る。

 しかし、約束の日になってもモデムのセットアップに来ない。電話するとこのサービスは別会社に依頼しているらしく、電話会社からは間違いなく連絡してあると言う。結局ずるずると1週間がたち、ようやく今日来たという次第。やっとつながって一安心。さあ、これからネット生活を楽しもう! 

隣の家で結婚式
 今週は結婚式ラッシュで、町を歩いていると新郎新婦を乗せた車を何台も見かけた。おとといは親戚の子の婚約式、昨日はスリヤンガの友達のホームカミングで、今日は隣の家のナンギーのポールワーセレモニー。連日のパーティーなのでちょっと疲れ気味だが、今日は歩いていけるとあってかなり気楽。

 最近の結婚式はホテルやウェディングホールでおこなうのが主流となっているが、昔は家でするのが普通だった。スリランカで結婚式となれば少なくとも100人以上は来る。でもそんなに体裁は気にしないので、小さい家でも庭にテントを張ったり、イスを並べてなんとかしてしまう。

 家でのパーティーだとそんなに格式ばってないので、参加するほうも気が楽。私もサリーはやめてパンジャビーを着ていった。新郎側はともかく、新婦側は近所の人が多いのでほとんど顔見知り。ランチが終わってダンスタイムになると、ものすごく盛り上がった。

 私たちは昼間の式に参加したが、パーティーは夜まで延々と続いた。お酒を飲む人が多くパーティーはいつまでたっても終わらなそうなので、ニューカップルは私たちの家に泊まることになった。記念すべき初夜が我が家でいいの?と思ったが、0時を過ぎてやってきた二人はかなりお疲れのようす。そのまま部屋へ案内した。

7-9-2スランジ姉結婚式 ダンスタイムになると、普段の人柄から想像できないほど豹変する人がいて、見ているだけでも楽しい