GWからウェサックへ
 今年のスリランカの新年(4月中旬)の時期は、本当に暑くてしんどかった。例年なら、日中の日差しがいくら強烈でも、夕方から夜にかけてザーッとスコールがあるので、それでもまだましなのだが、今年の3月から4月にかけては雨がほとんど降らず、からから状態。夜になっても昼間の熱気が冷めず、ファンだけではなかなか寝付けなかった。

 3週間ほどの新年の休みが終わり、娘たちは4月26日から新学期スタート。そしてすぐにGWへ。もちろんスリランカではGWなんてまったく関係ないのだが、今年は十数年ぶりに会う私のOL時代の先輩や、大学生のときからスリランカに来ていて、もう4~5回目というかわいいお客様が二組、我が家に来ることになっていたので、特に楽しみにしていたのだった。

 先輩と友人には我が家にも泊まっていただいた。食事は「スリランカ料理」のリクエストだったけど、夜お酒を飲みながら食べるにはスリランカカレー&ライスは適していないので、カレーは翌日のお昼に用意することにして、夜はアースオーブンでチキンや魚などを焼いた。先輩たちは今も同じ会社で働いているので、当時私が仲良かった社員の近況など聞きつつ(すっかり偉くなってしまっていて驚いた!)、明け方近くまで話がつきなかった。

 その後、我が家に泊まったNさんは、スリランカだけでなく美咲は日本でも会っていて、娘たちが大好きなお姉ちゃん。娘たちは、「学校があって遊ぶ時間が少ない」と文句を言っていたけど、楽しい一週間だったはず。もう一人のEさんは最初にスリランカにいらしたのが7年前。その頃はまだ学生さんだったのに、今回は彼と一緒に観光ツアーに参加。

 もう何度もホームステイしているので、スリヤンガの実家のある村の多くの人と顔なじみ。彼と一緒なので、村では「Eちゃんがフィアンセと来てる!」と大騒ぎになっていたようす。今回は3年ぶりなので、近所の家を訪れて「赤ちゃんだった子がもう幼稚園行ってる!」と驚いていた。そう、子供の成長を見ると時の流れを感じるよね。

 そんなこんなで、賑やかで楽しいGWが終わり、先週の5月10日と11日はウェサックの祝日だった。それまで忙しかったので、今年のランタン作りは放棄。夜、お祭りには、スリヤンガに娘たちを見に連れていってもらって、私は家で一人のんびり。たまった仕事を片付けながら、ウェサックを迎えて降り出した雨音を聞いていたのだった。幸い娘たちは濡れずに帰ってきて、途中で停電して電気が消えたままの絵解きボードや飾りランタンのようすを娘たちから聞いたのだった。

 ウェサックが過ぎ、いまだに日中の日差しは強いが、夕方になると毎日雨が降るようになってきた。ようやく雨季到来だ。これで、新しい土地にと買ってきてあった苗木や花を、植えることができそう。この時期は草木の成長が早いのだ。

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人生初のインフルエンザ
 明日、スリランカの新年を迎えるというのに、我が家は先週から、美咲→葵→私とインフルエンザにかかり、いまだ病み上がり状態。この時期、デング熱に加え、インフルエンザが大流行で、クリニックはどこも患者であふれていて、コンコンと咳をしている人が多い。

 我が家はたいてい、子供たちが学校でうつされるパターン。感染症予防の知識がまったくない人が多いので、子供が咳をしようが、くしゃみをしようが、他人にうつすのなんか気にしない親が多く、熱があっても解熱剤で熱だけ下げて学校に行かせてしまうのだ。狭い教室で、咳やくしゃみをする子がいれば、周りにうつるのなんて当たり前。

 これは学校も問題にしていて、再三、熱があったら学校を休ませるようにと言っているが効果はないみたい。美咲の担任は、生徒にインフルエンザをうつされ、それが悪化して肺炎で入院したくらいだから、もっと厳しくしないとダメだと思うのだが、学校側も無理やり帰らせることはできないのだろう。後は親のモラルに期待か。せめてマスク着用が広まって欲しい。

 スリランカでは特にインフルエンザの検査はしなくて、ドクターがインフルエンザと言えばそうなる(けっこう適当)。そして、私の人生初のインフルエンザは突然、40度超えの熱が出て始まった。ただし、ドクターに診せるとどっさりと薬を処方されるので、クリニックには行かずに乗り切ることにした。

 とにかく体中が痛いのと、軽く頭痛もあったので、氷枕を使い、パナドール(アセトアミノフェンの解熱剤)で熱を下げ、水分だけとってひたすら寝た。翌日は、熱が38度台になったので、コリアンダーシードが入ったアーユルヴェーダの煎じ薬と、免疫機能を高めるパパイヤジュースを飲み、この日も寝れるだけ寝た。とにかく体がギシギシいっているかのように痛くて、寝返りもつらいほど。驚くほど体力がなくなって、トイレに行くのも一苦労だった。

 食欲はなかったので、2日間はほとんどフルーツ以外は食べてなかったが、3日目に37度台から平熱に戻ったので、昼食は普通にカレーを食べた。これがおいしくて、やっと回復したんだなあと実感。それでも体はまだ痛くて、何をするにも「よいしょ!」と気合を入れないと動けない感じだったけど、体を少しずつ動かすようにした。

 そして5日目の今日は、もうほとんど普通に動けるようになった。新年前の大掃除は出来ずじまいとなってしまったが、なんとか明日の新年のココナツミルクライスは作れるようになったのでよしとしよう。今はプンニャ・カーラヤ(ノナガタヤ)といって、太陽が魚座から牡羊座に移動している縁起の悪い時間帯。さっきまで激しい雷雨の大荒れの天気だったけど、今は雨も止んだみたい。あと数時間で新年を祝う爆竹が鳴り響くはず。それまでたまっている仕事を片付けることにしよう。

 
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あけましておめでとうございます! 2017


 昨年はお世話になりました。
 相変わらずのんびりの更新となりますが、どうぞ今年もお付き合いください。

 2017年が、皆さまにとっても素晴らしい一年となりますように!
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
Reiko

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チャリティーウォーク 「Trail」 2016に参加
 一昨日の日曜日、ヒッカドゥワ北のシーニガマから、ゴール南のウナワトゥナまでの26キロ間を歩く、チャリティーイベントに参加した。

 これは2011年に続き2回目のイベントで、前回はジャフナの病院設立のために行われ、3万人以上のウォーカーと、25万人以上のドナーの支援が得られ260万ドルが集まり、無事建設されたという。

 今回は、ゴールのカラピティア病院にがんセンターを設立するためのチャリティーウォーク。国内で3番目に大きく、南部最大の医療センターである政府系の病院カラピティアに、新しくがん専門の施設を建設するため、500万ドルの寄付を集めようというもの。28日間かけて、最北端のポイント・ペドロから、最南端のデウンダラ岬までの670キロを歩く。

 10月30日(日)は、朝5時半にシーニガマ寺院集合。15分前に到着すると、まだ空は真っ暗だったが、すでに「Trail」のロゴTシャツを着た人でいっぱい。ほとんどがコロンボからの参加で、スポンサーになっている会社ごとに、まとまって来ているグループが多かった。寺院内では、参加者に温かいミルクティーと、紙袋に入ったパンやスナックを配っていた。

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祈祷寺としても信仰を集めるシーニガマ寺院。私たちもこの日の安全を願ってお参りをした

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寺院内はすでに参加者でいっぱい。スリヤンガもTrail Tシャツを着て

 5時半に、有名なクリケット選手サンガが到着して、特に、「スタート」という合図もなく、5時40分頃ぞろぞろと歩き出した。私たちはテニス仲間の友人たちと、列のちょうど真ん中くらいの位置から歩き出した。出発してすぐに雨が降り出し、私は傘を広げたが、ほとんどの参加者は手ぶら。帽子はかぶっているけど、傘を持っている人はほとんどいない。スリランカ人、あいかわらずの軽装ぶり。

 まもなく雨は上がり、空は明るくなったが、太陽が見える気配はない。ときどきパラパラと小雨が降る中を歩いていく。ヒッカドゥワのホテルが立ち並ぶエリアに入ると、Cinnamon HikkaやCitrusといった大きなホテルの前では、ミネラルウォーターや、カップケーキやバナナなどの軽食を配っていた。

 まだ朝早いので、人は少なかったけど、知り合いに手を振りながら歩く。私たちは、娘たちの学校/幼稚園の送り迎えで、毎日往復している道。目新しさはないけど、ゴールまでの距離感がわかるので、歩くのは楽だった。5キロを過ぎたあたりから、歩く速さにバラつきが出てきて、列が長くなり始めた。

 私はゆっくり歩くと逆に疲れてしまうので、スリヤンガと一緒に自分のペースで。イメージは、日本で働いていたときに、朝の通勤ラッシュ時のターミナル駅での乗り換えで歩いていた速さ。みんなのんびり歩いているので、どんどん追い抜き、最後は先頭近くでゴールした。最終的に、26キロを4時間半で歩いたので、時速5.77キロ。ウォーキング初心者にしては、いいペースで歩けたと思う。

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海岸沿いのゴールロードをひたすら歩く。あいにくの雨模様だったが涼しくて歩きやすかった

 ウォーキングには、有名なクリケット選手が数名参加。もう引退してしまったが、スリランカでとても人気のあるクリケット選手、サンガも歩いていた。沿道では、スポンサー企業や、一般のボランティアがテーブルを出して、水やお茶などの水分の他に、パンなどの軽食、バナナやリンゴ、スイカなどのフルーツを配っていた。キングココナッツがとても飲みたかったけど、トイレに行きたくなるので我慢。バナナはおいしくいただいた。

 まったく太陽は出ず、ときおり雨に見舞われ、あいにくの天気だったが、涼しくて歩きやすかった。残り7~8キロというところで、バケツをひっくり返したような激しい雨になり、近くのジェットウィング・ライトハウスというホテルに避難し、微妙に我慢していたトイレに無事行けた。すぐに雨は上がり、ウォーキング再開。10時過ぎにはウナワトゥナに到着した。

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 足の付け根やふくらはぎがちょっと痛かったが、靴擦れや足に豆ができることもなく、二人とも元気にゴールできて良かった。チャリティーイベントなので、参加者は寄付金集め用の缶を持って歩き、沿道の人からお金を入れてもらっていた。これで、28日間のウォーキングでUS$357,853(3,700万円!)も集めたという。

 このTrailのチャリティーウォーキングは、今日11月2日、マータラのデウンダラ岬に到着し、無事スリランカの南北を歩き通した。ウォーキングには2,723人、寄付には10,234人が参加。目標の500万ドルには届かなかったが、US$3,058,203(3億2千万円弱)が集まり、昨日、ゴールでがんセンター設立のためのセレモニーがあった。

 私個人としては、病院設立の地元であるゴールやヒッカドゥワがもっと盛り上がればいいのにと思ったが、残念ながら参加者は数えられるほどだった。次回こういったイベントがあったら、朝ゴール・フォート内をウォーキングしている人たちに声をかけてみようかな。

Trail.png  ▼ウェブサイト ▼フェイスブック

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Mちゃんの初お泊り
 まずは、9月20日に捕まえたニシキヘビの続報を。翌日、野生動物保護局に電話すると、「どこか人がいなそうな空き地にでも放して」という無責任な返事で、野生動物保護局では引き取ってくれないと言う。このへんはコロンボから100キロ離れた田舎だが、シーズンは外国人が多く集まるリゾート地。空き地はところどころにはあるものの、民家もあるので、とてもニシキヘビを放す場所ではない。

 どうしようかと悩んでいたところ、誰かがテレビ局に連絡したらしい。撮影に来ると言う。その撮影スタッフに、野生動物保護局とのやり取りを伝えると、テレビ局からとして再度、野生動物保護局に電話してくれた。すると、すぐに担当者がやってきて、引き取ってくれた。メディアに騒がれると嫌なのだろう。野生動物保護局がしかるべきところに放してくれるらしい。これで一件落着。良かった、良かった。

 ところで、先週末の金曜日には、美咲の親友が泊まりに来た。Mちゃんファミリーは普段から行き来しているので両親とも顔なじみ。とは言っても、Mちゃんにとっては、親戚の家を含め、今回が初めての外泊なので、ちょっと緊張気味。みんなで夕食を食べて、Mちゃんは翌日、うちが送っていくことになっていた。

 平日であまり料理に時間はかけられないので、作り慣れたものにしようと、エビのトマトソース・パスタと、チキンのグラタン、イカのマリネ、サラダを用意。飲み物は、先日作ってすっかり気に入ったサングリアと、Mちゃんのお母さんリクエストの日本酒。デザートは、生チョコケーキとスイカゼリー。

 スイカゼリーは娘たちのリクエストで、スイカを半分に切って中をくり抜き、スイカジュースを作ってライムをたっぶり絞りゼラチンを加え、スイカの皮に入れて冷やした。スイカを食べるように薄切りにすると、本物のスイカっぽく見えるので、Mちゃんファミリーを驚かせようと、スリヤンガがボケるセリフまで用意したのだった。

 Mちゃん両親には、「早いと準備できてないから、18時(過ぎ)に来てね」と言っておいたのに、17時20分に車のクラクションが鳴った。残り40分で、最後のキッチン周りの片付けをして、シャワーを浴びて着替える予定だったのに。遅れて来るのは想定内だったけど、まさか早く来るとは! ボロボロの状態で、Mちゃんファミリーを迎えたのだった。

 食べて飲んで、22時頃、Mちゃんファミリーは帰っていった。ちなみにスイカゼリーは、まったく普通のゼリーとして扱われていて、スリヤンガがボケるタイミングもなかった。残念!

 Mちゃんと美咲と葵の三人は、キャーキャー言いながら上の部屋のバスルームでシャワー。本当は葵も一緒のベッドで寝たかったみたいだけど、シャワーの後、美咲とMちゃんでベッドに寝転んで本を読んでいて葵が入る隙間はなし。

 葵は半べそをかいて、「葵もアッカたちと上で寝たい」と言って下りてきた。ぐずぐず言っていたが、遊び疲れていたのでそのまま下の部屋で寝てしまった。美咲たちは23時頃まで話し声がしていて、そろそろ寝かせようと声をかけて部屋をのぞいたら、二人してたぬき寝入りしていた。気付かないふりをして、電気を暗くしてドアを閉めたら、その後二人とも寝てしまったらしい。

 翌朝は、Mちゃんリクエストのパンケーキを焼いた。朝食後、Mちゃんが楽しみにしていたアイロンビーズ、折り紙をし、浴衣、エルサのドレスに着替え写真撮影、キッチンセットで遊び、ピアノを弾き、スリランカ映画を見て…と、忙しい。そして、バスタブにお湯をためて、お風呂タイム。キャーキャー言う歓声と、バシャバシャと水音が聞こえてくる。実に楽しそう。1時間くらい入っていただろうか。「そろそろ出なさい!」と見に行くと、バスルーム全体が水浸しになっていた。
 
 昼食を食べたら片づけをしてゴールへ。土曜日はテニスレッスンがある日なので、美咲と葵をテニスコートに下ろし、Mちゃんを家まで送り届け、オーガニックマーケットで野菜などを買い、子供たちのレッスンの後に私たちもテニスをして、18時頃自宅に戻った。この日は入れ替わり、スリヤンガの友人が泊まりに来て、またバタバタと事件が起こるのだが、それは次回に。

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美咲、急性虫垂炎で入院する (3)
 手術を終えてベッドに戻ってからの美咲は、そのまま朝まで熟睡。朝の5時半~6時に、当直のドクターが来てようすを見に来たときに、起こしてようやく目を覚ました。その後、ゆっくりベッドから起き上がらせ、トイレに連れて行った。手術時間が短いからか、尿道カテーテルは入れなかった。

 昨夜から何も食べてなかったので、朝食を軽く食べ、その後はのんびり本を読んだりして過ごした。政府系の病院は、付き添い一名以外の面会時間は決まっていて、朝6時~7時、昼12時~13時、夜18時~19時の一日三回。病院では食事は一切出ないので、この面会時間に持ってきてもらうのが普通。私もばたばたとして、昨日は昼にちょこっと食べただけだったので、アンマが作ってくれたバナナの葉に包まれたライス&カレーが、いつもにも増しておいしかった。

 手術の後は、最低24時間、病院で管理が基本らしいので、うまくいけばこの日の夜に退院できると思っていた。が、術後、6時間ごとに、静脈注射で抗生物質を入れるのに、もう半日入院が必要と言われた。美咲はともかく、付き添いの私はベッド脇のプラスチックのイスしか居るスペースがなく、夜は座ったまま仮眠という状態。入院が長い付き添いのお母さんたちは、夜になると床に布をひいて寝ていたが、それでも身体は休まらない。ここにもう一晩というのはきついので、近くの私立病院に移ることにした。

 手術を行った担当医が病院に連絡を入れてくれたので、手続きは比較的スムーズ。エアコン付きの個室が空いていたので、そこへ。部屋は病人用ベッドの他に、大き目のソファベッドがあり、水シャワーだがバスルーム、トイレも付いていて快適。もちろん面会はいつでもOK。深夜も、熱を測りに来たり、薬を入れに来たりして、その都度起こされたが、その夜は20時過ぎに寝たので、前夜の分もぐっすり眠れた。

 手術から2日目のこの日は、夕方までエアコンがほどよく効いた部屋で、本を読みながら一日のんびり。病状が気にならない病人の付き添いはとっても楽。術後の経過も問題なく、予定どおり、この日の17時ごろ退院できたのだった。ちなみに、手術をし、1泊入院した政府の病院は無料、その後1泊入院して抗生物質を3回入れてもらった私立病院は、ドクターチャージなどを含め15,000ルピーほどかかった。

 ▽美咲、急性虫垂炎で入院する (1)
 ▽美咲、急性虫垂炎で入院する (2)

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美咲、急性虫垂炎で入院する (2)
 美咲の急性虫垂炎の手術の傷は、一週間もしないうちにほとんど目立たなくなり、一応水泳は一ヶ月禁止と言われたが、シャワーはもちろん、普通に生活できるほど回復した。さすが腹腔鏡!

 ところで、話はカラピティア病院に着いたところから続けよう。

 すでに腹腔鏡の専門医からカルテをもらい、私立病院での検査結果を持っての入院手続きだが、到着すると血圧、脈拍を看護師が計った後、当直のドクターによる診察を受けた。ちょうど痛みはひいていたが、この病院、とても広くて歩くのは大変ということで、美咲は車椅子に乗せてもらった。初めての体験で、美咲ちょっと嬉しそう。

 外科手術を待つ小児病棟は初めてだったが、よく掃除されていてトイレを含めきれいだった。ナースセンターを中心に、子供用のベッドが30個ほど並ぶスペース。付き添いはプラスチックのイスのみ。政府病院での入院付き添いは経験済みなので、手際よくベッドシーツをしき枕を並べ美咲を寝かせ、蚊除けをセットして、棚に荷物を入れた。

 まだこの時点では手術が今夜か明朝になるかわからなかったので、美咲は水も我慢。しばらくして、担当医が来て21時すぎに手術ができることになった。手術室までは私とスリヤンガが付いて行った。スリヤンガは控え室で待ち、私は緑色の手術着をはおり、帽子をかぶるように言われ、手術台のベッドに美咲を寝かせ、麻酔が効くまで中にいた。

 ドラマとかだと、手術前にドクターたちが念入りにブラシで手を洗っていたりして、手術室内の滅菌に最大限の努力を払っている気がするけど、ここはそうではないらしい。手術室のドアは半分開いていて、出入り自由な感じ。控え室からも勝手に入ろうと思えば入れる状況。一応、その控え室の手前に警備員が立っていたので、誰でも自由に入れるわけではないが。

 麻酔を打つ前に、キョロキョロしながら手術室を見渡し、私を質問責めにする美咲。担当医が知り合いということで、かなり和やかな雰囲気だったので、アシスタント医や看護師たちが器具などのセッティングをする中、バレエで一緒だった彼の娘の最近の写真をスマホで見せてもらったりしていた。

 一応、密封されていたが、器具を床に落して、でもそのまま拾っていて、いつものことなんだろうなあと思っていたら、麻酔医が美咲の顔に合う酸素マスクを探して、引き出しにずらりと並んだ中からいくつか出して顔に当てて選んでたけど、合わないのはそのまま引き出しに戻していて、あの酸素マスクたち、今まで何度もいろんな人の顔に当てられたんだなと思うと、スリランカらしくて笑ってしまった。さすがに使ったマスクは消毒するだろうけど。

 手の甲に麻酔を注射されるとすぐに美咲は眠りに落ち、私は手術室を退出してスリヤンガと控え室で待っていた。手術時間は1時間ほどで、ドクターが手術が問題なく終わったことを伝えに来た後、美咲がストレッチャーで運ばれてきた。もう目覚めていいから、声をかけてと看護師たちが言うので、「美咲!美咲! 手術もう終わったよ。起きていいよ」と大声で何度も言うが反応がない。22時過ぎと、普段だったら熟睡している時間なので、まったく起きる気なし。

 麻酔医と看護師たちは、術後に意識が戻ったことを確認しないと帰れないらしく、もっと起こせとうるさい。私が美咲の頬をペチペチ叩きながら声をかけ、看護師たちは足の裏をくすぐって、無理やりでも起こそうという感じ。ようやくちょっと目を開けて返事をして、でもまたすぐに寝てしまったが、麻酔医と看護師はそれでOKということにしたらしく、そのまま病室に運んでいった。

 ▽美咲、急性虫垂炎で入院する (1)
 ▽美咲、急性虫垂炎で入院する (3)
 
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美咲、急性虫垂炎で入院する (1)
 先週の土曜日の夕方に、お腹が痛いと言い出した美咲。トイレに行きたいと何度も往復してたので、便秘気味、もしくは一週間ほど前に風邪をひいて、まだちょっと咳が出ていたので、ウイルス性の腸炎かなあと思ってたら、明け方、お腹を抱え込みお腹が痛いと泣き出した。

 もしかしたら急性虫垂炎かもと思いつつ、この時間ではどうしようもないので、痛みがひくまで待ち、なんとか寝かせた。翌朝はお腹の痛みはおさまっていたが発熱。日曜日なので、私立病院で専門医の診察がないのでどうしようかと、美咲の同級生のお父さんである友人のドクターに電話してみた。すると今から自宅に連れておいでと言う。

 車で5分の距離なのですぐに向かい、診察をしてもらった。お腹が痛い場所が、虫垂がある右下腹部ではなくお腹全体と美咲が言うのと、右下腹部が張っている症状がないことから、急性虫垂炎とは断定できず、咳が長引いているので肺炎からくるお腹の痛みの可能性もあるという。検査してみないとはっきりしないと、知り合いのCTスキャンの専門医に電話を入れ、予約を取ってくれた。

 すぐにゴールの私立病院に行きCTスキャンをとると…。予想どおり急性虫垂炎。

 さきほど診てもらった友人ドクターに再び連絡すると、自分の同期で腹腔鏡(Laparoscopy)の専門医がいるので彼に頼むといいと言う。携帯の番号を教えてもらい電話してみると、自宅が私がいる病院の近くなので今行くからと言われ、5分もすると診察室に現れた。

 会って開口一番、ドクターが「あれっ!私のこと覚えてる?」と聞く。私はまったく記憶になかったが、去年まで美咲が習っていたバレエクラスで一緒だった子のお父さん。お迎えに来ていると、レッスンの間、スリヤンガとよく立ち話をしてたのだと言う。その後、ジャフナ、アヌラータプラの病院に行ってて、半年ほど前にゴールに戻ってきたのだそう。

 その後診察して、血液検査、尿検査、レントゲンを撮り、手術をすることになった。すぐに手術できるようにと、念のため食べ物はもちろん、お昼から水も飲ませてなかったので、6時間あければその日の夜手術ができるという。良かった。

 ちなみにゴールで、腹腔鏡の設備がある病院は、政府の総合病院であるカラピティヤ病院と、ゴール市内の私立病院ヘーマスのみ。急性虫垂炎手術の料金は、政府病院は無料、私立病院は25万~30万ルピー(20万円前後)。

 保険でいくらかカバーできると言っても、急性虫垂炎の手術でこの金額は大きい。ドクターも、同じ手術が受けられるのに私立病院だともったいないよと政府病院をすすめ、すぐに政府病院に電話してベットの空きを確保してくれた。手術室が空いていれば今夜、無理なら翌朝手術をしてくれると言う。ちなみにドクター、この日はお休み。なのに手術まで。本当に心から感謝。

 とりあえず一度家に戻り、ベッドシーツ、枕、着替えや洗面道具などを揃え、18時過ぎにカラピティア病院に向かった。

 ▽美咲、急性虫垂炎で入院する (2)
 ▽美咲、急性虫垂炎で入院する (3)

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ゴミ問題
 以前は週2回来ていたゴミ収集トラクター。最近は週に1回も怪しく、月に2、3回程度しか来なくなった。我が家の場合、生ゴミはコンポストで利用しているので、それでもなんとかなるのだが、最近、近所の草むらにゴミが捨てられるようになって困っていた。

 我が家の向かいと右側の土地は、手付かずのジャングル状態。以前もときどきゴミが捨てられていたが、近所の人と定期的に道端の草を刈ってきれいにし、「ゴミ捨てるな」の看板をつけたので、誰も捨てなくなっていた。が、最近、それがまた捨てられるようになったのである。

 ゴミはポリ袋に入っていて、捨てた人を推測できるようなものは入っていない。仕方なく、ゴミは我が家が集めておいて、ゴミ収集トラクターが来た時に渡していた。

 昨日、私が畑で野菜をとっていたら、バサっと何かを捨てる音がした。畑は道沿いに細長くあって、ココヤシの葉を編んだもので覆ってあるので、外から中を見ることはできない。まさか畑に人がいるとは思わなかったのだろう。急いで出てみると、近所のおばあさんが足早に立ち去るところで、私の顔を見てはっとしたようす。

 音がしたところに行ってみると、予想通りゴミが捨てられていた。すぐにスリヤンガと近所のGアイヤがその家に話をしに行った。さすがに現場を見られているのでごまかすことはなく、ゴミを回収したらしい。それにしても、近所の家は皆、我が家が中心になってこの道沿いをきれいにしているのを知っているのに、なぜ平気でそこにゴミを捨てるんだろう?その神経が信じられない。

 とりあえずうまい具合に犯人がわかったので、今回のゴミ捨て問題は解決したが、スリランカ人のゴミに対しての意識は低いので、今後も心配。先週は目が開いたばかりの子犬が8匹も捨てられてて、仕方なく近くのお寺に持って行ったのだった。

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近所のペラヘラ祭り
 今年もペラヘラ祭りの時期が来た。7月から8月にかけては、小さな寺院でも地元の人参加のペラヘラ祭りが催される。だいたいひとつの寺院で数日間、ルートを変えて歩くので、開催日と時間、どの通りをとおるか気を付けていないと、行列が歩く間は、メインロードでも数時間閉鎖し迂回というのが当たり前なので、大渋滞して大変なことになる。

 毎年見ているので、私は正直もう見なくてもいいのだが、子供たちにとっては楽しみのひとつなので、今年も見に行った。ひととおりのダンサーやドラマー、数頭の象が出て、30分ほどで見終わってしまうくらいの、小さなペラヘラがちょうどいい。美咲は、行列を見ながら、自分も出たいと言っていたが、実際は暑い中、何キロも歩かないとならないので、かなりきついはず。熱い、でこぼこアスファルトの上を、裸足で歩くだけでも大変。

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左: 細い通りを象が通ると、鼻でタッチされそうになる。象たちも暑そう…
右: 陽気なハヌマーンたち。この後、写真撮ってと寄ってきた


 スリランカで一番大きなペラヘラ祭りは、今年8月8日から17日までキャンディで催される。電飾できらきらとした象たちをテレビで見ながら、子供たちは「行きたい!」と言うが、あの混雑と、待ち時間を合わせると5~6時間は沿道に座ることを考えると、テレビでいいやと思うのだ。

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