ゼロからの豆腐作り(前編)
 日本ではほぼ毎日食べていた、大好きな豆腐。ずっと作ってみたいと思いつつ、にがりも大豆も手に入らないからと、年に一度の帰国時のお楽しみにしていたのだが、最近はスリランカでも気軽に大豆が買えるようになったので、たまに豆乳を作ってみたりしていて、豆乳ができるなら豆腐が作りたいとなった。

 ちょうど今日から三連休。豆腐作りは朝7時から始まった。


オフシーズンのビーチは静か。早朝は誰もいない

 軽く朝食後、ビーチに行き、4キロほどの距離を、スリヤンガと美咲はジョギング、私と葵は走ったり歩いたりしながら二人を追いかけ、帰るときに海水を汲んで持ち帰った。家に戻るとすぐに薪拾い。ここ最近雨が降っていないので、ちょうどよく乾いてすぐ使える枝がたくさんある。なにしろ20リットルの水を蒸発させないとならないので、薪はたっぷり必要。

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美咲と葵もお手伝い。すぐに薪でいっぱいになる

 裏庭に、ブロックを置き、大鍋を置いて、四つ折りにしたガーゼで濾した海水を入れ、火をおこす。薪に火がつくまでは、燃えやすいココヤシの葉をうまく使って。10時頃に始めて、火を止めたのは17時近く。海水20リットルをほぼ蒸発させるのに、7時間かかったことになる。山盛りだった薪は見事にすべて燃えて炭になった。

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左:20リットルの海水が沸騰したのでフタを取ったところ。
  鍋の八分目まで水が入っている。
右:7時間経過後。底のほうに塩とどろっとした液体が残る。


 薪をくべるという行為。今までほとんどしたことがなかったけど、暑くて熱くて本当に大変。今日は風があったので、燃えるのが早く目を離しているとすぐ火が消えかかってしまう。仕事の合間に、何十回も見に行き、燃えた薪を奥へ押し込んだり、新しく薪をくべたり、炭をかき出したり。もうこの作業の大変さだけで、海水からのにがり作りの、次はないなと思ったしだい。

 海水を沸かしている間に、豆乳作り。昨夜から水に浸けておいた大豆500gを、適当な量の水とフードプロセッサーにかけ、どろどろになったところで、軽く水を切り、今度はスパイスをつぶすミリスガラで、ココナツサンボルを作る要領でつぶしていく。フードプロセッサーだと、いくら細かくても手で触るとシャープな感触だけど、ミリスガラを使うと耳たぶみたいに柔らかくなる。

 豆乳自体が濃厚になるのと同時に、豆乳を絞った後のおからもおいしくなる。面倒だけど、このひと手間がとっても大事。ちょうど海水が出来上がり、私は塩とにがりを分けるためにろ過をしていたので、このミリスガラの作業はスリヤンガに任せた。ちなみに、20リットルの海水からは、890gの塩と100ccのにがりが取れた。塩はしっとりしているので、明日、天日干ししようと思う。

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ミリスガラで潰し、ペースト状にしていく

▽ゼロからの豆腐作り(後編)

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09/16. 00:00 [ 食べ物 ] CM2. TB0 . TOP ▲
  
コメント
豆腐作り
すごいですねー。海水から塩とにがりを自分で作るなんてね。ビックリです。twitterを読みながら次は?次は?と楽しみでしたよ。家族総出で「ものづくり」に勤しむと言うのは今の日本ではなかなか見る事もする事も殆どないですね。素晴らしいです!大変そうですが楽しそう!私の年代では懐かしい光景です。塩作りはさすがにした事はありませんがね。写真を見ていると皆さんお元気そうで何よりです。旦那さんもすっかりお父さん!娘さん達は大きくなって!Reikoさんの写真がほぼない!ので、近いうちにお目にかかれたら。楽しみにしています。又、お世話になりますのでよろしくお願いします。
---------- あーちゃん. URL│09/18. 08:49 [ 編集 ] -----

あーちゃんさん

こ無沙汰しております。

娘たちには、なるべく自分の目で見て触って感じることができるように、
いろんな体験をさせたいと思っています。
スリランカの教育は、机の上での詰め込み、暗記作業が多いので、
家庭で必死に機会を作らないと、本の中がすべてと思ってしまう大人になりそうな気がしています。

もうちょっと大きくなって、海水濃度が何%なのか計算できるようになったら、
楽しく理数の勉強もできるかなと思っています!

赤ちゃんだった葵がもう来年学校ですから、私とスリヤンガも年を取るはずです(笑)。
またお目にかかれるのを楽しみにしています!
---------- Reiko. URL│09/20. 01:23 [ 編集 ] -----
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