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スリランカの連続爆弾テロについて(1)
 昨日の連続爆弾テロで、290名の死者(外国人36名を含む)、500名の負傷者が出ました(4/22現在)。被害にあわれた方々のご冥福を心よりお祈りし、ご家族、関係者の方々にお悔やみ申し上げます。

 現在は、4月22日20時から翌朝4時まで、外出禁止令が出ています。また、23日0時から非常事態宣言が発令されます。

 政府系の学校は明日まで臨時休校、キリスト教系の私立学校は26日まで臨時休校と発表されています。政府や一般のオフィス、商店などは今日から通常どおりオープン。外出禁止令が出ている夜間は制限されるものの、バス・列車も普段に近いスケジュールで運行しています。 

 またフェイクニュースやデマによる混乱を防ぐため、Facebook、WhatsApp、インスタ、YouTubeは、政府により規制が入りつながらない状態が続いています。ツイッター、LINEは問題ないようです。

 バンダーラナーヤカ空港では、空港内へは搭乗者しか入れません。セキュリティが厳しく、手続きに時間がかかることが予想されるため、空港には4時間前に到着するようアナウンスが出ています。

 今回のテロについては徐々に情報が出てきていますが、昨日からの流れを下記にまとめてみました。

*    *    *    *    * 

 4月14日に新年を迎え、先週は新年の挨拶まわりと来客者の応対に忙しくしていて、21日の日曜日は新年休暇の最後の休日なので、のんびり過ごそうと思っていた。そこへ「教会で爆発」というニュースが飛び込んできた。

 時刻は朝8時半~9時。21日はキリスト教の祭日イースター(復活祭)にあたり、礼拝中の教会ではたくさんの信者が集まっていた。コロンボ、ニゴンボ、バッティカロアの教会3ヶ所で爆発。とほぼ同時刻に、コロンボ市内のホテル3ヶ所でも、朝食時間帯のレストランで爆発が起きた。

 ホテルは、シャングリラ、シナモン・グランド、キングスバリーと、外国人が多く利用する高級ホテルで、私たちも仕事やプライベートで利用することがあり、先日、日本から遊びにきた友人とハイティーを楽しんだところだった。すぐに知り合いのホテルスタッフに電話をしたが、外国人も爆発に巻き込まれていて、病院に搬送されたと聞いた。

 この日のテレビは、終日ニュース番組が放映され、断片的な情報が速報として次々と報道されていった。その後、コロンボ郊外のデヒワラでも爆発ありとのニュースが。動物園近くのローカル向けのホテルで爆発がおき2名が死亡。また、不審者がいるとの通報を受け、治安部隊が向かったコロンボ北部・デマタゴダのアジトでも爆発があり、警察官3名が死亡した。この8ヶ所の爆発で、290名が死亡、500名が負傷した。

 同時に、次々と容疑者を拘束。早い段階で犯行に使われた車両も発見した。夜には教会や付近を走っていた車などのカメラなどから、爆発の様子や、実行犯の姿も確認することができていた。今日までに24名の容疑者を拘束した。

 ずいぶん警察の動きが早いなと思っていたら、実は今月の初めに、海外の諜報機関から「インド領事館と教会を狙ったテロが起きる可能性あり」との情報が入っていて、各官公庁に文書がまわっていたのとのこと。政府は事前に危険性を知っていたのに、何もしなかったということになる。加えて、今回の実行犯の一人は数ヶ月前に仏像を破壊した罪で刑務所に入っていたが、政治家の力で釈放されていたとの情報もあり、政府の無能ぶりに国民の怒りが吹き出している。

 テロの首謀者と見られるザフラーン・ハーシムは、シャングリラ・ホテルで自爆した。彼は、イスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」の説教師であり、有名なユーチューバーでもあったらしい。このNTJという組織だけで、今回のような大掛かりなテロ事件を起こすのは難しいため、海外からのテロ組織の支援を受けていたとみられている。

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水不足、電気不足
 ぎらぎらとした強烈な日差しが照りつける、一年で一番暑いこの時期。今年は雨が少なく、水不足が深刻な状況で、日中は断水という日が続いている。加えて電力不足も。発電の多くをダムに頼っているので、雨が少ないのは致命的。こちらも今週から計画停電が始まり、日中3時間、夜1時間の停電が続いている。

 昨日、電力会社がアヌラーダプラのスリ・マハボディ(聖なる菩提樹。ブッダが悟りをひらいたブダガヤの菩提樹の分け木)で、雨乞いの儀式をしたというニュース見て、思わず笑ってしまったが、もはや神頼み(ブッダ頼み)しかなす術がないのだろう。計画停電はあと10日ほどと、来月の新年前には終わらせるようなことを言っているが、肝心の雨が降らなければどうしようもない。新年も停電が続くだろうと思っている。

 幸い我が家には発電機があるので、停電はそんなに問題ではない。ただ断水は計画的に使わないと、貯めてあるタンクの水がすべてなくなってしまって、蛇口をひねっても水が出てこないという事態になるので要注意。日中は断水、夜に復帰という日が多いので、洗濯は電気、水道がきてから夜のうちに済ませるようにしている。

 今日、娘たちの期末テストが終わり、来週いっぱいで学校は新年のお休みに入る。早めに新年の用意をしようと思いつつ、先月行った南インド旅行の写真やビデオの整理もしておきたい。今回こそ、ブログにまとめたいと思っている。


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セナ(ツマジロクサヨトウ幼虫)によるトウモロコシ被害
 今月に入って、トウモロコシ畑への被害が拡大し、スリランカでも連日報道されている害虫問題。「セナ・キャタピラー」と呼ばれる幼虫で、ツマジロクサヨトウ(学名: Spodoptera frugiperda)というヨトウガの一種。ツマジロクサヨトウは、中南米の熱帯/亜熱帯地方原産だが、数年前にアフリカ南部で大発生し、トウモロコシに甚大な被害が出た。その後、去年の8月にインド南部でも見つかり、アジアへの被害拡大が心配されていたところで、昨年末からスリランカでも確認されていたらしい。

 この幼虫、とにかく食欲旺盛であっという間に畑が食べつくされてしまう。また、一度に200個近くの卵を産み、蛾になると一晩で100キロもの距離を移動できるという。繁殖ペースが速いので、一度広がってしまうと根絶は難しい。スリランカでは山間部のハットンでも見つかっているので、すでに全土に広がっているとみられる。

 トウモロコシ以外にサトウキビでも被害が確認され、今後バナナやイネへの被害が懸念されている。政府はトウモロコシ被害にあった農家には援助金を出すことを決めたので、なんとか農家も頑張って立て直して欲しいが、一番心配なのがこの虫を恐れるあまり、やたらと農薬を使いそうなこと。農薬の残留成分も心配だけど、それ以上に天敵となる虫たちも殺してしまうので、生態系のバランスを崩してしまうのが心配。幸い、我が家の畑ではまだその姿を見ていないが、まめに葉の裏側の卵チェックをしようと思う。

 参考ニュース
 ・Rallying against Sena! Daily News(英語)  2019.1.22
 ・駆除「不可能」の害虫、アジアに到達 アフリカで壊滅的被害 CNN(日本語) 2018.8.15



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01/26. 00:00 [ 自然 ] CM0. TB0 . TOP ▲
■お知らせ 雑誌「FRaU」 世界を変える、はじめかた。2019年新年号 発売中!
 ライフスタイル誌「FRaU」の2019年新年号のテーマは、SDGs。「エスディージー」とは、Sustainable Development Goalsの略で、2030年の達成を目指す世界共通の目標のこと。2015年の国連サミットで採択され、すでに各国で試みが始まっている。

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我が家の畑をバックに。「FRaU」世界を変える、はじめかた。

 スリランカからは、寺院に供えられる花から塗料を作り、寺院の壁画や仏像に使ってもらう、「Petal Paint」というプロジェクトが紹介されている。私もちょこっと取材に協力させていただいた。

 スリランカでは、寺院にお詣りの際は、花、ココナツオイル、お香を必ず持っていく。仏塔や仏像の前のお供えの台には、参拝者から花が置かれ、積まれていく。大きな寺院だと、すぐに台がいっぱいになってしまうので、色とりどりの花が次々とゴミ箱に回収されるのを見てきた。

 それらが塗料に生まれ変わり、再び寺院の壁画や仏像の修復のために使われるというのは、ゴミを減らすだけではなく、花を供えた人々にとっても嬉しいプロジェクトだと思う。

 本誌では他にも、リサイクルや環境を守るプロジェクト、安全な食材や素材作りの試みなど、世界各地の動きが紹介されている。中でも気になったのが、「水に溶けるビニール袋」。温水に入れると、5分で溶け、しかも人体に無害だという。昨年チリで発表され、すでにチリ国内は製品化されているとのこと。ポリ袋はスリランカでも問題となっているので、早く他の国でも使えるようになるといいなと思う。

 ページの最後に、「今日からできる、100のこと。」という、地球の未来を守るため、私たちができるはじめの一歩が100項目、並べてあった。見てみると、我が家では普段からしていることがほとんど。スリランカの田舎だと、エコロジカルな生活が楽にできるのね!と思わず笑ってしまった。ぜひご一読を!

 ▽塗料会社JATのHPより。Petal Paintのプロモーションビデオ。
  色鮮やかな美しい映像です。





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あけましておめでとうございます! 2019
ブログ年賀写真

 新年あけましておめでとうございます。

 昨夜は花火を見に、ビーチのカウントダウンに参加しようと思ったのに、一度寝てしまった娘たちがどうしても起きず、バンバンと気の早い花火や爆竹が鳴り響く中、私も新年を待たずそのまま寝てしまったのでした。

 といってもスリランカの新年は4月中旬なので、火曜日の1月1日は平日の扱い。銀行も普通に開いていて、一年始まりの日にと、縁起かつぎで預けにくる人でいっぱい。一部のオフィスは閉まっているものの、ほとんどのお店が営業しているので、町には新年らしい雰囲気はなし。でも電話好きのスリランカ人の友人知人が、「おめでとう!」の電話をかけてきて、朝から電話が鳴り響き、そんな付き合いが面倒な私は、「新年の挨拶は一年に一回でいいよ」と思うのでした。

 娘たちの学校は明日2日から新学期が始まるので、今日は教室の掃除をしに学校へ。ホウキではいたり、雑巾でふいたりと元日らしくない時間を過ごし、汗だくで帰宅。今年から美咲は6年生、葵は3年生になり、今回はクラス替えがあったので、新しい友達ができるかなと、本人たちも楽しみなようす。

 明日からは5時起きの日常が始まるので、2019年が走りだすのを感じながら、今年も自分のペースで楽しみながら過ごしていきたいと思っています。どうぞ今年もお付き合いください。
 
 2019年が、皆さまにとっても素敵な一年となりますように!
 どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

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2018年もあと少し
 3週間あまりの学校の休みが終わり、年明けの2日から新学期が始まる。毎年12月は仕事が忙しいのがわかっているので、旅行には行けなかったが、なんだかんだと楽しく過ごせたと思う。

 最近、日に日に料理のお手伝いの幅が広がってきた娘たち。畑から野菜を採ってくるのはもちろん、洗ったり切ったり、炒めたりと、揚げ物以外はなんでも手伝わせている。特に、パンやお菓子は喜んで作るので、ほとんど手を出さず娘たちが作ることもしばしば。

 そんな中、最近はまっているのが、揚げパン。実は、私は給食で出てきた揚げパンが大嫌いで、唯一残していたものなのだが、パン生地から自分で作り、揚げたものは本当においしくて驚いた。娘たちにとっても、すっかりお気に入りのおやつになった。シナモンシュガーをふった揚げたての揚げパンは、ぺろっと食べられてしまうので食べ過ぎに注意しなくては。

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 他にも、シュークリームやドーナツ、カステラ、どら焼きと、娘たちにほとんどの作業をまかせて作った。この調子でいけば、近いうちにお菓子作りから解放されるかも。3人で用意できるようになれば、大人数でのティーパーティーも苦にならないなあとも思う。

 クリスマスは、マザーテレサの老人ホームで、ダンスと歌を披露し、70~80人分のケーキを焼いていく予定になっていたのだが、主催者のフィリピン人グループが帰国したまま戻ってこないという理由で、急遽中止になった。その翌々日には、7年ぶりのお客様が我が家に泊まる予定になっていたので、クリスマス前は大掃除の日々だったのだが、そのクリスマスイベントがなくなったからと、スリヤンガが友人2家族とクリスマスパーティーをする予定を入れてきた。

 我が家を入れて大人7名、子供4名。そんなに量は多くないけど、とにかく準備する時間が足りない。私一人で用意するのは無理!と言ったら、食事は先月オープンした友人のレストランに食べに行くことになった。そしたら食後は我が家でという流れになり、結局デザートを作ることになっていた。

 本当は、パフェの材料を用意して、各自で好きなパフェを作ってもらおうかなと思っていたが、スリヤンガが丸いケーキがいいと言い張り、イチゴを買ってきたので、カスタードクリームとチョコカスタードクリームを詰めたタルトと、イチゴのカードケーキを作った。当日は、シンガーの友人を呼んで、ギター片手に歌ってもらいながらの食事となり、にぎやかで楽しい時間を過ごした。

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 クリスマス当日は、お菓子の家つくりにチャレンジ。
 見本とはかなり違うけど、かわいいのができた!

 
 今年の娘たちのクリスマスプレゼントのリクエストは、美咲がタブレット、葵がドラゴン、または絶滅した鳥たち(ドードーなど)。現実的な美咲と対照的な葵のリクエスト。生きているドラゴンもなかなかだけど、絶滅した鳥というのもかなりの難問。サンタさんも大変。

 今年10歳になった美咲は、学校のお友達とサンタさんがいるかいないかで論争になったらしく、なんども「本当にサンタさんているの?」と確認をしてきた。 「サンタさんは信じている子のところにしか来ないから、いないと思うならもう来ないんじゃない?」と言うと、来なくなったら大変と、「美咲はいると思ってるけどね」とサンタさんにアピール。

 24日の夜は、サンタさんを見るんだと、美咲と葵が代わり代わり起きるので、プレゼントを枕元に置くタイミングが難しかった。来年は、美咲はそろそろ卒業だろうけど、葵は100%信じているので、まだあと数年はがんばらないと。遠い昔、サンタさんの存在を疑った7歳下の妹宛に、サンタさんからの手紙を英語で書いたのを思い出した。

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「結婚遅れる」ゲーム
 先日、ゴールのタウンホールで開催されていた、物産展を見に行った。ホーム・メイドのスパイスや粉類、豆類などの食品や、バティックなどの布製品、籠などのお店が並んでいる中、一番奥に昔ながらのゲームで遊べるコーナーがあった。日本でいったら、けん玉やコマのようなものか。

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 ほとんどが木で作られた素朴なゲームで、娘たちはパズルに熱中。ところどころ欠けているので意外と難しい。その横でスリヤンガが挑戦しているのは、「結婚遅い」というゲーム。結婚前、新婦の家に新郎を招待するときに、食事を待つ間、新郎にこのゲームをしてもらい、頭の良さをチェックするらしい。コマを一つずつ動かし、象がついたコマを下から出したらあがり。

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 このゲームの名前は、由来となる話がある。新婦の家で婚姻届にサインするという日、新郎家族が到着し、まずは食事というタイミングなのに、カレーはできているもののご飯を炊くのを失敗し、芯が残っていて食べられない。すぐに炊きなおすとしても30分以上かかってしまう。そこで、大工だった新婦のお父さんが作ってあったこのゲームを取りだし、新郎に渡した。

 ご飯が炊けるまでの時間かせぎだったのに、なかなかゴールできない新郎が熱中して、ご飯が炊けてもゲームをやめなくて、結局ご飯を食べたのは夕方だったというオチ。食後に予定されていた婚姻届にサインをするのも、だいぶ遅くなったのだろう。

 実際、スリヤンガもなかなか進まず、そろそろ帰ろうと言っても終えようとしない。係りの人にやってもらうと、右に左にと素早くコマを動かし、あっという間に終わらせていた。彼はもうすべての手順が頭に入っているようなので、頭の運動というより手の運動になっていた。

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暑い!水不足が心配…
 7月末にスリランカでも、しきりにニュースで報道されていた日本の猛暑。ヒッカドゥワより10℃も高いなんて!と、8月末に日本に行く予定だった私と葵に、「熱中症が心配。行くのを延期したら」と言い出していたスリヤンガ。私も内心、そんなに暑い日本に行くのはイヤだなあと思っていたが、幸い私たちの滞在中は、30℃前後とスリランカと変わりない暑さで、快適に過ごせた。

 そしてスリランカに帰国すると、私たちが留守の間、雨季にもかかわらず雨がほとんど降っていないと言う。確かに、日差しが強く、空気が乾いていて、1月~2月の乾季のよう。帰国後すぐの私の仕事は庭の草木への水遣りだった。そしてその後、10日ほどの間に、一日しか雨が降っていない。井戸の水位がだいぶ低くなってきた。

 比較的雨が多い西南海岸の地域でこの状況なので、内陸部や乾燥地域の水不足は深刻らしい。今日のニュースでは、アヌラーダプラやポロンナルワ、プッタラム、マンナールなどの地区を中心に、全国で89万人が干ばつの影響を受けていると報道している。すでに貯水池の水位は、総容量の35%にまで落ち込んでいるらしい。

 このままだと、水不足はもちろんのこと、総電力量の半分ほどを水力発電に頼っているので電気不足も心配される。雨が降りにくい天気はもうしばらく続くという予想だが、どしゃぶりでもいいから雨季らしいスコールが来て欲しいと願う。

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Japan Expo Sri Lanka 2018 ①
 途中まで記事を書いてそのままになっていた、2ヶ月前のジャパンエキスポ2018について。せっかく半分まで書いたのだからと、記事をアップすることにした。

 今年は残念なことに、毎年7月にコロンボで行われていた盆踊り大会がないらしい。娘たちにとっては、年に一度の浴衣を着る機会がなくなった。それを予想してたわけではないが、先日のジャパンエキスポに浴衣姿で行っておいて良かった。

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 外国人がイメージする日本といったデザインのパネル

 2018年4月21日~23日の3日間、コロンボのBMCIHで、「ジャパンエキスポ2018」が催された。昨年始まったイベントで、今年で2回目。昨年はちょうど日本に帰国中で行けなかったので、楽しみにしていたのだ。

 せっかくのイベントなので事前に内容をチェックしてから行こうと思ったが、主催者のウェブサイトを見てもおおまかな予定しか載っておらず、詳細がわからなかった。いずれにしても初日の土曜日しか、空いている日がなかったので、とりあえず開場時間の10時前に着くよう向かった。

 前回同様、会場はメインホールだと思っていたら、閉まっていて人気がない。中にいる従業員らしき人に聞くと、別の建物だと言う。他にもたくさんのスリランカ人がメインホール近くで待っていたので、次回はわかるように駐車場の入口に案内を出しておいたほうがいいと思う。BMCIHは広いので、駐車場もいくつか分かれていて、私たちはだいぶ離れたところに停めてしまった。

 従業員が指したほうに歩いていくと、赤い鳥居が見えてきた。くぐるとテントがあってそこが受付だった。開場とほぼ同時に入ったのでまだパラパラとしか人がいなかったが、受付がもたついていて、しばらく待たされた。しかも入場料が必要だった。昨年は無料だったのに、今年は入場料100ルピーとなっていた。

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 弘前のねぷた。ワークショップもあり

 会場はいくつかのホールに分かれていて、案内のリーフレットを見ながら、ますはワークショップのホールに入った。折り紙、こま、けん玉、生け花のワークショップと、茶室があった。まだ準備中で、スリランカ人スタッフにお菓子の出し方を教えたりしていた。

 その奥に黒いパテーションで囲まれたスペースがあって、「えんとつ町のプペル」の絵が展示されていた。ネットで話題になっていたので、存在は知っていたが、絵を見るのは初めて。真っ暗な空間に、ライトがあたったら絵が浮かび上がるように展示されていて、幻想的な雰囲気。えんとつ町は、どこかで見たようなちょっとジブリっぽい町並みだった。キャラクターは、外国人が描いたみたいなタッチ。町の看板に日本語が書かれているのが、違和感があった。

 この展示で残念だったのは、ストーリーについて何の説明もなかったこと。日本語、英語、シンハラ語、タミル語で、簡単なキャプションでもあったらよかったのに。娘たちが「どんなお話?」と聞くので、絵を見ながら私が即席で作ったストーリーを話したが、帰ってから無料でストーリーが公開されていることを知り、読んでみて、あの場で娘たちにも読んで聞かせてあげたかったなあと。

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  ▽えんとつ町のプペル →無料公開ページ

 次に、展示場がある別のホールへ。いろんな分野のブースが並んでいたが、一般の人が楽しめるのは少ない。唯一ペンテルがブースの前に塗り絵とペンやクレヨン、色鉛筆を用意していて、自由に色を塗って楽しめるのが良かった。

 隣のホールをのぞいてみると、オープニングセレモニーが終わり、次に建築家の講演があるというので、空いていた一番前の席に座った。受付でもらったパンフレットをよく見てなかったので、誰が来るのか、どんな内容なのかもわからないで座ったのだが、これがとても面白かった。この講演を聞けただけでも行って良かった。

 講演者は建築家の田根剛氏。ご本人の作品などをスライドで見せながら解説。英語での講演だったが、説明はとてもわかりやすかった。特に、作品をデザインする際の軸となる、PlaceとSpace、TimeとMemoryという概念はとても興味深く、1時間の講演があっという間に感じた。

 講演後の質疑応答で、スリランカ人から「最も影響を受けた建築家は?」という質問があった。スライドの冒頭でバワの作品、ヘリタンスカンダラマとナンバー11を紹介してたから、「ジェフリーバワもその一人」くらいのリップサービスをするかなと思ったが、彼の答えは違った。 「建築家はたくさんの作品を手がけるので、すばらしい作品とそうでもない作品がある。なので、建築家というよりも、建築そのものに影響を受ける」と言っていた。なるほど。講演後、ご挨拶をと思ったが機会を逃してしまった。

 こんなに素晴らしい講演だったのに、初日の朝からということで、来場者も少なく、席が半分も埋まっていなかったのはとても残念。スリランカで、世界で活躍する建築家の講演を聞くなんていう機会は滅多にないのだから、特に、建築を勉強する学生たちにはきちんと告知すれば良かったのにと思う。

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 田根剛氏の講演。コンセプトが形になるまで、まずはさまざまなイメージや
 アイデアを集めるとのこと


 ②へつづく…

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ラマザン明け
 6月15日の金曜日は、イスラム教徒の祝日ラマザンだった。スリランカは、仏教徒、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒が混在する多宗教の国。それぞれの重要な宗教的な年中行事は国の祝日となる。我が家が住んでいるエリアは仏教徒がほとんどなので、他宗教の祝日にどんなことをしているのか、実はよくわからなかったりする。学校でも、宗教の時間は、それぞれ宗教ごとにクラスに分かれて習うので、知る機会も少ない。

 葵の仲良しのクラスメイトがイスラム教徒の子で、学校で良く会うお父さんとスリヤンガも仲がいい。雑談の中で、ラマザン期間中、日中の断食の後、食べるというか飲むお粥のようなスープをもらうことになった。スリヤンガが何か入れる物を用意してと言うので、1リットルサイズの物を持っていったら、「大き過ぎる!」と大笑いされた。こういう場合、3リットルくらいのふたのついたバケツ(ダーナなんかで良く利用する)が最小サイズらしい。

 揚げたてのパティスとカツレツをごちそうになり、先方が用意してくれた大きな容器にスープを入れてもらい、持って帰った。夕食は温め直したそのスープをいただいた。スープといっても、赤米、レンズ豆、スパイスの入ったチキンベースの栄養たっぷりスープで、断食明けに飲むものなので、辛くはなくとてもマイルド。娘たちも「おいしい!」と何度もおかわりをし、きれいになくなった。やっぱり1リットルでは足りなかったみたい。

 翌日はブリヤーニ、ワタラッパンという、ラマザン明けのごちそうもおすそ分けしてもらい、イスラムの食文化を楽しんだのだった。

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